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ばいばい、アース3 爪先立ちて望みしは

逆から、読むんやーーー!!!

と、3巻目にして気づきました。
遅すぎ?

いままで、どういうことなんだと思っていた謎が、それだけでだいぶ解けた気がします。

なにかのアンチテーゼとして自分を確立していこうとすれば、ぶつかるのは当然。
そういう意味では、ベルも、アドニスも一緒。
そして、王国も、饑餓同盟も同じ。

それは、タイミングがちょっと違っただけの運命かもしれない。

それでも、その運命にあらがう。あらがうことすら運命づけられているとき、あらがうことで運命を超えられるのか?

次巻、怒濤のラストです。多分、怒濤のはず。

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ばいばい、アース2 懐疑者と鍵

2巻目。
この巻の中心は、アドニスかな。

矛盾すら、はじめから組み込まれるようにプログラムされたシステム。
今、自分がやっていることすら、決められた道なのか?それとも、そこから抜け出せているのか?

でも、それすらが、もう1つ大きなシステムの一部なのかも。

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ばいばい、アース1 理由の少女

これ、デビュー後の最初の書き下ろし作品なんだそうです。
す、すごいな。よくコレ、出版してもらえたな……。

固いです。そして、超中二的。
でも、しっかりと冲方 丁で、ものすごく計算されて書かれている感じがする。

このアリスの服は、なんで青くないんだろう?

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天地明察 下

映画も、見てきました。

映画もおもしろかったけど、原作にはかなわないですね。まぁ、表現できる量が違いますから。
特に、春海とえんのお互いが結ばれる前のそれぞれの結婚生活が省略されちゃったのが、残念です。

あれがあるから、

「わたしより前に死なないでください」

というせりふが、どちらが言っても活きてくるのです。

それから、映画は、基本笑っていて、ときどき怖いえんなのですが、原作では、基本こわくて、ときどき優しいえんで、この書き方、冲方 丁、ツンデレがちゃんと解ってる…とか思ってしまいます。
いや、これって、けっこう大事なところですよねぇ。

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発売日:2012-05-18
 

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天地明察 上

冲方 丁は、今まで読んだことがなかったですが、ライトノベルのイメージがあったので、もっとSFよりのお話を想像していました。
「暦をつくる」といえば、陰陽師。ということで、「帝都物語」的なお話を期待して読み出しました。

期待とは全然違って、まったくSFではなかったですが、楽しく読めました。

勉強がおもしろいことに気づかしてくれる1冊ですね。これと「哲学的な何か、あと数学とか」は、学生時代に読んでおきたい物語だと思います。
青春ものであり、少年マンガ的であり、それでいて、歴史物としてリアルで楽しい。

なにより、主人公だけでなくて、出てくる人がいい味を出していて素敵です。

すばらしい。

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発売日:2012-05-18