音の優しさ…音の深さ…

一色まこと,読書

ピアノの森6

単なる上手下手ではない「音の優しさ」や、「音の深さ」というのは、いったいどういうもので、どうやって表現できるんでしょう?

同じ楽譜なのに、違いが出てくる。
それは、別に、「大胆なアレンジ」なんかじゃなくて(カイは、どっちかというとアレンジしているという感じもありますが)、同じ楽譜なのに違うもののようです。

もう1回聞きたくなるピアノは、下手ではダメなんだけど、必ずしも、超絶に上手なピアノというわけではない。

そのあたりは、物語としては、その人の「人格」にかえってしまうのですが、現実では、そうでもなくて……。
不思議です。