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えーと、今週の頭の日曜日、6月22日には、彦根で「第16回カロム日本選手権大会」というイベントが行われました。

ここで、ゲーマーの人たちの反応というのは、どんな感じなんでしょう。

「あぁ、あれね」

という感じなのでしょうか?それとも、

「カロム?なんじゃそりゃ」

という感じなんでしょうか?

「カロム」というのは、どうやらビリヤードの原型になったゲームなのだそうです。世界各地に、いろいろとかたちを変えて伝えられています。
日本では、明治・大正時代に伝えられ昭和30年代には、「闘球盤」という名称で全国的に親しまれていました。
しかしなぜか、今では、滋賀県彦根市を中心とする地域にしか残っていないという不思議なゲームです。

りんは、滋賀県に長いこと住んでいるのですが、不破さんのWebサイトでカロムのことを知るまでは、聞いたこともなかったです。湖南の方では、伝わっていないのですねぇ。
不破さんのWebサイトでカロムのことを知ったのは、去年のことだと思います。
それで、

「おー、滋賀県かー。彦根かー」

ということで、いろいろと調べてみたのですが、さっぱり、実態がわからないんですねぇ。

そんなある日の昼食時、同僚が、

「きのうは子どもと1日中、『カロム』をした。こんなふうに子どもと遊んだことってなかったから、子どもはとっても興奮していた」

という話をしていたんですねぇ。
ビックリしました。こんな近くに知ってる人がいた(笑)

でも、他の同僚たちは、

「『カロム』ってなに?」

という感じでした。
だから、本当に一部の地域では、ごくごく日常的に遊ばれていて、たいがいの家の押入には入っているようなのですが、そこから出るとまったく知られていないゲームなんですねぇ。

それから後、「ゆうもあ」の活動に参加させていただくことになって、親とそんな話をしていると、

「あぁ、闘球盤1ね。会所にあったよなぁ。あと、○○さんの家にもあった。お金持ちやったからなー」

「やりすぎると指のツメが黒くなってなぁ」

などという会話が。
今まで、知ってたんやったら、教えてくれやー。
いや、わたしが聞いたことがなかったんですけどね(笑)

どうやら、わたしの両親が子どもだった頃は、まだ全国区で遊ばれていたようです。

それでも、彦根や湖北でしか売られていないカロムは、わたしにとって幻のゲームだったわけです。
↑ 「宇治ぱふ」でも扱っておられるという話を聞いたような気もしますが、少なくとも店頭には出ていないですねぇ。

えーと、ご存じのように、わたしは通販があんまり得意ではないので、彦根まで足をのばすことがあったら、ぜひ見てみたいなぁと思っていました。
でも、この「カロム」木でできたとっても大きなボードを使いますので(1人用のコタツよりもでかいです)、お値段もかなりするんですよねぇ。
そして、わたしの住んでいるところから彦根までは、とても遠い。車で2時間ぐらいかかります。

ということで、今回も、大会があるということは知っていたのですが、実は行く予定は、全然なかったんです。
で、久方ぶりに実家に帰ってみたら、

「お前、これ行くの?」

と親が新聞の切り抜きを見せたんですねぇ。それが、彦根で行われる「第16回カロム日本選手権大会」の記事でした。

「いや。行く気はないけど」

とか答えつつ、

「うーむ。ここまでされたら、行かなければならないか」

と思いまして、日曜日のお昼から、彦根に向けて出発しました。

彦根は、「カロム」の盛んな町ということで、町の前面に「カロム」を押し出しているということは全然なく(笑)、なぜか、古本屋さんがたくさんあるように感じだ普通の町でした。

会場は、メチャクチャ大きな体育館で、人も多くて熱気ムンムンでした(これは、本当)。
体育館のフロアーでは、たくさんのカロムの台がおかれて、競技がおこなわれていました。
体育館の別の場所では、ストライカーというカロムにつかうコマに色づけ出来る場所があって、子どもたちが、楽しそうに色を塗っています。
そして、その横では、子どもたちがクラウンを相手にカロムの対戦(?)をしています。

