ロッティ・カロッティ 大人と子ども

プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども

ロッティ・カロッティ

まさか、このゲーム日記で、このゲームを紹介することになるとは思ってもいなかったゲーム。
それが、「ロッティ・カロッティ」です。

立体的なゲームボードとそのギミックが特徴のゲームです。

ウサギさんたちが、丘を登る競争をします。頂上のニンジンにたどりつけばゴールです。

プレーヤーは、カードをめくってカードにかいてある分だけ自分のウサギを進めることが出来ます。
でも、「ニンジンカード」がでると、頂上のニンジンをカチリというまでまわさなければなりません。

ニンジンをまわすと、どこかに穴があいてしまうことがあります。
そこに止まっていたウサギは、あわれ穴に落ちてしまいます。

穴に落ちずに、最初に頂上につくことの出来たプレーヤーが勝利します。

とまぁ、簡単なスゴロクゲームです。
で、なんで、このゲーム日記で、このゲームを紹介することになるとは思ってもいなかったかというと、実は、このゲームにはけっこう不満があるからです。
そのあたりは、さすがにメーカーも理解しているのか、このゲームの対象年齢は、「5~10歳」です。わたしは、もう対象じゃない(笑)こんなゲーム、はじめてみました。

でも、子どもたちは、このゲーム大好きです。特に1年生の子たちは、最近は、これとか、ブロックスばかりを引っ張り出して遊んでいます。

今日も、ブロックスを出して遊んでいたのですが、同じ色のタイルをピッタリ敷き詰めるゲームになっています。

「ほんで、そのゲームは、今、だれが優勢ですか?」

「だれが、勝ちそう?」

と聞くと、わからない(笑)

それが終わったあと、

「一緒にあそぼう」

と来たので、

「なにがしたい?」

と聞くと、全員一致で、「ロッティ・カロッティ」を推薦してきました。

「これやったら、きみらだけでやれるやん」

「いいから、4人でしよう」

ということで、なにが「いい」のかはわかりませんが、1年生3人とわたしとでプレーです。

カードをめくって、その数だけ自分の色のウサギコマを動かします。けっきょく、カードを引くだけの淡々としたゲームになってしまいます。
コマは、各プレーヤー4つずつあって、前方に穴があったり、次に止まるマスが穴になりそうなマスならば、別のウサギコマを出発させたり、動かせたりします。
そのあたりが、多少考えるところのようにみえますが、1ぴきがゴールすればOKですから、どうしても先頭のウサギだけを何も考えずに動かすことになりがちです。

けっこう、落ちる確率も少なく感じます。
今日、4人でプレーしました。全部で16コマあるはずですが、穴に落ちたのは2つだけでした。

今回、わたしだけは考えるプレーをしてみようということで、2コマ動かして様子を見ていました。
子どもは、ひたすら前へ前へ1つのコマだけを進めていきますが、カードの引きの悪い子もいて、3番手ぐらいの位置につけています。
そのうち、2位の子が、ニンジンカードを引いて、自分のコマを穴に落としてしまいました。

このときは、たしかにうけました。しかも、自爆だったし。
で、その子は、またスタートから次のウサギを出します。

1位の子は、だんとつトップ。
2位は、わたしだけれど、前に穴があってストップ状態。
で、3位の子が、サイコロをふりました。
「3」。
そのまま動かせば、わたしを飛び越えて「穴」です。
まぁ、普通は、次のウサギを出発させるでしょう。
でも、なぜかその子は、自分のウサギを穴に突っ込ませておりました。
で、次の自分の順番に新しいウサギをスタート。
きみたち、いつも、こんなプレーしてんのか?
なんでやねん。

こんなプレーをしてても、落ちたのが2ひきだけですからねぇ。落ちたウサギは、よっぽど運がなかったとしかいいようがないです。

そのまま、あっさり、1番の子がゴールしました。

なんか、最後の最後に「穴」がよく開く危険なところがあるとか、そういうのがほしいです。
あと、こんなけのあっさりした10分ぐらいのプレーの中で、カードがなくなって3、4回シャッフルしているというのも、どうかと思います。

不満いっぱい、前をみると、子どもの顔は満足そうです。
うーむ。大人の感覚と子どもの感覚の違いというのは、ありそうです。
たしかに最初これやったときは、わたしも、それなりにはおもしろいと思ったのを思い出しました。
ちょっと、大人は飽きやすいのかもしれません。

うーん。大人もおもしろいように、カードを手持ち3枚とかにして、どれを出してもいいとか追加ルールをつけてやってみようか?

そんなことを思った、今日の「ロッティ・カロッティ」でした。