RAPPA-乱波-1
菊地 秀行お得意の風来坊者。
でも、実は、風来坊者って、D以外、あんまり成功していないかも。あぁ、転校生ものは面白いです。風来坊といえばいえないこともないか。
スタートは、まだ様子見という感じです。
パターン的には、正体がわからないままズルズルと終わってしまいそうな気が(笑)
菊地 秀行お得意の風来坊者。
でも、実は、風来坊者って、D以外、あんまり成功していないかも。あぁ、転校生ものは面白いです。風来坊といえばいえないこともないか。
スタートは、まだ様子見という感じです。
パターン的には、正体がわからないままズルズルと終わってしまいそうな気が(笑)
「時をかける学園 ねらわれた少女」で、京極が、
「あの時を越える能力があれば、なんど失敗してもやりなおせるじゃないか!」
みたいなことを言っていましたが、そんな感じのお話でした。
「魔王軍団」の別シリーズということですが、「魔王軍団」がどんな話だったか、すでにおぼえていないという……。うーん、記憶が……。
「香水」みたいに、ちゃんとオチのある話以外は、どこか素人っぽい印象が残る短編集でした。
まあ、もちろん、素人にこれが書けるかというと……多分、全然、無理なんだと思いますが。
その素人っぽさが、作品のむずがゆいような「恋愛」似合っていて、いい雰囲気でもあります。
でてくる登場人物は、大人ぶって、どうしても人と距離をおいちゃう部分、すかしちゃう部分があるのですが、多分、それは、ナイーブさの裏返しなんだろうなぁと思えます。
同じ感じの菊地作品で、「風の名はアムネジア」とか、「インベーダーサマー」とかありました。ただ、あれほど素直に入ってはきませんでした。
なんでかなぁと思ったけど、あっちの方が受け入れやすく感じたのは、多分、あれがジュブナイルだったからだと思います。読んだのも、それがピッタリくる年齢だったし。
だとすると、わたしは、あんまりあれから成長してないのかもしれません。
角川書店
発売日 : 1991-11
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ホラーは、行き着くとこまで行ってしまうと、なんか笑えてくる。
菊地作品にも、そんなところがあって、そのあたりがB級のよさではないかと思います。
今回は、舞台が都会ではなく山。
山の妖怪。山の怪談。
なんか、普通だ。
どっちかというと、街の方がおもしろく感じました。
徳間書店
発売日 : 1991-06
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