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犬ガンダム 宇宙編

えーと、なんで、民芸品なんだとずっと思っていましたが、サルボボ、ダルマと大うけでした。
特にサルボボは、本当にゲルググに見えてくるし……なんか、名前も似てるし(笑)

しかし、最後、あの人たちまで生きていたのはビックリしました。すげえなぁ、唐沢なをき。妥協をしない男だ。

あと、犬は別にどうでもよかったのですが、なぜか、フォウ犬にだけは激しく反応していたわたしであった……。

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犬ガンダム 地上編

連載中は、「なんちゅうアホな…」としか思っていませんでしたが、こうやってまとまって読んでみると、かなり徹底しているのがよくわかります。

死なないと1回決めたら、絶対死なない。そして、それをストーリーに絡める……。どう考えても、最後には収拾がつかなくなっていくだろう。でも、その収拾のつかなさすらも、この人の芸なのだと。

深いのか?

いや、わたしは、富野さんがあてこすりをされているというのは、考えすぎだと思います。

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トニーたけざきのガンダム漫画2

そら、1巻目の衝撃からすると、落ちてしまうのは仕方ないと思います。

でも、プラモ使ったやつにしろなんにしろ、

「手を抜いてない!」

というのが、伝わってきて、熱いです。

そして、それが、アニパロが熱かった時代を思い出させてくれる気がする……。

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BLOOD+5

あくまで、「カイは家族」、「ハジは恋人」というスタンスで、物語は語られました。
5巻、完結編です。

まあ、永遠を一緒に生きていくというのは、そんなにわるい終わり方ではないのかも。
それ以外のものは、失い続けていくことになるけれど。

でも、あのとき、ハジが最初に出会ったのが、サヤではなくて、ディーヴァだったら、2人の立場だけが入れ替わった、まったく同じ物語になっていたような気もします。
(あれ、ハジとサヤの出会いがかかれていたのは、「BLOOD+」ではなかったかな?)

そのあたりとか考えると、結局、彼女たちをつくりだした「人間」が、1番邪悪な気がしてきます。

それでも、殺しちゃダメだというリクの真っ直ぐさが、光っていたお話でした。

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リーンの翼3

3巻を読むと、原作者が、誰に心をおいていたのかが、よくわかる。
若者の物語でありながら、やっぱり、思いの正しさという部分では、迫水に共感していたのだなぁと。

それでも、若者に希望を託そうとするところが、この人の健全なところであります。

バイストン・ウェルの物語は、富野 由悠季がつくった世界の中で、わたしが1番好きな世界です。
ただ、作者の中で限界が見えていた世界であったようなので、もうこれ以上語られることはないのかなぁと思っていました。

だから、今回、新たに語れたバイストン・ウェルの物語を読めたのは、とても嬉しい経験でした。