北条司,読書エンジェル・ハート,バンチ・コミックス,北条 司,新潮社

エンジェル・ハート32

泣かせます。
それでも、セカンド・シーズンは、もういいかなぁという気もしています。うーん、長すぎるんだよなぁ。

ずっと安定して読んでいられるよさはあるのですが、「Xファイル」とかと一緒で、結局前に進んでいかない話って、どこかであきちゃうのかなぁ。
ワガママですが。

で、何年かして読むと、またおもしろくて、続きが読みたくなったりするんだけれど……そして、その何年間は、実は、なくても大丈夫なぐらいしか、お話はすすんでいなかったりする。

藤子・F・不二雄,読書パジャママンネきゃぷてんボン,パーマン,小学館,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集

パジャママン/きゃぷてんボン ほか 藤子・F・不二雄大全集

全く知らない作品でした。
まあ、パーマンの簡易版みたいなお話です。
幼年向きの藤子・F・不二雄。幼年向きでも、年齢に応じて少しかき分けしているみたいなところが、ちょっと凄い。

でも、

「パジャママンに変身しようね」

とかいって、着替えさている映像が、ちょっと思い浮かびます。基本的に、おもしろいし、好きです。

北崎拓,読書さくらんぼシンドローム,クピドの悪戯,ヤングサンデーコミックス,北崎 拓,小学館,虹玉

さくらんぼシンドローム6 クピドの悪戯2

なんか、けっこーグタグタ感がねぇ。
そういえば、「虹玉」では、病気が主人公の属性で、しかも男性だったので逼迫感があったのだけれど、今回は、病気が主人公の属性でないので、あんまり深刻に感じないのかも。

実は、今回の方が、状況としては深刻なハズなんですけどねぇ。別に、「紅玉」が出たところで死ぬわけではないし……実際、そうやって活きていく話だったし。

こっちの方の「消える」恐怖の方が、深刻であるべきだと思うんだが。所詮、他人事ということなのかも。

渡瀬草一郎,読書アスキー,アスキー・メディアワークス,渡瀬 草一郎,角川グループパブリッシング,陰陽ノ京,陰陽ノ京 風月譚,黒方の鬼

黒方の鬼 陰陽ノ京 風月譚

この人の「陰陽ノ京」のシリーズ好きなんです。
とかいいつつ、実は、この人の作品「陰陽ノ京」シリーズしか読んでないのですが。

これはそのサイドストーリーみたいなお話です。主人公が、加茂 光榮。雰囲気は、同じでうれしいです。話の展開自体は、なんとも、のんびりした感じです。
まだ、1巻目ということで、みんな顔見せ的な意味もあるのかなぁと思います。

前作からは、2~3年たっての刊行です。
まぁ、ゆっくりのペースでいいから、これからもかき続けてくれて、「陰陽ノ京」の続きも、読めたらいいなぁ。

渡瀬 草一郎
アスキー・メディアワークス,角川グループパブリッシング
発売日:2009-12-16
 

小林よしのり,読書ゴーマニズム宣言,ゴーマニズム宣言EXTRA,小林 よしのり,幻冬舎,挑戦的平和論

挑戦的平和論 下 ゴーマニズム宣言EXTRA

これ、最後のマンガ論が、半端じゃなくおもしろい。
もう、「平和論」は、どうでもよくて(爆)……ぐらいの勢いで、おもしろいです。

その時、その時代でなければ感じられないことって確かにあって、こうやって、熱く語った文章を読むことでしか、それは理解できないんですよねぇ。

大塚 英志の手塚論では、若干、「その時代の空気は意図的にねつ造されたものかもしれない」みたいな考え方もあったのですが、それだけではない衝撃も、確かにあったんではないかと思うのです。
後から見てみれば、確かに同時代に似たものの萌芽はあって、そこだけ取り上げられるのはねつ造的に感じてしまうかもしれないけれど、それでも、その時代の空気のなかの微妙な最先端を手塚 治虫は走っていた気がする。
その微妙な差は、今の時代から見るとものすごく些細で差を感じないけれど、実は、その時代には、ものすごく大きく感じられたんではないかと思うのです。

しかし、平和論より、こっちの方に目がいっちゃうというのは、実は不謹慎なのか?
わたしも、平和な時代の子どもだからねぇ。