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<人間>を超えて

上野 千鶴子って、人関係なしにケンカをうりにいっている印象があって、こんなにまるい人だったのかとビックリしました。

というか、わりと上野 千鶴子が、必死に話し合わせているのに、中村 雄二郎は、あんまり人の話聞いていないみたいな……。
都合の悪いことは、あっさりかわすみたいな。

黒木 香とかでてきて、けっこう時代を感じさせらせますねぇ。
でも、あの子も、結局、消費されて、崩壊しちゃったんだよね。

生きていくのは、つらい世の中だ。

「人間」を超えて―移動と着地

上野 千鶴子, 中村 雄二郎 / 河出書房新社(1994/03)


西島大介,読書世界の終わりの魔法使い,九龍コミックス,河出書房新社,西島 大介

世界の終わりの魔法使い

多分、たった1つの言葉を伝えるためだけにかかれる物語があるんだと思う。
これが、そういうお話。

彼女こそが、ぼくの奇跡。

でも、待って欲しい。
彼女と出会っただけで、夢のような冒険が始まって、すべてが満たされてしまう。
そんな素敵な彼女。

でも、からっぽの自分は、何も変わっていない。
何も変わらないまま、しあわせになるために必要な彼女なんだから。

出会った瞬間から、ぼくを信じて、ぼくだけを見てくれる。

それはなんて都合のいい。

でも、西島 大介には、

「それは、全部フェイクだよ」

と言ってしまう悪意もある。
そんな都合のいいこと、みんなにおこるわけなくて、残される人間はずっと残される。

「どうでもいいさ」

とつぶやいて。

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学校ではあつかえないウラ日本史

歴史の中の下ネタなお話。
まあ、そんなに目新しい話はないかも。

ああでも、一触即発の話は、ちょっと感心したというか、そういう意味だったのか~と楽しかったです。

下ネタ全般にいえることですが、当たり前のことすぎて、なかなか歴史には残らない。そういう部分にスポットをあてるのは、なかなか楽しいものです。
いや、真面目な話(笑)

学校ではあつかえないウラ日本史

歴史の謎を探る会 / 河出書房新社


池田弥三郎,読書声に出して読みたい日本語,池田 弥三郎,河出大活字文庫,河出書房新社,百人一首故事物語

百人一首故事物語

「声に出して読みたい日本語」の影響かもしれませんが、百人一首も、この頃少し見直されてきているみたいです。
けっこう、この頃、百人一首関係の本を見かけるなぁと思っています。1

単純に、人の名前と歌が書いてあって、素直にこれが作者なんだなぁと思っていましたが、そうでもないみたいで、なかなか、新しい発見がありました。

  1. これは、例によって自分の関心が高まってきたために、その手のものがよく目につくようになっただけかもしれませんが []