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グラグラカンパニー

今回は、リッチに高速道路を使ってみたりして、「おてばん」へ。

ナビも、しっかりとセットされているので、今回は、なんの迷いもなく(ネタもなく…いや、なくてもいいのですが)、高速を降りた後に、ちょっとだけ混みましたが、なんとか、時間ぎりぎりぐらいに会場に到着。

会場についてみると、もう1つテーブルでゲームが立っておりました。
「ドスリオス」。難しそうなゲームだ。

軽くこれをしましょうということで、「グラグラカンパニー」を教えてもらうことに。

「グラグラカンパニー」は、アクションビジネスゲームです。
アクションゲーム、ビジネスゲームというのは、聞いたことがありますが、その2つがくっついたアクションビジネスゲームとは、いかに?

「マンハッタン」のように、ビルを積み上げていくゲームです。でも、ビルはブロック型ではなくて、サイコロ型の積み木です。
それじゃあ、積みにくい?こわれちゃう?はい、それでいいのです。ここ重要。

4つの会社があります。
最初は、3つのサイコロの重なった3階建ての小さな会社です。
プレーヤーたちは、最初どの会社に投資するのか、決めなければなりません。
投資先を決めたら、それぞれの経営手腕がものをいいます。どんどん、会社を大きくしていきます。

どうやって、会社を大きくしていくのか?
自分の手番になったら、プレーヤーは、自分の投資している会社の階数と同じ数だけのサイコロを振ります。
最初は、3階建てなので、3個です。

サイコロの目は、0から4まであります。ビルもサイコロでできていますので、1番天辺の屋根の部分にはサイコロの目が出ています。
振ったサイコロの中から、この天井のサイコロの目が、だんだんと大きくなっていくような目のサイコロだけを上に積み上げていくことが出来ます。
ただし、最大の「4」の目の次には最低の「0」の目が続きます。

こうして、おけるサイコロは、どんどんビルの上に積み上げていきます。そうすると、ビルがどんどん大きくなっていきます。
これこそが、そのプレーヤーの経営手腕というものです。

ただし、このサイコロ、さっきも書いたようにブロックではなくて、木製の正方形の積み木です。
ですから、高く積むと、どんどん崩れやすくなってきます。

もし、積んでいる最終に崩れたら、なんと、その会社は、「倒産」するのです。
今までの努力は、水のアワ。また、3階建てのビルからスタートになります。

プレーヤーは、会社に投資して自分の経営能力を貸しているだけですので、自分が投資している会社がヤバイと思ったら、違う会社に乗り換えてもかまいません。

ただし、各会社、投資家は2人までしか受け入れられないので、安定経営をしている会社は、なかなか、席があかなかったりします。

各会社のビルが、どんどん高くなっていって、サイコロがたりなくなったら、ひとまずラウンド終了です。

でも、このゲーム、ここでビルの高さを比べるだけということはありません。
ラウンド終了時に、「最後の大合併」というイベントがあって、1番高いビルの投資家は、投資家のいる1番低いビルを合併して、上に載せなければなりません。

いくら、高いビルを建てていても、この合併に失敗すると点数がもらえないどころか、マイナスになってしまうという。
この最後の最後にきいてくるルールが、なかなかにおもしろかったです。

最後の合併が終了すると、得点計算。
これを3ラウンド繰り返して、点数の高いものが勝ちます。

今回は、4人で遊びました。
最初は、様子見ということで、4人それぞれが、違う会社で、スタート。
サイコロを振って、自分が投資している会社をドンドン大きくしていきます。
いえ、なかに1人だけ、

「わたし、ダイス運がない~」

という人がおられて、見事にスタートから2周ぐらい会社が大きくなっていませんでしたが……。

ビルがでかくなっていくと、必然的に、サイコロをたくさん振ることになります。そうすると、おけるサイコロの可能性も増えるという……。

「サイコロ、11個」

とか言って、ジャラジャラとたくさんのサイコロを振るのは、原始的ですが、ものすごく楽しい。

ただし、これは、最初のうちはいいのですが、ビルが高くなれば高くなるほど、ヤバくなってきます。
20階以上になると、そろそろヤバイ。

わたしは、最初、考えなしにもう積めるだけ積んでいたのですが20階ぐらいをこえたときに、あと6階分拡張しようとして、見事、初倒産になってしまいました。

スタイルとしては、積めるだけ積んでおいて、そろそろヤバそうだと思えば、別のまだ成長していない会社に移るというのが、作戦のようです。
ただし、1つの会社に2人までしか投資することができないというところも、けっこうよく出来ていて、

