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鏡の国の戦士 グイン・サーガ外伝21

100巻をこえて、まだ、外伝1「七人の魔道師」の世界にたどりついていないグイン・サーガです。
すごいね。

で、今回の外伝は、はじめて「七人の魔道師」以降の世界がかかれます。
連作短編が、3つです。続いているけど、長編という感じではなくて、小さな冒険という感じです。

ハゾスとの会話が、けっこう笑ってしまいました。今までの正伝をちゃんとふまえたものになっているのね。

そして、ついにグインにも○○が!!

「七人の魔道師」以上の衝撃が、あなたを直撃する(かもしれない・笑)

おもしろさとしては、可もなく不可もなし。というか、正伝の続きが読みたい感じです。

栗本薫,読書グイン・サーガ,ハヤカワ文庫,早川書房,栗本 薫,紅鶴城の幽霊

紅鶴城の幽霊 グイン・サーガ114

お話が、勝手に転がっていっている感じがしますねぇ。
そろそろ何とかしろよと思っているクム篇で、さらに、こんな出会いがあるのかぁ……。

キャラクターが生きているということなんだろうなぁ。

わたしは、おもしろいと思いますよ。

アガサ・クリスティー,中村妙子,読書Agatha Christie,アガサ・クリスティー,クリスティー文庫,ハヤカワ文庫,ビック4,ビッグ4,ミステリー,早川書房

ビッグ4 クリスティー文庫4

評判の悪い「ビック4」です。
わたしは、初読み。

世界征服を企む4人の巨悪に、われらが名探偵ポアロが挑む。

まあ、確かに、落ち着いたミステリーの雰囲気はないです。でも、これ面白いぞ!!
これが、クリスティーの最低レベルの作品だとすると、なんちゅうレベル高いんだ!!

ミステリーな雰囲気の物よりも、こういう冒険物っぽい方が、わたしの好みに合うからかもしれませんが、楽しめましたよ。

訳者あとがきと解説を読んで、もう1回ビックリ。これ、短編の寄せ集めなんだそうです。
どんな短編をどうよせあつめたら、こうなったんだろう??

それも、すごい!!

アガサ・クリスティー,深町眞理子,読書Agatha Christie,アガサ・クリスティー,クリスティー文庫,ハヤカワ文庫,七つの時計,推理小説,早川書房

七つの時計 クリスティー文庫74

すっかりだまされてしまいました。
その気持ちよさが、クリスティーにはありますねぇ。

あそこでバトル警視が出てくるのは、予想のうちの1つではあったのですが、セブン・ダイヤルズの正体までは、まったく気がつかなかったです。

でも、そういった部分をのけても、クリスティーのかく女の子は、生き生きしています。
バンドルとパパのやりとりが、なんとも楽しいではありませんか。

わたしは、推理小説より、こういう冒険小説の方が性に合っているようです。

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夢幻紳士 逢魔篇

前作「幻想篇」から直接続きの「逢魔篇」です。

前作は、彼の影が主人公でしたが、今回は、本体。
そして、ずーーっと、料亭からでないという……。

なんか、1冊の本が、そのまま1つのテーマで1つの作品になっているようで、なかなかきれいなお話です。
見事に、最後は最初にもどってきます。