もう、そこにはいない人のように…

矢沢あい,読書

NANA-ナナ-2

1巻は、プロローグ。奈々とナナが出会うこの巻から、本当の物語は動いていきます。
これが、すごくいい。

奈々の回想っぽいモノローグが、ところどころではいるのですが、それがわたしには、なんとなく、もういない友だちに話しかけているような感じがします。
ただ、これは、人によって受け取り方は違うのかもしれません。
まるで友だちがとなりにいるようにと感じる人もいるのかも。

奈々とナナの対比がおもしろいです。
自分の話ばっかりしている奈々。でも、その話を振ったりしているのは、ナナの方なんですよねぇ。

だから、実は、奈々の方が一緒に住みたがっているように見え待てすが、同居人が見つかってホッとしているのは、実はナナの方じゃないかと思ったりします。

しかし、このマンション、無人なのか?
大丈夫か?コンサートって。