「移りたいけど、もう先に人がいる」

とかいう状況も、けっこうありました。

1ラウンド終了時。それでも、懲りずにひたすら高く建てていたわたしのビルがトップに。
いよいよ、合併。
投資家が2人いた場合は、どちらかが、合併の手続きをします。

「GO!GO!」

ということで、今回は、もう1人いた人に譲りました。楽だ(笑)

えーと、1番低いビルは、ダイス運がないと嘆いていた人のビルだったかな?
6階建てぐらいだったと思います。

慎重に、慎重に……。

手が震えてます。

ガラガラガラ。

合併失敗(泣)
その場合は、それ以外の投資家の人たちにお金が入ります。

2ラウンド目。

えーと、投資家が同じビルに2人いる場合は、わざと危なっかしく積んで、自分は逃げちゃうという積み逃げという作戦もありました。

「そんなのいいの?」

「いや、そういうゲームでしょう」

そ、そうなのか?

この積み逃げなのですが、1人が積み逃げして、もう1人も積むのに成功して逃げちゃったりすると、そこは、だれも次に人が入ってこないオバケビルになってしまったりします。

そうすると、選択肢が、どんどん減っていくという……。

こういう危険な積み方のビルは、「モダンなビル」と呼ばれていました。
まさに、近代化が生み出した歪みそのもの。

2ラウンド目は、セーブしながら積むことを覚えて、しかも、なかなか、素直なモダンでないビルを作っていって、合併にも成功(また、人任せでしたが)。

そして、3ラウンド目。

やっぱり真面目が1番ということで、モダンなビルを作らずに過ごしていたのですが、ハタと気づく。

2ラウンド目のビルの共同投資者は、自称・ダイス運のない人でした。
1ラウンドめも無傷、2ラウンド目も成功のこの人に、3ラウンド目を取らせてはいけにない!

最初は、確かこの人と同じビルに投資していた(ラウンド終了時の投資ビルは、次のラウンドに引き継がれる)のですが、これでは勝ち目がないということで、途中で別のビルに移ります。

でも、1人になっても、けっこう順調にビルを高くしていって、最大のビルに。

最後の大合併。
けっこう低いので、簡単そうだ。

でも、いちようわたしは、前の会社を飛び出す前に、ちょっとビルにヒネリをいれときました。
これが、功を奏するか?

……あっさり、積まれてしまいました。

うーむ。ダイス運、そんなにわるくないじゃないか。
というか、安定して、勝手にダイスの目を押さえて出せるというのは、このゲームでは、「才能」なのかもしれません。

とこんなことを書いてますが、わたしも、中盤、けっこうサイコロ振っても積めなかったことがあったのは、内緒の話です。

簡単で軽くてよかったです。子どもにも出来そうな感じ。
でも、けっこう手先のことは子どもには難しいかなぁ。あと、お金のやりとりも、ちょっと、難しいかな?

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8月は、参加できなかったので、2か月ぶり2回目の「おてばん」参加です。

今回の目玉は、「看板娘」の15人プレー。
A、B、C、すべてのボードを揃えて、参加者全員での大プレーでした。
ゲームそのものよりも、インストをどうするかだという思いがありましたが、素晴らしい簡易リファレンスを全員分用意されていたりと準備も万端。とても、スムーズなインストおよびゲーム運びだったと思います。

それから、「アクア・ステップ・アップ」で紹介されていて、今まで遊びたいと思っていたけど遊んだことなかった「どきどきワクワク相性チェックゲーム」や、「アクワイア」などを遊びました。
そして、これで、「アクア・ステップ・アップ」で遊ばれていたゲームを全部コンプリートしたか??と思ったら、まだ、「ハリウッド」(作中では「ドリームファクトリー」)が、まだ残っていました。

「ハリウッド」。現物を見たことないなぁ。
扱っているのは、バネストさんですね。でも、現在は、品切れ中のようです。

さて、遊んだゲームは、

「グラグラカンパニー」
「ドメモ」
「どきどきワクワク相性チェックゲーム」
「カウントダウン」
「看板娘」
「FBI」
「アクワイア」

などなどでした。
「ドメモ」、「どきどきワクワク相性チェックゲーム」は、よいゲームだ。
と、相変わらず、軽いゲームに評価の高いわたしでした。

「どきどきワクワク相性チェックゲーム」は、本気でビバリーとかから出ないかなぁ。
テイストも、「アップル・トゥ・アップル」に似ているし……。
「気分は億万長者!」とか、出してる場合じゃないと思うのですが……。

