デス・オブ・キャプテン・アメリカ バーデン・オブ・ドリーム
キャプテンを継ぐ者が必要。
でも、あまりにも神格化されたアイコン故に、いろいろな組織や人物の思惑が入り乱れる。
エピローグも、良い感じでものすごくお話が詰まっています。
いいアメコミ。
ずっと見てきた、MCUがひとまず大団円で終わりました。
まあ、キャップの
「アベーンジャーズ・アッセンブル!!」
には、10年付き合ってきた人間は泣くよねぇ。
ということで、周回遅れの「プレリュード」シリーズです。
あんまり売れなかったのか、「ホームカミング」の後の「プレリュート」シリーズは、邦訳されてないですねぇ。
もともと、映画の小ネタから原作に興味をもってもらいたいという感じの本なのですが、あきらかに映画パートと原作パートでお話(絵柄も時代も)が違いすぎて……という感じはありますものねぇ。
「シビル・ウォー」自体も、MCUと原作では全然違うからなぁ。そして、この本の場合は、絵柄が近いだけに、よけいにややこしく感じさせられてしまうかも。
そして、この「プレリュード」は、「シビル・ウォー」と前の映画の幕間ですらなくて、ただひたすら、前の映画のダイジェスト版。うーむ。
大人向けブランドのパニッシャー。
ギャング相手に、バイオレンスな大立ち回り。
ジェシカ・ジョーンズの場合は、大人向けレーベルとして、性的な問題があって、ヒーローの普通の世界が遠景にあるけれど、こっちは、主人公自体がヒーローで、そういう面倒くさい話ではない。
というか、バイオレンスということ以外は、割とフツーな感じもしますよねぇ。
うーん、それは、マーク・ミラーを読んだ後だからかもしれない。少なくとも、例えばキャプテン・アメリカあたりが、バイオレンスだったらビックリするけど、はじめから、バイオレンスで売っているパニッシャーがバイオレンスでも……ねぇ。
いや、おもしろくないわけではないけど、ヒーローものというよりは、アクション映画だなぁと思います。
MAXシリーズは、ジェシカ・ジョーンズも、パニッシャーも、この後、日本では翻訳されていない感じてかな。うーん、アメコミファンが求めているのは、そこではなかったのかも。
なんか、内容だけなら、メインのヒーロー達も、シビル・ウォー以降、けっこう、過激だしねぇ。そこは、描写の問題ではない気がします。
それぞれのヒーローが、あまりにも大きすぎるキャプテン・アメリカの死をどう受け止めたのかというお話。
これで、1冊できちゃうところが、キャプテン・アメリカのすごいところです。
フォールン・サン
デス・オブ・キャプテン・アメリカ
(MARVEL)
FALLEN SON
TEH DEATH OF CAPTAIN AMERICA
レイニル・ユー,Leinil Yu,
エド・マクギネス,Ed mcGuinness,
ジョン・ロミータ Jr.John Romita Jr.,
デビッド・フィンチ,David Finch,
ジョン・カサディ,John Cassaday,
ジェフ・ロープ,Jeph loeb,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
シビル・ウォー後の物語。
キャプテン・アメリカ死す。そして、誰がキャプテン・アメリカを継ぐのか。
これって、6年前に読んだ「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」の元ですね。でもって、今、キャップは復活しているという(笑)
流れが、「ウィンター・ソルジャー」からな感じで、暗くてなかなかやるせないです。