フロアーの試合は真剣そのものなので、知らんおっちゃんが盤の横についてのぞき込むような雰囲気ではなかったのですが、こっちは、子どもの友だちがギャラリーについていたりして、気楽な雰囲気です。
で、わたしも、ギャラリー(笑)

「カロム」は、ストライカーというコマを指ではじいて、12個ある自分の色のコマ(パックといいます)をすべてポケット落とし、最後にジャックと呼ばれる特別なボードに1つしかないコマを速く落とした人が勝ちというゲームです。
指でコマをはじくところはおはじきに、コーナーにあるポケットにパックを落としていくところは、ビリヤードに似ています。

もう、中盤か終盤ぐらいのようです。
子どもが、ストライカーをパンッとはじくたびに、自分の色のパックがポケットに入っていきます。
どうやら、自分のパックが落ちたら、もう一度、連続でストライカーをはじくことが出来るようです。
クラウンも、子どもも、3回ぐらい連続ではじいては交代していきます。

た、楽しそうだ。それに簡単そうだ。それから、気持ちよさそうだ。

部屋を見回すと、「彦根カロム」販売の文字が(笑)
でも、どこを見回しても、あのでっかいボードがおいてあるような雰囲気ではありません。

「えーと、本物のカロム盤って、ここで買えるの?」

「はいはい」

ということで、倉庫から持ってきてくれた段ボールは、デカい。わたしが持ってるどのボードゲームを広げたよりもデカいです。

そして、お金を大きなお金で払おうとすると、お釣りがない……。
あんまり売れると思ってないですか?
もしかして、ここで、買う人は、わたしだけですか?
会場でこの日、いくつカロム盤が売れたのか、ちょっと気になります。

さて、このデカいカロム盤ですが、持って見るとメチャクチャ軽いです。なんか、段ボールにも、新しく軽くなったみたいなことが書いてあります。

それを抱えて、体育館から出ました。
1時間ぐらい会場にいただけです。
ちょっと、「カロム選手権大会」のレポートとしては、甘いですねぇ。
不破さんファミリーも、こられていたようでしたが、残念ながら出会えませんでした。

さて、駐車場までの道のり。すれ違う人、すれ違う人が、大荷物を抱えるわたしを振り返ります。
なかに、おばあちゃんが、お1人。

「見てみぃ。あの人、大きなカロム盤、もらって帰らはるわ。きっと強いねんで」

とか、孫に話しかけておりました。

ご、ごめん。おばあちゃん。わたしは、実力じゃなくて、銭の力で手に入れました。
実力は、これからということで(笑)

実力がついたら、来年は選手としてレポート書いているかもしれません。
ホンマかいな。

  1. カロムの別名の様です。 []

更新雑記

さて、この日記も、1カ月以上の遅れとなりました。
これから、どうなるんでしよう?

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クク

京都ドイツゲームサークルのシメのゲームは、おなじみの「クク」です。
このゲームのことだけは、ゲーム会終了1カ月後の今でもよく覚えています。

今回の(というか5月の)の「クク」は、たしか15枚か、20枚ぐらいのチップをもってスタートしたのですよ。

いつも、「クク」は1番最後で、けっこう時間がないときに遊びますので、チップ10枚とか、少ないことが多くて、わたしとしては、それがけっこう不満だったのですね。

でも、今回は、チップたくさーーん(笑)

いやが上でも、気合いが入るというものです。
そして、爆発しました。

りんの時代が、きたーー!!