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ドメモ(ピラミッドカードゲーム)

インディアンなゲーム、ドメモです。

ここでいうインディアンというのは、ネイティブ・アメリカン(アメリカ原住民)たちのことです。
もちろん、彼らが、自らのことをインディアン(インド人)と呼んだわけではありません。
彼ら自身は自らを部族の名前で呼んでいたようです。そして、インディアンという名前は、彼らをひとくくりにして呼ぶために白人が勝手につけたものです。1
ですから、今日、インディアンという言葉に差別性を感じて、不快に感じられる方もおられるかもしれません。
でも、今回は、そのことはすこしおいて話をします。あしからず。

ゲームのなかでインディアンというと、あるカードゲームのシステムのことをいいます。

例えば、トランプの「インディアンポーカー」や、ククカードを使って遊ぶ「インディアンクク」など、その名に「インディアン」の名を冠されたゲームもあります。
また、「ドメモ」の他にも、「コヨーテ」なども、インディアンなゲームです。そういえば、「コヨーテ」のカードのイラストは、インディアンたちに関係するものですね。

これらのカードゲーム(あっ、ドメモは、本当はカードゲームではないようなきも…)には、共通したシステムがあるわけです。

それは、自分のカードを自分の頭の前に表向けにして出すことです。自分のカードは、自分にだけ見えなくて、他の人には全部見えています。

なぜ、これをインディアンと呼ぶかというのは、「コヨーテ」が1番わかりやすいですね。
「コヨーテ」は、他のゲームよりも念入りなことに、鉢巻きを巻いてそこにカードをさします。
その様子。鉢巻きにさされた(もしくは、頭の上に掲げられた)カードという格好が、ヘアーバンドにさされた羽根というインディアンたちのファッションを思い浮かばせるために、ついた名前だと思われます。
↑ 断定はさけた(笑)

ということで、「ドメモ」も、頭の上にカードを掲げて、自分のカードが見えない状態で、プレイします。

他のゲームと「ドメモ」が、ちょっとちがうところは、他のゲームが基本的に手札1枚で、1枚のカードしか頭の上に掲げないのに対して、ドメモは、複数枚のカードを掲げるところですね。

あ、そうすると、もしかすると、「ドメモ」は、インディアンなゲームではないかもしれません。
いや、インディアンの定義に、カードは1枚というのは、あるのかな?
でも、ここまでせっかく書いたものを消すのはいやなので、そんな定義はないということで、話をすすめさせてもらいます(強引)

えーと、周りの人の頭にあるカードを見て、自分のカードを推理するというゲームです。
このカードの基本は、カードのカウンティングです。というか、最初は、自分の頭にあるカードと何枚か残るカード以外は、全部カウンティングできるわけです。

ただし、「正解されたカード」は除外されていきますし、相手の言った間違いは残りません。
そのあたりをしっかりと覚えていくわけです。

特に、相手の言った間違いは、けっこう重要です。

「なんで、そんなことを言ったのか?」

そのカードは、ふせられた残りのカードなのか?
そうすると、そのカードの残り枚数は?

でも、たまに、りんのような人間が入ってると、素で数え間違いとかをしていますので、注意が必要です。

軽くて、頭使って、おもしろいです。

ということで、7月の「おてばん」は、終了です。
7月の「おてばん」のレポートをわたしが書いている間に、8月の「おてばん」が、8月21日(土)におこなわれました。
でも、行けませんでした(泣)次は、道に迷わずにたどり着くはずなのに……。

8月のおてばんも、イスに人が座りきれないぐらい盛況だったようです。

ということで、次回は9月18日(土)。うむ。微妙な日にちだ。
行けるといいなぁ。

ゲーム会おわってからのお楽しみは、お食事会です。
近くのファミレスで、ミーティング。
これも、大変、楽しかったです。

なんか、いろいろなことに気がついた1日でありました。

ピー・ハルヴァー,Halvah P.,
アレックス・ランドルフ,Alex Randolph
幻冬舎エデュケーション
発売日:2009-03-05
 

  1. ただし、インディアンという言葉のもととなったとされる「インディオ」という言葉は、もともと「In Dios」で、これは「聖なる道を生きる人たち」文字どおりに訳せば「In God(神のなかにある)」のことだったという説もあるそうです。 []

