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妖精国の騎士11

実は、1回、この「妖精国の騎士」を読み始めていて、途中で挫折しています。
これは、物語のおもしろさとは関係なく、わたしの時間とか、記憶力とかのせいです。登場人物が多いのと物語が複雑なので、あんまり間をあけちゃうとわからなくなってしまうのですね。

多分、前回は、このあたりで挫折したのではないかと思います。

しかし、ローセリィは、虎穴に飛び込んでばっかりですね。

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妖精国の騎士10

なによりも、解説が、やなせたかしさんなのが……。びっくりしました。アンパンマンですよ。

と、それはさておき。

エアリアンとエイリエルの前世の物語は、昔、家にあった気がするのだが……もう、捨てちゃったかな?
これを読んでいる今は、それがちょっと惜しい。

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妖精国の騎士9

死をこえて再生です。
何回か、これまでも冥界巡りはあったのですが、今回のは、やっぱり最大かなぁと思います。

ある意味、これで、今までもっていた負の感情を精算して、一気に物語を展開していこうとするような感じです。

次は、アーサーが、自分の中の闇と向き合う番です。

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妖精国の騎士8

起承転結の「転」だそうで、

「この転で、読者に凍りつかれた」

と作者は書いていますが……そら、凍りつくわ。

特に、ネリーニの一幕は。ここまでの展開は、裏の設定的には思っていても、男でも(というか男ではかも)、かかないですよねぇ。

そして、そのすぐ後におこるのが、黄泉下りと主人公の死ですから。

これをリアルタイムで読んでいた人は、次どうなるか知りたくて、たまらなかったと思います。
まとめ読みでよかったとも思うし、そのドキドキを味わえなくて残念とも思います。

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妖精国の騎士7

黒き血の谷の姿が、少しあきらかに。

しかし、闇でありながら、いろいろな勢力がある。深い世界です。
そして、けっこう、少女マンガが避けて通りそうな根源的な血の物語をかききります。

これは、中山 星香自身のなかで、もう、

「こうであらねばならない」

というものがあって、多分、雑誌の意向とかでは変化し得ない物だったのだと思います。