NANA-ナナ-21
ある意味、前巻以上に重苦しい空気の立ちこめた1巻でした。
でも、この巻で、なんで今まで「未来の話」と「現在の話」1が同時に語られてきたのか、その理由がちょっとわかる気がしました。
これ、現在の話だけですすんだら、ものすごく重すぎる話になってしまいますねぇ。
これが、未来にどう繋がっていくのか?
それて、もっともっと先は、どうなって行くのか?
けっこう楽しみです。
- もしかすると、「現在の話」と「過去の話」かも。 [↩]
巻末のインタビューが、いいですね。
はじめに「悩みありき」というのは、今の「NANA-ナナ-」でもかわっていないと思います。
それに、キャラクターの魅力がプラスされた感じです。
しかし、物語の中心になる悩みから、キャラクターの性格づけをしていくとは、なかなかに論理的思考の持ち主だ。
なんとなく、「NANA-ナナ-」につながっていくような感じのストーリーでした。
芸能界だから、そう感じただけか?
でも、今の派手さはないです。
このあたりも、普通の少女マンガですねぇ。
ちょっと、カラーの描き方とか、紡木 たくっぽい感じがしました。ストーリーも、すごい影響受けている感じが。
まあ、どっちが先にいた人なのかはわからないのですが……同時期だと、でも、紡木 たくって、ものすごくたくさんの人に、影響をあたえていると思います。1
まあ、普通の少女マンガ……とかいたけれど、「普通」よりは、なんか妙なリアルさというか、生々しさがあって、それが、「NANA」につながっていくんだろうなぁと思います。
でももし、わたしが、この時期の矢沢 あいを読んでいて、その後追いかけたかというと……多分、追いかけなかったと思います。
えっ、死んだ?
以下、ネタバレありです。