第1回の京都ドイツゲームサークルの「クク」は、たしかけっこうわたしの時代だったような記憶があるのですが(記憶違いかも)、なぜか、それ以降、全然、鳴かず飛ばずだったんですよねー。

でも、いきなり1回戦目から、ボットをゲットしましした。

お金は、あるところに集まってきますからねー。この日のわたしは、すごいですよ。
常に大人の時間まで負け知らずで参加。このあと、2回ぐらいボットのチップを取ってしまうという快挙をなしとげました。

大金持ちや。

しかし、6月は……。
ということで、いつか書くはずの6月の京都ドイツゲームサークルのレポートに続きます。

京都ドイツゲームサークルは、ククでおひらきです。
では、ここまで。

更新雑記

というわけで、「ピラミットカードゲーム」をさがしております。
大津のロフトは、ゲーム類はなんもないなぁ。

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ドメモ(ピラミッド・カードゲーム)

これは、今回のお気に入りゲームでした。
「ピラミットカードゲーム」というカードゲームを使って遊びましたが、これは、もともと「ドメモ」用に開発されたカードではなく、「大富豪」のようなゲームということでした。
ただこのカートの「1の札」が1枚、「2の札」が2枚と増えていくところが、今回の「ドメモ」にピッタリということで、使用されたようです。

「ドメモ」は、もともとはカードでするゲームではなくて、タイルを使って遊ぶゲームなのだそうです。
このタイルは立つようになっていて、自分から見えないように立てて遊ぶということです。見たことないのでわからないのですが、マージャン牌みたいな感じなのかなぁ。

今回は、この本物の「ドメモ」がないから、ピラミットカードゲームで代用というわけです。

カードを全員に同数ずつ配ります。
カードの構成は、さっき書いたように、「1の札」が1枚、「2の札」が2枚……といふうに数字と同じ数だけの枚数のカードがあります。
何枚かのカードは余りますので、ふせておきます。
すいません。このあたり何枚カード使うかは、定かでありません。なんか、

「てきとー」

とかいう言葉も聞いたような気がします。
例えば、5人で5枚ずつのカードを持って遊ぶとすると

1から7までのカード、

1+2+3+4+5+6+7で

28枚のカードを使うわけです。
それをそれぞれ5枚ずつ配って、3枚余ったカードは、だれも見ずに裏向けにしておきます。

さて、配られたカードですが、普通のゲームとは逆で、自分のカードだけは見てはいけません。ちょうど、インディアンポーカーみたいな(知ってる?)感じです。
自分からは見えないように、自分のおでこのところに表向けに持ちます。

これで、自分のカードは見えないけども、他のプレーヤーのカードは全員分わかることになります。

さて、どうやってゲームするかというと、これ、ちやくちゃ簡単です。
みんなのカードを見て、自分の持っているカードを予想します。
自分の手番がくれば、その予想したカードを宣言します。
もしあっていれば、周りのプレーヤーが、自分のカードからその数字のカードを取ってくれます。

こうして、どんどんカードが減っていって、1番最初にカードがなくなった人が勝ちです。

たったこれだけのゲームなのですが、これが、とってもおもしろいです。
えーと、まわりの人の手札を見れば、見えない自分の手札にあるカードは、ほぼわかるはずです。
全員がそうですから、1回、2回のミスがけっこう命取りです。

数の多いカードが、自分の手の中に入っている可能性も多いので、比較的楽なのですが、「1」とか「2」とかの数の少ないカードが、あんまり見えてなかったら、ドキドキものです。

「自分のところにあるのかなぁ?それとも、あまり札の中か?」

下手に、「1」とか言って間違えてしまうと、

「あいつが『1』と言ったということは、『1』は見えていない。だから、オレのところにはない」

という感じで、推理されてしまいます。

でも、いくら相手のところに少ないからといって「7」を連続で4回ぐらい言わないといけないのも、けっこうドキドキしますよ~。

ゲームが進むと、裏向けでおでこの前にカードが3枚ぐらいあるにもかかわらず、なんか透けて見えてくるときがあるんですよ。
その時は、

「見切った!!」

という感じて、すごい快感です。
でも、他の人に先にあがられたりして(笑)

かなり後半にやったゲームです。
ちょっと、頭がおねむちゃんになっていて、自分のカードをしっかり表向けて見てしまって、みんなから、

「オイオイ!なにやってんねん」

とツッコミが入ったのは、お約束。

ピー・ハルヴァー,Halvah P.,
アレックス・ランドルフ,Alex Randolph
幻冬舎エデュケーション
発売日:2009-03-05