ドカベン プロ野球編10
消えたので、書き直し感想です。
プロになって、考えないといけないことに投手のローテーションというのがあるというのが良くわかります。
高校野球は、3年間という限られた時間の中、まあ、負けたら終わりなので全力ですが、プロは、長く続けていかなければならない。
そういう意味では、自分の調子を自分でわかっている獅子丸は、実は割とプロなのかも。
対決の相手を捜して、友だち(?)を増やしていく様子が、なんか八犬伝みたいでいいよね。
ジャンプ系の人は、さすがに出てこないけど。小学館、秋田書店、講談社と、すごい人脈だ。
まぁ、画力対決といっているけれど、コレ、きっと西原版の徹子の部屋なんだと思います。
会場行けば、すげーおもしろい話、きけるんだろうなぁ。
しかし、理論社、かなりダメなことをやったみたいですね~。ビックリした。
まさか、「すくらっぷ・ブック」や、「750ライダー」の新作が、今、読めるなんて。あぁ、「らんぽう」なんていうのもあったなぁ。
と、懐かしいものは懐かしいし、知らないものは、単純に、どうでもいいという。
でも、「キューティハニー」や、「あばしり一家」など永井 豪の作品、水島 新司の「ドカベン」なんかは、今もかき続けられていたり、今、続きがかかれても、全然、違和感ないなぁと。
あぁ、これで、白倉 由美が載ってたら、最高なんだけど。
手塚 治虫の鬼話も、おもしろかったです。
この年になって読み返してみて、やっと気づくことがあります。
それは、水島 新司が設定したプロの厳しさのけっこう高いハードルです。
結局、あれだけ鳴り物入りでプロ入りしたにもかかわらず、水原 勇気は、完投できる投手としては育たずに、ワンポイントリリーフぐらいしか通用しなかったということなんですね。
しかも、ドリームボールがあってすら。
そして、そのたった1つの武器があれば、つかいようによっては、かなり長くプロとしては通用する。
プロというのは、オールラウンドで活躍できる選手をもとめているのではなくて、その場面場面で、確実に力を発揮できる人を求めているんだなぁ。
だから、プロ野球のかきかたと、高校野球のかきかたは、話の作り方からして違います。
奥が深い。