平岩弓枝,読書子ども,平岩 弓枝,文春文庫,文藝春秋,西遊記

西遊記4

大団円。

「西遊記」って、最初から牛魔王ぐらいまでは、よく語られているのですが、後半ってあんまり知らない。
唯一、昔読んだ子ども用の西遊記は、最後、弟子たちが人間になって、みんなで温泉に入って終了。
で、子ども心に、「なんじゃそりゃ」とか思っていたのですが、この終わり方は、けっこう好きですねぇ。

旅は続く。

でも、あんまりにも、日本人好みな物語になりすぎている気もちょっとします。
まぁ、日本人が書いて、日本人が読むんだから、これでいいのか。

かわいい悟空。気のいい八戒。渋い悟浄。八戒が、ものすごく成長しておいしいところをとっていった分、悟浄は、ちょっと渋い役どころで目立たなかったかな。

竹本健治,読書ちょびっツ,キララ、探偵す。,ロボット,文春文庫,文藝春秋,竹本 健治

キララ、探偵す。

おもしろい。ある意味、とってもツボをおさえた作品ですね。イラストからして(笑)イラストと後ろの解説だけで買っちゃいました。
そして、予想通りのお話。予想以上ではなかったけれど、水準は、けっこう高い。

まあ、ロボットが好きなので、ちょっと評価は甘くなりますね。

しかし、こんなロボットが出てきたら、ますます、人間は人間とつきあうことに耐えられなっていき様な気がしてならないです。

「ちょびっツ」ですねぇ。

アレは、人を裏切らないから。

アレと人間の幸福な関係っていうのは、どういうものなんでしょう。

岡田斗司夫,読書オタクの迷い道,今日の早川さん,岡田 斗司夫,文春文庫,文藝春秋

オタクの迷い道

基本的なコンセプトは、オタクがオタクを笑いものにするみたいな。
まぁ、鋭い指摘というか、「今日の早川さん」的な自虐ネタもありつつ、そこそこ時代を感じさせられておもしろいです。

しかし、

「うちのヨメさんはガイナックス社員なので…」

なんて、ガイナックスのコスプレ忘年会のことを書いていますが、いったい、社長は誰やネンといいたいですね。

このあたりも、まぁ、ずるいというか、うまいというか……。社員とできちゃう社長さん……と書くと、怪しいな(笑)

平岩弓枝,読書平岩 弓枝,文春文庫,文藝春秋,西遊記

西遊記3

ものすごい、みんな仲良しで、和気藹々と旅をしている感じです。

こうなってくると、八戒がかわいいです。

昔は、ブタだし、好きではなかったのだが……自分の体格が変化したせいか?(笑)

夢枕獏,村上豊,読書夢枕 獏,文春文庫,文藝春秋,村上 豊,陰陽師

陰陽師 首

「瘤取り晴明」に続く、絵本陰陽師の第2弾です。

「瘤取り晴明」は、オールスターキャストの特別編という感じでしたが、今回は、普通の短編に絵をつけましたという感じです。
あぁでも、ちょっとは、ビジュアル重視なお話になっているのかな?

たしかに、村上 豊の絵は、なんとも、おかしみと、色気があって好きです。