そして、「いいネタができた」と、ゲームを全然していない部分のことを「ゲーム会レポート」とかいって書いてしまうのは、どうよ。
と、自分でも、思わないことはない。
そして、「いいネタができた」と、ゲームを全然していない部分のことを「ゲーム会レポート」とかいって書いてしまうのは、どうよ。
と、自分でも、思わないことはない。
7月24日(土)。
なんとか、忙しかった仕事も、ピークを越えました。
さすがに、忙しすぎて、大人のゲーム会には、なかなか参加できなかったのですが、チャンスということで、「京都ボードゲーム倶楽部 おてばん」に行ってきました。
「京都ボードゲーム倶楽部 おてばん」
http://oteban.ifdef.jp/
「おてばん」は、白紙さん、千石さんのお2人が始められた京都のボードゲームサークルです。
毎月1回、13時から20時まで、長岡京市立産業文化会館の会議室で活動されています。
今年の3月にスタートしまして、この日で5回目の開催でした。
実は、第1回目のときから参加したかったのですが、なかなか時間があわなくて、この7月24日が、わたしの初参加の日となりました。
おてばんの会場は、駐車場があるよということで、愛車のムーブに飛び乗ってGOです。
方向音痴のわたしですが、愛車には、カーナビというハイテクな機械がついています。
だから、道はわからなくても、楽々です。
ということで、早速、目的地を打ち込んで……。
な・が・お・か・き・ょ・う・さ・ん・ぎ・ょ・う・ぶ・ん・か・か・い・か・ん
「ピー、該当施設はありません。」
??。何故?
仕方がないので、地名検索に切り替える。
京都府 長岡京市 さて次は?
長岡京市街中心部?
映し出された地図を見る。
「長岡記念文化会館」??
なんだか、多少、名称が違っているような気がしますが、まあ、おなじ長岡京市。しかも、文化会館。行けばなんとかなるだろう。ということで、出発です。
ナビに従って行ったので、途中の経路は、まあ順調に。
そして、見えてきました。「長岡中央公民館」??
また、なんか、名前違うし……。
すごく大きな建物です。ぐるりとまわりを1周すると、大きな駐車場も見えてきます。
「ここか?」
まあ、とりあえず、なかには入ったら、どっかに部屋を利用するサークルの名前が書いてあるだろう、知っている人にも会うかもしれない、ということで、レッツゴー。
どうやら、中央公民館やら、長岡記念会館やら、いろいろな建物が、複合して建っているみたいです。
産業なんたらとは、書いてないのですが……。
黒板を見ると、2階のところに、「囲碁サークル」と「京都ゲーム交流会」という名前が。
「京都ゲーム交流会」。
ゲーム?
ゲームって、ゲームだよなぁ(笑)
まさか、小学生が公民館借りて、テレビゲームってことはないだろう。
京都のゲームサークル。わたしが知っているのは、「MMG」と「おてばん」だけです。
ほかにあるという話は、聞いたことがない……。
まさか、これが違うってことは、ないよなぁ……。
「おてばん」と書いてないところが、若干不安をあおるのですが、公民館みたいな施設を借りるときは、こういう堅い名前の方が、借りやすいという事情があるのかもしれません。
ということで、2階のお部屋に。
ドアの前。耳をすます。
声は、きこえてきません。
時間は、1時半ぐらい。そろそろゲームがはじまって、ワイワイいう声が聞こえてきてもよいはずですが……。
そっと、ドアを開けると、そこには、白紙さんと千石さん。
ではなくて、知らない男の人が、2人、立って話しておられました。
ボードゲームらしき箱は……ないなぁ(泣)
「ここは、『おてばん』ではないのですか……」
いや、もう、充分、答えわかっていたのですが。
「ここは、『京都ゲーム交流会』です」
「あ、すいません」
とドアを閉めたものの、どんなゲームをしているのか、気になって、気になって(笑)1
仕方がないので、1階の受付に行って、守衛さんに、
「ここは、産業文化会館ではないのですか?」
と聞くと、
「そう聞く人は、いつも、3人ぐらいいるよ。<b>違います</b>」
と、産業文化会館までの道を教えてくれました。
行ってみると、何故かナビに「長岡京市産業文化会館」と、しっかり出ているではないですか!!
