毎日かあさん4 出戻り編
アルコール依存症は、不治の病と言われています。
でも、最後の日々を家族と一緒に過ごすために。彼は帰って来れた。
それは、奇跡みたいな話です。
もう、鴨ちゃんと西原のコンビが見られないのだと思うと……。
でも、それでも、家族の中に生きていくのだと思います。陳腐な表現だけど。
アルコール依存症は、不治の病と言われています。
でも、最後の日々を家族と一緒に過ごすために。彼は帰って来れた。
それは、奇跡みたいな話です。
もう、鴨ちゃんと西原のコンビが見られないのだと思うと……。
でも、それでも、家族の中に生きていくのだと思います。陳腐な表現だけど。
古くからの香山 リカファンのわたしですが、この本には、首をかしけます。
出版社が、こういう本にしてしまったのかなぁ。
14歳の娘がわからない(理解したいと願う)お父さんのための本。
結論は、「娘と仲良くしたいなら、妻と仲良くしなさい」というお説教的な結論で終わるという…。
なんじゃ、こりゃ。
益田 ミリのマンガも、わけわからないし。内容と関係あるのかコレ?清水ハカセの本の西原 理恵子のイラスト以上に関係がわからん。
まあ、いつもの語り口や、急に「ナナ」の話が出てきたりと、香山 リカらしさはところどころあるのですが……。
なんか、香山 リカが、ちょっとかわいそうな一冊でした。
つれづれと思い出してみるに、おそらく、わたしが1番最初に読んだ西原理恵子の作品が、この「はれた日は学校をやすんで」の単行本だったような気がします。あんまり、記憶に自信がないのだけれど……。
で、この印象が強くて、西原理恵子という名前を覚えて、「まあじゃんほうろうき」とかに入っていったのだと思います。
はっきりいって、このマンガには、「やられた」と思いました。「ゆんぼくん」とならんで、西原理恵子の最高傑作だと思います。思春期の気持ちが、とても上手い。
題名にひかれて読み出したんです。
「はれた日は学校をやすんで」。「雨の日は…」なら、ちょっと平凡すぎです。わたしは、基本的に学校大好きな人間なので、「休みたい」という気持ちは理解できるかどうか……とか思って読み出したのですが、はまりました。
すごい、さりげない気持ちをかいているのですが、たしかに、こういうモヤモヤは経験している。そんな気がします。それをこんな風にかちちにして表現するのは、けっこう難しいんですよねぇ。でも、この作品の中では、そのさりげなさ、モヤモヤさが、本当にそのまま表現されています。
その分、表題作以外は、「なんじゃこりゃ」と当時思ったのですが、今読んでみると、けっこう「やまもとくんとまぶだち」や、「はにゅうの夢」も、いい味出しています。
西原理恵子のマンガって、文庫になると字が入りすぎていて読みにくいものも多いのですが、これは、そんなことなく、すんなり読めます。
単行本についていた、下品なおまけまんがも、カットして正解のような気がする……。