大今良時,映画,聲の形,読書

聲の形6

将也が眠っている間の登場人物達を1人1人丁寧にかいていく6巻目。
将也と西宮さんの物語だった映画版では、ここもバッサリとカットされた部分です。

でも、もしかしたら物語を膨らませていくときに、作者的にはここが1番大切にしたところかもしれないですね。

そして、変われるところあるし変われないところもある。変われないところも抱えて、それでも生きている。
西宮さんのお母さんと植野さん。植野さんと結弦。
将也のお母さんの西宮さんに対する態度も、すごいと思いました。大人だっていっぱいいっぱい生きている。それが、子どもにも伝わればいいなぁ。その上で、やっぱり子どものことを大事だと思っているし、成長して欲しいと思っている。

そして、かかれていく1人1人の内面。選択。

今回、マンガを読んで気づいたのは、もしかしたら子ども時代、

「わっ」

といった将也の声だけが西宮さんに直接聞こえた声だったのかもということ。