<b>ナビ。知っているんなら、教えろよ!!</b>
どうやら、「長岡京産業文化会館」ではダメで、「長岡京市立産業文化会館」なら、わかったらしい。
融通をきかせなさい。
で、黒板を見ると、
「2階 京都ボードゲーム倶楽部」
の文字が。
またですか?なんで、「おてばん」って、書いていませんか?
もしかして、京都では、ゲーム会は、ウワサにならないぐらいどこの公共施設でも遊ばれていますか?
本当に、これ、「おてばん」のことですか?
ドアの前に立つと、今度は、遊んでいそうな声。
そして、扉を開けて……。
「ベンガベンガ」で終了するはずでしたが、従姉は、家の母親としゃべっております。
コソコソコソ。
「もう、1こする?」
子どもたちに異論があろうはずが(笑)
ということで、もう1こ。
まあ、あんまり時間のかかるのも出来ないということで、「色いろおふとん」などをセレクトしてみました。
あんまり殺伐としない方がいいだろうということで、最近は、イタズラ小僧に積み上げられたおふとんですが、1番上のおふとんでなくても、とっちゃっていいことにしています。
まあ、それでも、けっこうそろわないものですが。
小学生ぐらいになってゲームになれてくると、プレーヤー同士の絡みがないので、ちょっと単純に思えてしまうかもしれません。
まあ、これは、ゲームのおもしろさというよりも、絵柄のかわいらしさを楽しむゲームです。
かわいいもの好きには、うけると思います。
まだ、おしゃべりは続いています。
「しかたないねぇ(笑)」
「しかたないねぇ(笑)」
まあ、そろそろ終わりかなぁと思っていたけど、お母さんたちのしゃべりの邪魔をするわけにはいかないからねぇ。
ということで、いそいそと「オバケだぞ~」を遊びます。
まずは、簡単ルールで。
3人ということで、自分のコマを1こずつ使って、3つのコマで遊びました。
でも、これは、失敗。
3つのコマだと、簡単すぎるんです。
そうでなくても、心配性のこの姉妹です。オバケに変身した自分のコマをものすごい集中力で、見つめています。
お姉ちゃんなんて、
「わかんなくなったらイヤだから、ずっと押さえとこ~」
とか言っておりますので(笑)
「それは、ダメダメ」
と注意していても、3つのうち自分のコマを覚えるのは、ちょっと簡単すぎるようでした。
ということで、ふつうのスゴロクでした。
途中で、気がついた従姉が、
「あっ、もうそれで、最後にしいや」
と言っていましたが、これで終わるわけにはいかんよなぁということで、今度は、上級ルールでもう1回。
これでも、簡単すぎでした。
「オバケ」の目が出て、自分のチップが取り替えられても、次に自分が「オバケ」がでたときに、自分のチップを取り返せば、見失わない。
そして、順位よりも、なによりも、見失わないことが主眼で戦われるとつらい。
今、ルールを見返してみたら、3人の場合でも、2人の場合でも、コマは4つ使って遊ぶのが正しいようです。そして、プレーヤーの色じゃないコマは、はじめっからオバケに変身しているというのが、正式ルールのようです。
そうだよなぁ。コマ3つは、少なすぎだよなぁ。
「終わったかな。帰ろうか」
と子どもたちのお母さん。
いや実は、さっきも、1回終わったのですが(笑)
「もう、1つだけしたいなぁ」
もう1つもなにも、「そろそろ終わり」と言われてから、3つぐらいゲームを遊んでいるわけですが(笑)
でも、たしかに、簡単すぎの「オバケだぞ~」が、ラストのゲームでは、わたしとしても、後悔が残ります。
「しかたないなぁ、もう、1つだけやで」
ということで、なにをしたいと聞くと、はじめに遊んだ<b>「にわとりのしっぽ」</b>が、選ばれました。
<b>これって、結果、見えてるやん(笑)</b>
こういうとき、やっぱり、お姉ちゃんの偉さというか、優しさというのを感じますねぇ。
妹ちゃんは、単純に、自分の得意なものを選んでいるわけです。
