ピアノの森26
完結です。
雑誌が変わったり、途中、長期で休みが入ったりといろいろありましたが、大団円で終わりです。
この1巻は、エピローグ的な1巻かなぁと思います。すべてのピースが、収まっていく感じがあります。
まあ、冴ちゃんとのこととか、もっとじっくりかいて欲しかった部分もあったのですが、そうすると今の緊張感はなくなってしまうかもしれません。
音楽マンガって、けっこう名作が多いけど、その中でも、けっこう輝いている1作だと思います。
いよいよ、次々巻で完結だということです。
うーん、遠いところまできたなぁ。
何度か、終了するタイミングはあって、それを越えて続いてきたのですが、連載が途切れ途切れになるたびに、完結しないままおわるんじゃないかと、正直ドキドキしていました。
今までだって続いてきたのだから、ここから先、世界に羽ばたいていく音楽家としてのカイも、きっとかけると思うし、見てみたいと思うのですが、それでも、完結するのはめでたいなぁと思います。
音楽とマンガって、昔からある組み合わせだけれど、なかなか、難しい組み合わせです。
でも、このマンガは、「音が聞こえてくる」マンガとして、多分、語り継がれていくことと思います。
淡々とそれぞれが課題を超えていって、いよいよカイの番に。
でも、今回の巻でわたしが声をあげるほど衝撃的だったのは、阿字野先生の家!!!
なんか、お城みたいな洋館で、壁一面がワードローブ。
大金持ち??
なんで、小学校の音楽教師をしてたんだろう。
小学校の音楽教師の給料では、あの家を維持できないだろう。ということは、別に、なにもしなくても充分食べていけるだけの遺産があったということですよねぇ。あの仕事を気に入っているようにも見えなかったし。
坊ちゃん??
ねぇさんに、
「この人、なんで小学校の先生をしていたんだろう」
と言ったら、
「えっ、小学校の先生なんて、していたっけ?」
と、すっかり小学校時代のことなど忘れている様子。
思えば遠くに来たもんだ。