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サンファン

この日、2回目の「サンファン」です。
同じゲームが、2回たつというのも、けっこう珍しいですし、そこに、同じプレーヤーが、わたしをはじめ複数いるというのも、けっこう珍しいと思います。
それだけ、このゲームが、遊んびやすいゲームであり、遊んでおきたいゲームだという証拠だと思います。

前回は、「紫の建物」と「インティゴ染料工場」ばっかり建てていて、資金繰りが難しかったのでした。
ということで、今回は、生産施設を中心にすえてがんばるぞと心に決めます。

最初に渡された手札は……。
生産施設は、「シルバー錬成所」のみ。これは、カードが5枚必要です。
最初の手札は、4枚。うーむ、しばらくは無理っぽい。

引くカード、引くカード、なぜか「紫の建物」ばっかりです。やっとこさ、「タバコ保存所」がきたので、もう、「シルバー錬成所」ばかりにこだわっていずに、これを建てる。

これで、ちょっとは、カードが潤ってくるかなぁ。

と「商人」になって、商品の売却をしようとしたら、いきなり空前の不景気(爆)
「タバコ」の値段も1!!これでは、「インティゴ」とかわりません。
やっぱり、資金繰りが苦しいので、とうとう、「紫の建物」の「金鉱」を建ててしまいました。

前回は、金鉱掘り、1回も成功しなかったのですが、今回は、ほどよくカードも混ざってるはず。

ということで、金鉱を掘っていました。1/2以上ぐらい確率で、けっこう成功していたのですが、成功したところでカード1枚です。
実は、けっこう地味だ。

ということで、今回も、なかなかいいところなしで、終了してしまいました。

なかなか、難しいですね。
というか、けっこう、いつ、どのカードが来るかというのも、重要な要素であるようです。
来たカードを見て、臨機応変に作戦を変えられるようになるといいのですが。

またまた、遊んでみたいゲームです。

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シュリレ・シュテレ

「シュリレ・シュテレ」は、ツォッホの変なゲーム(笑)です。

何が変って、そのでかいコンポーネント。
何が入っているかというと、まあ、ゲームボードや、カードなんていうのは、ごくふつう。
各種チップや、得点マーカー、布袋っていうのも、普通。

で、「木製CDプレーヤー」っていうのは、何ですか?
これが、昔の黒電話のダイヤルみたいなやつです。でかい。
なんか、上に木が2本突き刺さっています。

そして、CDセット。これは、2つ折りになるジャケットとなかにいれるやっぱり昔の黒電話のダイヤルみたいなものからなっています。

どうやら、このコンポーネントの形からして、生き馬の目を抜く音楽業界のゲームであるということが理解できます。
そうこれは、自分のレーベルのスターたちをヒットチャートのトップにのしあげて得点を稼いでいくゲームなのです。

さては、まずは、自分のレーベルを決定しなければなりません。
でも、自分のレーベルが決まってから、音楽業界がはじまる訳ではありません。
もうすでに、熾烈な競争が始まっている音楽業界のなかに、自分が飛び込んでいくのです。
そう、こんなふうに。

カードが1枚ずつめくられます。カードには、スターの名前とビジュアル、そして、そのスターが、どのレーベルに所属しているかがかいてあります。ビッグなスターは、2社掛け持ちなんていう人もいます。

さて、めくられたカードは、ゲームボードの今週の14位から、順番に、おかれていきます。これかせ、今週のこのスターの順位です。

プレーヤーは、この14位から1位までにスターがおかれているときに、いつでも、自分のレーベルを宣言することができます。
レーベルは、1人1こです。そして、他のプレーヤーが選んだレーベルは、後のプレーヤーは、選ぶことができません。
はっきり言って、はやい者順です。
ただし、あわてて選びすぎると、上の方の順位が見ずに選ばなければなりませんし、そうかといって、のんびりしすぎると、おいしいレーベルは、全部取られてしまうことにもなりかねません。

さて、全員のレーベルが決まって、今週の14位から1位までが、すべて決定したら、本格的にゲームスタートです。

どうやったら、得点できるのか?

