第5回「ゆうもあゲーム会・大阪」が、12月28日(日)に開催されました。
11月の「ゆうもあゲーム会・大阪」は、一身上の都合で行けなかったので、2カ月ぶりの「ゆうもあゲーム会・大阪」ということになります。
「ゆうもあゲーム会・大阪」の前身である「うつぼゲーム会」にわたしがはじめて参加したのが12月ですから、これでちょうど1年「ゆうもあ」の活動にかかわったわけになるわけです。
そして、この日が2003年の最後をしめくくるゲーム会の日となりました。
生き残りゲーム
最初に遊んだゲームは、「生き残りゲーム」です。
思えば、2003年は、日本でボードゲームが見直された年だったといえると思います。いろいろな会社から過去の復刻版ゲームが売り出されました。
人生ゲームは、今年歴代1番の売り上げだったそうで、このあたりがリバイバルブームのきっかけになっているのかと思います。
タカラのアメリカンゲームも、「手さぐりゲーム」などは、「ゆうもあゲーム会」でも定番のゲームになっています。
「生き残りゲーム」も、そんなリバイバルブームの1つです。
「生き残りゲーム」というゲームを遊んだことがある方も、おられるのではないでしょうか。
わたしは、一目見たときは「知らない」と思ったのですが、やってみると、かすかにやったことがあるような気がします。
多分、自分の家にはなくて、だれか友だちの家で遊んだ記憶があるのだと思います。
30年前にヒットしたという話ですから、さすがにその頃は、わたしも子ども過ぎて記憶が定かでありません。
ゲームボードは、8×8の格子のようになっています。その8×8のボードの上に1つずつ自分の色の玉を置いていきます。
ただし、なかには、穴があいている場所もあります。勝ちたいなら、そういうところには置きません。
全員がボード上に玉を置いたら、ゲームスタートです。
あとは、順番にボードの周りにあるレバーを押したり引いたりするだけです。
レバーを動かすと、ボード上の穴の位置が変わっていきます。次々に、あのプレーヤーの玉を落としていって、最後に残った玉の色のプレーヤーが勝利します。
ようするに、レバーが、所々穴のあいた定規みたいなもので、それを動かすと穴も動くわけです。それだけだと単純なので、そのレバーは、縦と横に組み合わさっています。
だから、玉をおとそうと思うと、縦の穴も、横の穴もあわせなけれればならないわけです。
やり始めて、遊んだ記憶はかすかに蘇ったのですが、戦略とかは、あまりわかりません。
というか、多分、当時は戦略とか、そんなのなんにも考えなく遊んでいたと思います。
よく考えると、縦の穴と横の穴の2つの穴があわさらなければ、玉は落ちません。
だから、今、穴があいているところを元に考えたりすると、ある程度はわかります。
それから、上に配置されているレバーは、よく見てみると穴の部分がへこんで見えますから、それを元にしても考えることはできます。
でもまあ、最初のうちは、そんな細かいことを考えずに、適当にレバーを引っぱっておくのが吉かな。
上に乗っている玉の数も多いので、適当にしても、けっこう派手にどんどん玉が落ちていきます。
思惑違いで、自分のも一緒に落ちていくことも多いのですが(笑)
後半、落ちにくくなると、楽しさが半減してしまうのでちょっと辛かったような気がします。
こうなると、大人は、計算したり、斜めからのぞいてみたり。
「整理」といかいわれて、数の少ない人から集中的に落とされてしまいます。
最後生き残るとけっこううれしいんですが、何回も、何回もするほど楽しいかといわれると、ちょっと微妙ですね。
えーと、このゲームの「売り」なのですが、なんとこのレバーの部分は、分解して組み替えることが出来ます。
組み替えると、穴の位置が変化します。
その置き方の種類が、なんと16億2570万2400通り!!
でも、やることは、一緒です。
レバーをスコン。
全部、試した人はいますか?
手探りゲーム
すっかり定番ですね。
これは、リバイバルゲームのなかでは、元ネタ的にも、かなり出来のいいほうだと思います。
箱のなかで、手を握ったり楽しいです。
おっちゃんの手は、入れると箱をつぶさずに出すことが出来ないことが判明したので、もう、あんまり一緒に遊ばないんですけどね。
実は、プラスチック版は、やっぱりあったそうです。
お話をきいていると、自分の記憶と同じ形をしていました。
ということで、このゲームは、プラスチックのデラックス版が出て欲しいなぁと思っています。
プラスチック版が出たら、買いですね。
レーダー作戦ゲーム
2人用のゲームって、ゲーム会ではなかなか遊ばれにくい部分があります。
いろいろ理由はあるのだと思います。
1つは、せっかくゲーム会にきたんだから、たくさんの人と遊べるゲームをしたいというのがあります。
それから、もう1つとしては、2人用のゲームというのは、アブストラクトなゲームが多くて、けっこう経験のさというか、実力差がでちゃって、おもしろさが伝わりにくいのではないかということです。
だから、「バルーン・カップ」や、「ギプフ」のシリーズなど、いろいろ楽しそうな2人用のゲームはあるのですが、なかなか実際のところ遊べていないのが現状です。
「レーダー作戦ゲーム」は、そんな2人用ゲームのなかで、「ゆうもあゲーム会・大阪」では、けっこう遊ばれているゲームです。
あと、遊ばれている2人用ゲームとしては、「ガイスター」とか、時々、大人同士で「ロストシティ」とか遊んでいる風景はみるような気がしますが……。
「九路盤囲碁」とかするのは、かなり決まった子という感じがしますねぇ。
「レーダー作戦ゲーム」は、大人と子どもが対戦しても、それほど差がでないところが、よく遊ばれている理由かもしれません。
その分、若干、物足りなさも感じるんですけどね。マップの大きさ半分でいいやとか(笑)
リバイバルブームで、いろいろ昔のゲームが復活するのはとってもうれしいのですが、なんか、微妙に復活しているゲームで注目を浴びているゲームが、ちょっと、今、自分が遊びたい、子どもたちにオススメしたいゲームとはずれているよなぁと思ったりんでした。
懐かしいから、これはこれで、いいんだけどね。
これとか、人生ゲームとか、アメリカンゲームにふれて、
「ゲームって……」
っていう感想をもたれるのが、ちょっとコワイです。
いろいろなゲームを積極的にこっちからオススメしていこう。