麗島夢譚1
歴史物。
島原の乱の天草 四郎が生きていた……みたいな。
宮本 武蔵っぽい人もでてくるよ……みたいな。
天草 四郎、宮本 武蔵といえば、わたしにとっては、「魔界転生」なのですが、あんなに、おどろおどろしいお話ではないです。
安彦 良和は、政治的なお話を、わりと上手にエンターテイメントにしている。
歴史物。
島原の乱の天草 四郎が生きていた……みたいな。
宮本 武蔵っぽい人もでてくるよ……みたいな。
天草 四郎、宮本 武蔵といえば、わたしにとっては、「魔界転生」なのですが、あんなに、おどろおどろしいお話ではないです。
安彦 良和は、政治的なお話を、わりと上手にエンターテイメントにしている。
今度のガンダムは、武力によってこの世から紛争をなくそうとする集団のお話だそうです。
「沈黙の艦隊」?
いやいや、あれは、実際にはその武力を行使しないという縛りがあったのですが、直接、バンバン敵をたたきに行っています。それも、モビルスーツの圧倒的な性能差だけを頼りに。
もちろん、やっていることの矛盾については、作品中、気づいているのですが……今のところそれも、単なる負け惜しみという感じになっています。
これ、先の進み方によっては、メチャクチャ危ないマンガになると思うのだが……。理想が実現されても、実現されなくて殉教することになっても、イヤな展開になる予感がします。
富野 由悠季や、安彦 良和は、どんな気持ちでこれを見ているのだろう。
対談集を読んで、萩尾 望都というのは、やっぱり天才だなぁと改めて思いました。
メッセージを伝えるために、いろいろな層へ伝わるように、何重も何重も仕組みをつくっておくという。それは、自分がそれぞれの層を想像して、理解しておかなければならないということです。
しかし、安彦さんって、かなりこの世界では、重鎮なお年だと思うのですが、それでも、まだいっぱい野望をもって、落ち着きたくなあなぁと思っておられることがよくわかります。
だから、大塚 英志との元気いっぱいの(けんか)対談も、それほど悪い感じではないです。
しかし、大塚さん、最近、誰にでもかみついてないか?前から、それが芸風か?
えーと、1巻完結のお話ということで、今までの「ナムジ」や、「神武」みたいなこったつくりはないですねぇ。というか、若干説明不足で、もうちょっとかき足して欲しい感じです。
でも、このお兄ちゃんは、いいですねぇ。
かしこいよくできた妹と、あんまり頭使わないお兄ちゃん。黄金の朝の連ドラパターンです(笑)
しかし、爽やかそうにみえて、スクネ、悪い男やね。
シドリとヒサメが出会うシーンは、微妙な空気がながれていました。