まずは、自分のレーベルのスターが、1位から6位までに入る。これは、当然という感じですね。そして、1位にはたくさん点数がはいって、6位にはちょびっとです。

それから、新しい1位を予想して当てたプレーヤーにも、点数が入ります。時代を見抜く目があるということで。

さらに、これからのバンドを見抜く目も必要です。「今週の注目」に選んだバンドが、ランクアップした場合は、ランクアップした分だけ点数がはいります。
ただし、「今週の注目」に選んだバンドが、ランクダウンした場合は、その分だけ、点数が減ってしまいます(笑)

こうして、点数が増えたり減ったりして、70点とった人が勝ちます。

ところで、スターたちの毎週の順位は、どうやって変化していくのか。
これも、なかなかよくできていて、みんなの総意で変化していきます。詳しくないのでわからないですが、競馬ゲームとかに、こんなシステムのゲームがあるような気がします。

でも、このゲーム、そんなシステムよりもインパクトが強いのが、そのギミックです

プレーヤーは、自分のレーベルを決めたときに、CDとジャケットを受け取ります。
このCDは、前にもかいたように、昔の黒電話のダイヤルみたいになっていて、円い穴が外周に空いています。
穴の数は、14個。そう、ボードにいるスターたちの数と同じです。

プレーヤーは、新1位を予想する「予想チップ」を次に1位になると思うスターの今の順位に1枚おきます。
それかせ、同じ様に、人気が急上昇すると思われるスターに、「今週の注目チップ」をおきます。

さらにプレーヤーは、数字の書かれた「黒いチップ」と「赤いチップ」を好きなスターの上におきます。

「黒いチップ」は、数字の分だけスターの順位を押し上げます。
「赤いチップ」は、数字の分だけスターの順位を下げてしまいます。
これが、よくできているところで、「予想チップ」と「今週の注目チップ」は、それぞれ、「+1」順位を押し上げます。
ただし、それぞれのチップは、各プレーヤー、全部違うところにセットしなければなりません。
つまり、「黒いチップ」で数字の大きいものを使えば、すぐに1位の予想なんてできそうなのですが、それが、同時にはおけないわけです。

ここからが、このゲームの見所ですよ。
自分のCDに、チップをセットしたら、それをCDレコーダーにセットします。
他の人に自分の予想がわからないように、ジャケットをしたままプレーヤーにあわせて、ジャケットを引き抜きます。
そうすると、CDプレーヤーの穴のなかに、自分のチップが、落ちていくんですよ。

全員が、そうして、自分のCDをセットして、ジャケットを抜くと、おもむろに、係の人が、木の棒をもってCDを回すんですよ

ち、蓄音機?

このCDプレーヤーですが、下に「返却口」がありまして、「14位」のところまでまわすと、14位においた全プレーヤーのチップが、コロコロところげ落ちてきます

ということで落ちてきたチップを合計して、14位のスターの順位がどうなったのかを決めます。

こうして、1位までみていきます。
そして、順位が決定したら、それぞれのプレーヤーの得点計算になります。

スターの道は、けわしいのです。
現在、11位から14位までだったスターは、順位を1番でも落とせば、チャート落ちしてしまいます。
チャート落ちしたスターは、ゲームから除外され、なんとそのスターのレーベルは、マイナス点になってしまいます。

最初に、上位に居座ることができたスターをもつレーベルは、ラッキーです。
でも、売れっ子スターたちも、「殿堂入り」という引退(?)が、待っています。

自分のレーベルのスターたちを押し上げるのも楽しいのですが、「予想チップ」と「今週の注目チップ」は、それぞれプレーヤーの選んだレーベルの色をしていて、誰がどのスターを注目したかがすぐにわかります。
そして、この予想も楽しいです。
地道に、自分のところのスターを予想して1歩でも押し上げるか、上昇気流に乗っている他社のスターに賭けるか?

スターは、有名スターのパロディになっています。
知っていると、もっと、おもしろいと思います。

みんなが知ってるマイケル・ジャクソンもどきなんかは、注目度ダントツで、ランク外からスターの道を駆け上り、一気に殿堂入りしてしまいました。

うーむ。日本のスターの生写真とか使って遊ぶと、より、いろいろな邪念が入ってきて、おもしろいかもしれん。
だれか、つくって~。

えーと、まあ、なによりも、そのギミックがすごすぎるのですが、ゲームとしても、けっこうおもしろかったと思います。
考えどころ?あるような、ないようなおもしろさでした。