餓狼伝25
新キャラ。
出てきたと思ったら未完のまま完結……。
いったい、なにが?
これ、好きなんだけどな~。しかし、世代交代とかかき出すと、「誰が1番か?」というシンプルな問いは、なくなっていきます。難しいところです。
いろいろするなぁ、夢枕 獏……。
まあ、友だちが多いというのは、芸の幅があるということで、いいことだと思います。でも、読者的には、好きな物語の幅は、けっこう狭かったりするんですけどね。
で、思うのは、こんなものよりは(ひどいね)、アレの続きは?と思わないでもない。
落語とかは、あんまり聞かない方です。というか、知らない方です。きっと、聞くとおもしろいとは思うけれど、今は、自分の視野には、入ってないですね。
そこに、引っ張り込まれるだけの魅力は、今のところ、この本にもない感じです。
でも、安部 晴明のお話は、おもしろかったです。
キマイラ読むの何年ぶりだ?
前の巻を読んだのは、学生時代だったのではないか?1
でも、時間に関係なく、やっぱり、おもしろいのです。
しかし、青龍変は、龍王院 弘の今と昔の話だと思っていました。闇狩り師の「崑崙の王」をキマイラの登場人物サイドから見た話と、回想話になるのだと。
でも、全編、過去のお話でした。
そして、主人公は、龍王院 弘というよりも、宇名月 典善のお話でした。
夢枕 獏のキャラクターって、ある程度パターンが決まっていて、同じ俳優さんが演じているみたいなところがあるじゃないですか。
オルオラネは、多分、真壁 雲斎と同じ顔をしているし、宇名月 典善は、きっと、芦屋 道満と同じ顔をしていると思うんです。
それが、マイナスではなくて、プラスになっているなぁと感じます。
まだまだ因縁が残っていて、楽しいのです。
本編、どんどん出ないかなぁ。