お姉ちゃんは、そんなとき、なにげに譲ってあげているんだと思います。
ということで、ラストゲームです。
結果は予想通り、妹ちゃんの勝利だったのですが、お姉ちゃんも、すごくがんばりました。
子どもって、ちょっと繰り返すだけで、けっこうすぐに上達していくんですねぇ。
わたしだけが、何回遊んでも、なかなか上達しませんが……。
自分が、上達していること、お姉ちゃんも気づいたようで、なかなか、満足そうにしていました。
そして、子どもたちは、公文に行きました。
散々遊び疲れたあとに、公文。
子どもも、大変だねぇ。
子どもたちのお母さんも帰ってきて、もうすぐ夕ご飯だよということで、子どもたちは、「ベンガ・ベンガ」を持ってきていたけど、とりあえずは、いつでもやめられて場所をとらない<b>「スティッキー」</b>を。
たいへん、お手軽で、簡単なアクションゲームということで、こういう、ちょっとした時間には、なかなか、重宝します。
お母さん、巻き込みたいという思いもあるのですが、残念ながら、夕食の用意の手伝いをしています。
ということで、やっぱり、3人で遊びました。
最初の1回は、サイコロもなんにも振らずに、交代で、1本ずつ引っぱってスティックを抜いていきます。
姉妹2人のスタイルは、超慎重型のスローモーション抜きです。
でも、このゲーム、かえって、ある程度のスピードで、サッと抜く方がいいのかも。
2、3回まわれば、太いスティックは、細いスティックよりも、危険ということも、すぐに飲み込めた様子です。
ということで、倒れて、2回目のときは、サイコロ有りで遊びました。
「実は、このスティック、太いのが3点、中ぐらいのが2点、細いのが1点です」
と取るスティックによって、点数が違うことも、このとき、はじめて教えました。
もっとも、あんまり、勝ち負けにこだわる方ではなくて、自分が倒したらいやだと思っているようで、子どもたちは、サイコロを振るときは、
「黄色でろ!黄色でろ!」
と言って振っていました。
黄色は、1番、細いスティックなわけです。
倒れても、シビアに点数計算なんかせずに、
「アハハ」
と笑って、夕食がはじまるまで、楽しみました。
お食事も終わって、
「もう、今日は、泊まって生きなさい」
てなことを言っていましたが、なんと、
「今日は、これから、公文に行かなければならない」
という衝撃の事実が、判明しました。
晩飯食ってから、公文かよ。小学生も、大変だねぇ。
ということで、あと、どうしても、やりたいゲームだけ。
子どもたちは、さっき選んでいた<b>「ベンガベンガ」</b>を。
5歳からのゲームです。小学生の2人ですが、動物の移動は、理解したような……ときどき、少し間違っていました。
まあ、「ラビリンス」の移動が理解できていたので、大丈夫なはずですが、多少道のつながりが細く描いてあるので、そのあたりが難しかったかな。
今まで、4人で遊ぶのと、2人で遊ぶのを経験しました。
4人だと自分が追いかけている動物が、どんどん飛ばされて、けっこう、しんどかったです。
2人の場合は、逆に、マップが広すぎるような感じを受けました。
今回は、3人で遊んだのですが、これぐらいがちょうどいい人数なのかもと思いました。
もうちょっと遊んでみて、データを取ってみないと、まあ、たまたまということもありますが。
お姉ちゃんが全部のスタンプを集めた後、妹ちゃんにも、残りの動物のスタンプを押して。
「じゃあ、それ、記念にあげよう」
と言うと、
「いらなーーい」
と言われてしまいました。
まあ、家に持って帰っても、ゴミになるだけかもしれませんが……。
まあ、このあたりは、
「欲しい。欲しい」
と言うと、お母さんの顔色が怖いというのも、あったのかも。
無理にでも、持って帰ってもらいます(笑)
となりの伯母さんがやってきて、人数がそろったということで、子どもたちがやりたがっていた「こぶたのレース」をスタートします。
