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マリンブルーの風に抱かれて1

「ご近所物語」より前の矢沢 あいです。

といいつつ、矢沢 あいは、「NANA-ナナ-」しかしらないので、いつからあのポップな絵になったのか、どこかに区切りがあるのかはしらないのです。

「NANA-ナナ-」がよかったので、他の作品も読んでみようということで、文庫に手をだしています。

このころの矢沢 あいは、ものすごい正統派の少女マンガですねぇ。そして、無駄にドラマチックだ(笑)
これは、平行して読んでいたアガサ・クリスティーの「愛の旋律」でも、感じたことです。

でも、クリスティーとか、矢沢 あいとか、うまい人が、正統派かくと、迫力あって、グイグイ読ませます。

基本的に、人間関係ドロドロが、好きみたいですね。矢沢 あいも。

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NANA-ナナ-19

うーん、やっぱりおもしろいわコレ。

芸能界の乱れた人間関係(笑)には、若干、ついていけない部分もあるのですが、こういう、本当に欲しいものと手に入りそうなものがゴチャゴチャしていて、わけがわからなくなっていくというのは、確かにあるかもと思ったりします。

今回の誘拐犯の話も、けっこうリアルな話だと思いました。

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蝉時雨のやむ頃 海街diary1

えー、こんなん出てたん!

と、本屋さんで見かけてビックリした吉田 秋生の新しいマンガ。
出てから、1年近く、気づかなかった。

舞台は、「ラヴァーズ・キス」の鎌倉。
というか、藤井 朋章……って、あの藤井 朋章ですよねぇ。高校3年生になるまでは、こんなことしてたんだ。
あのタラシの噂は、本当だったんですね(爆)

でもまあ、それは、メインのストーリーではなくて、奥の深い背景。

メインは、鎌倉に住んでいる4姉妹のお話。

なんか、いいですよこれ。鎌倉に住んでみたいと思わせる物語です。

吉田 秋生の物語は、「河よりも長くゆるやかに」とか、「ラヴァーズ・キス」とか、「櫻の園」とか、海街diaryのシリーズと同じく、現実よりのお話と、「BANANA FISH」とか「YASHA」とかのアクションの強いお話とがあります。
で、物語の派手さや、エンターテイメントとしては、多分、後者の方が面白いと思います。
でも、前者の物語も、なんか、こころに足跡をつけていくような、きつい描写はないのに、なにかが刻まれるような物語なのです。

「河よりも」の続きがかかれることはもうないのかもしれないけれど、こうやって、かき続けられている物語が、「河よりも」を含んで展開されていっているような気がします。

そして、やっぱり、長女は大変だなぁと思った。

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NANA-ナナ-18

今回の短編(中編)は、「TAKUMI」。

え~、それって、本当に大事なのは××で、○○は、欲望処理係っていうこと???

とか思ってしまった。

しかし、本当に、微妙な関係の人たちが多いマンガです。
これで、未来も平行してかいている。
その終着したときの全員の立ち位置がみえているんだったら、矢沢 あいって、すごいと思います。

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NANA-ナナ-17

この過去の物語と未来の物語がつながるとき、奈々が、ナナともう1度出会うとき、この物語は完結するんでしょうか?
なんか、そんな感じが見えてきた気がします。

母親のコトをすっぱ抜かれたぐらいでは、潰れなかった。でも、ストレスというか重圧がどんどんかかっていく感じは、見て取れます。
どの時点で、どうやって、決壊していくのか?

先が、見たいような見たくないような。