CLAMP学園探偵団2 愛蔵版 CLAMP CLASSIC COLLECTION
「20面相に6おねがい!!」とか、「学園特撮デュカリオン」とか、このあたりのCLAMP学園物って、よくできているんだけれど、キャラクターが変化していくというところがないのが不満ですねぇ。
小学生の時間は短い。
永遠の日常を続けていけるわけではない。それは多分、CLAMPも充分わかってやっている筈です。
「20面相に6おねがい!!」とか、「学園特撮デュカリオン」とか、このあたりのCLAMP学園物って、よくできているんだけれど、キャラクターが変化していくというところがないのが不満ですねぇ。
小学生の時間は短い。
永遠の日常を続けていけるわけではない。それは多分、CLAMPも充分わかってやっている筈です。
なんか、熱い部分の中に、妙に情けないところもあって、いいバランスです。
熱いだけだと共感しきれないところも、フォローできているみたいな……。
えーと、今まで読んだ古川 日出男作品のなかでは、1番地味です。ふんわりとした感じ。
そして、これもやっぱり「偽史」です。でもこれは、ものすごく狭い感じの人たちに向けて書かれている感じがする。
「僕」が語る物語で、「僕」も物語の当事者であるはずだけれども、「僕」って誰という感じでわざと希薄にしてあります。 そこを希薄にすることで、誰でも「僕」に入り込める仕組みになっている。
にもかかわらず、なぜかこれって、個人(小さなグループ)に向けてなお話に感じられるんですよねぇ。
物語を書く動機が、ものすごく個人的なもののような気が。わからないけど。