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少年ノート6

この作者、本質的にこわい人だなぁ。多分、羽海野 チカと同じぐらいこわいぞ。褒め言葉です。
なにかをつかみかけたと思ったら、一気に、そのつかみかけたものの不安定さや壊れやすさを突きつけてくる。

今度は、今まで安定していたように見えていた町屋のパートになるみたいです。

完璧な人なんていないし、理想は脆い。でも、その時あったこと、思ったことは、本当のことだと、どれだけの時間を過ごしたら、確信がもてるようになるのでしょうか?

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少年ノート5

声が変わって、歌えなくなる恐怖っていうのは、わたしみたいな人間にもあったので、歌うことを自分の存在理由にしている子どもからしたら、ものすごく怖いことなのだろうと思います。特に声変わりの初期は、声本当に出ないし。
穣、ポポフ、ゆたかと、それを順番に経験していく感じかなぁ。

それぞれにとっては、世界がひっくり返るぐらいの出来事なのですが、割と多くの子どもが通り抜けたことでもある。

繊細に、そして逞しく、障害を乗り越えていく姿が見たいです。

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少年ノート4

ゆたかが、立ち直るまで。
なんというか、ずっと水の中を歩いているみたいだったのが、はれていく感じが凄く良いです。

とはいいつつ、ゆたかが浮かべば、ウラジミールが沈むという。なんというか、人の配置が上手い。

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宇宙兄弟31

地上のヒビト。月のムッタ。
そして、それを中心に広がっていく人間関係。

いい感じ。

まあ、握りしめた「絶対」が、幻に消えてしまうこともあるのだが。それでも、そこで握りしめたなにかは、きっとあったと思いたい。

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少年ノート3

繊細でうるというのは、辛いかことだなぁと思います。
まあ、年取ってそういうことからは、だんだんと離れてきて、楽になってきて。その分、今までなら感じられたりわかったことが、わからなくなったりしています。

繊細さを持ったまま、強くというのは、贅沢な話なのかなぁ。