ベスト・オブ・映画欠席裁判
映画に詳しいわけではないので、けっこう、有名どころしか見てないです。
でも、知らなくても楽しめる。
ものすごい知識のある人のおもしろい蘊蓄っていうのは、いいですね。
多分、映画見てるよりもおもしろいかも。
なんか、賛否両論あるみたいですねぇ。
でも、物語は作者のもの。これは、これでいいのではないかと思います。
というか、わたしは、ずっとヴァレのファンで、ナリスは嫌いでしたが、これ読んで、ちょっとナリスの嫌い度が下がった感じがします。
うーん、これがなければ、後半の2人の関係っていうのは、やっぱり説明できないだろうとお思います。
まあ、後は、栗本 薫が、本当にノリノリで書いているのがわかって、良いなぁと思います。
本当に、自由に書いている。メチャクチャなところもあるのですが、そこも含めて、なんか魂の叫びという感じがするじゃないですか。
これは、多分、グイン・サーガが前に進んでいくためには必要な物語だったのだと思います。
凶星
マルガ・サーガ
(天狼プロダンション)
栗本 薫
かつて、天才がいた。多分、今はもういないのかもしれない。
でも、ぼくらはその天才が、ものすごく開花していくときをリアルタイムに見たので、もう1度あの花火を見せてくれるのではないかと期待してしまう。
創作の女神は気まぐれで残酷。おごれる人も久しからず。
コミックス
発売日 : 1998-03
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