このゲームも、何回か遊んだことがあるので、子どもたちは、
「道、みち、ミチ」
と歌いながら、ボードをつなげてコースをつくっています。
引っ込み思案な2人ですが、そろそろ慣れてきて、性格が変わってきています(笑)
子どもたち2人、わたし、伯母さんで遊んだわけですが、4人というのが、このゲームの最低必要人数だなぁと思います。
3人だとすこしさみしいですが、4人だと絡みがでてきます。
慎重派の子どもたちですが、チップの使いどころは、まだ、難しいのか、性格からか、なんか、最後の最後、ギリギリになって、
「チップ使わないの?」
と言われてから、チップを使う姿が見られました。
これも、楽しいので、2回遊びました。
ちょっと、ステップ・アップして、考えるゲームも遊んで欲しいなぁということで、わたしがオススメしての<b>「ジュニア・ラビリンス」</b>です。
伯母さんは、隣の家に帰ってしまったので、またまた、子どもたち2人とわたしの3人に戻ってしまいました。
「ラビリンス」と「カード・ラビリンス」と「ジュニア・ラビリンス」の3種類があったのですが、今回は、対象年齢の1番小さい、「ジュニア・ラビリンス」を選びました。
「ちょっと、こーゆーの苦手かもしれへん~」
遊んだことのないタイプのゲームで、見た目難しそうということで、少し腰が引けている2人です。
わかりやすいなぁ。キミたちは。
「簡単。簡単。
自分のオバケさんの色を決めます。
タイルの上に描いてあるのは、全部、宝物です。カエルも、ネズミも、電話も、なぜか、全部、宝物です」
少し、ブーイング(笑)
わたし的にも、納得いかないのですが、まあ、オバケにとっては、宝物なんでしょう。
「円いチップを1枚めくります。
これと同じ宝物の絵が描いてあるところに、自分のオバケを動かします。
動くのは、道が続いている限り、どこまででも動くことができます」
このあたりは、実際にタイルをめくったり、コマを動かしたりしながらすると、まあまあ、簡単かな。
そして、最後の1番、難しいところを説明します。
「さて、道がつながっていなければ、宝物のところに行くことができません。
この道は、自分の番の最初に、1回だけ動かすことができます。
1つだけ、このタイルあまってるでしょう。これを矢印のところから入れます」
「わぁ」
これだけて、驚いていただけて、うれしいです(笑)
これは、「カード・ラビリンス」では、味わえないところですね。
「自分の番の1番最初に、絶対1回、こうして道を動かさないといけません。
じゃあ、やってみようか」
タイルは、5×5の25枚しかありません。だから、「ラビリンス」にくらべて、道が非常につながりやすいです。
あと、押し出されたタイルの上に「オバケ」が乗っているときの処理があるのですが、これは、そういう状況がでてきたときに説明します。
最初は、せっかく道がつながっているのに動かしてつながらなくなったりということもあったのですが、お姉ちゃんは、トライ・アンド・エラーを繰り返すうちに、タイルを動かさなくても、道がつながるかどうかが、わかるようになってきました。
妹ちゃなの方は、動かしてみなければわからないのですが、それでも、いろいろためしに動かしてみるのは、なかなか楽しいようすです。
わたしですが、まあ、動かせばつながるようなときには、
「つながるところあるぞ。さがせ、さがせ」
とアドバイスを。
「これは、つながらないかな……」
盤面をみつめるお姉ちゃん。
「うーん。あ、つながるよ」
おぉ。わたしが見逃していたすごい長いまわり道を探し出しました。
「これ、これ、けっこうおもしろい」
という声が、きけてよかったです。
結局、わたしと、お姉ちゃんが同点で、妹ちゃんが2点差ぐらいでした。
「それでも、わたし、ほんとうは、このゲームにがてやとおもう……」
謙虚なお姉ちゃんでした。