ゴーストライダー 破滅への道
地獄にいるゴーストライダーが、欺されて仕事をさせられるお話。
なんか、いいように使われて可哀想な話です。
2023年を締めくくる1冊が、コレかいという感じです。
まあ、今年はわたしも、実はこんな感じの1年であったような気もします。
来年は、平和な良い年でありますように。
ケーブル、ビショップのラインの話だけではなくて、アポカリプスまで絡んでくるのかぁ。
凄いごった煮感があります。
そして、ビショップの過去。過去?未来の過去。
どう着地しているのか?
Xメンのメシア、ポープを守るために、ケーブルは時間を旅する。
追っ手は、ビショップ。
そして、ケーブルも、ビショップも、未来から来た者同士だというのが、ややこしい。
時間旅行を繰り返すことで、どんどん違う世界ができてしまうというのが、今のマーベルの宇宙だとすると、結局していることは問題の解決ではなくて、より良い未来への可能性を残したいというだけで、結局、自分のいた本来の未来は変えられないんですよねぇ。
そして、創り出そうとしている未来は、もしかしたら、どこかにもうすでにある世界の1つですら、あるのかもしれない。
予言された破壊をただそうとした努力そのものが、破壊を招いてしまうというのは、タイムパラドックスな物語ではありがちな展開ですが、歴史が改編されてしまったのかどうかすらもわからないという……。
あたま、ゴチャゴチャしてきますが、それがSFの魅力でもあります。
もう1つのスパイダーマンのシビル・ウォー。
シビル・ウォーの影響を1番うけたのは、実はピーター・パーカーだったかもしれないですよねぇ。
後半は、ブラックキャットの話が中心になっていて、でも、これもいい話です。
ヒーローとしての人生は、自分の人生の何パーセントなのか?
いつも、それを問いかけている、スパイダーマンらしいお話になっています。
ピーター・パーカー、スパイダーマン シビル・ウォー
(MARVEL)
PETER PARKER, SPIDER-MAN
A MARVEL COMICS EVENT
CIVIL WAR
クレイトン・クレイン,Clayton Crain,
エンジェル・メディーナ,Angel Medina,
ショーン・チェン,Sean Chen,
ロベルト・アギーレ-サカサ,Roberto Aguirre-Sacasa,
秋友 克也
ヴィレッジブックス