教育一覧

本当に人材を集めようと思っているとは、とても思えない

「授業研究」で教える力を伸ばす 教え方のプロ・向山洋一全集20

あんまり、本の内容とは関係ないのですが、自分の人気取りのために、なにかスケープゴートを作り出して叩くことは、改革とはいわないと思います。

というこか、本当にそこに、いい人材を集めよう、育成しようとするのならば、リスクばっかり増やして夢を持てない職業にしてはいけないはず。
金も、時間もかけずに、人を育てよう(そもそもそういう発想がないのか?)とするのは、不可能ではないでしょうか?

今までも、教育行政は、振り子のような動きでしたが、今回は今までで最悪・最大の振れ方だと思います。
5年後、10年後が、怖い。

それでも、実直に、自分のできること、自分の信じることをすすめていく。それが、自分の未来にも、子どもの未来にも、つながると信じて。

子どもと一緒にいる最長の時間「授業」こそが、もっとも大切な時間です。子どものいないところで、なにをしても、変わるのは難しい。


ぞくぞくするほど好きです

西の善き魔女2 秘密の花園

どこかで見たようなシーンがはさまれるのは、題名と同じく、わざとです。
好きなものをなんでも放り込んだかのように見える物語ですが、すごく計算されて組み立てられた部分も多いです。
そして、いろいろな物語の断片のようでありながら、しっかりと「西の善き魔女」という全然別の新しい物語でもあります。

多分、同じような物語を読んで育ってきたから、たまらない部分があるんだろうなぁと思います。
子どもの部分と大人の部分が、うまく、同居していて、それがくすぐられている感じがします。

まあ、そういう理屈を抜きにして、「第二章 暗躍する花々」という題名を見ただけで、素敵で爆笑してしまうのですが。花々、暗躍するなよ!!いやでも、本当に、そういう話なんですけどね。

「そこの、色魔みたいな人!」

も、素晴らしい。もう、忘れられん。

物語全体が、舞台劇のような感じです。宝塚とかでも、似合いそうです。

しかし、小学校の図書館にこの本がさりげなくあるわけですよ。一部、良い反応をする子どもは、きっと、すごい教育をされるな(笑)
でも、そういう意味でも、いい本だと思います。


うーん、ルール多すぎ

あたりまえだけど、とても大切なこと

これが全部できたら、たしかに素晴らしいと思うのですけどね。
でも、ルールを守らせるためには、自分がしっかりとルールを覚えていないといけないという……。そうすると、50のルールというのは多すぎる気が。

もちろん、「あたりまえ」のことなので、常識的に考えて判断できるはずなんですが。

あと、自分がルールを守らせていく上で、かなりまわりとの軋轢は生じるよなぁ。このあたりは、「教育」のことを考えると、どうしても生じてくる問題ですけどねぇ。 
やったことない人間や、無責任のない人間は、頭の中だけで考えて自分勝手なことを言いますから。

5つとか、10ぐらいのルールから、はじめていくのがいいのかなぁ。
だいたい、50のルールも、いきなり全部提示していくわけにはいかないだろうから。

なんか、原著は、あと5つもルールがさらにあって、55のルールなそうな(笑)


格差社会のはじまり

新・ゴーマニズム宣言15 中流絶滅

気がついたときには、もう是正できないぐらいの格差がついていて、すべて「自己責任」といわれてしまう。
今、この国がそういう世界になりつつあることを「自由化」を推し進めている人はかわっていてしているのだろうか。

機会の平等すらなくなりつつある。
見せかけのチャンスがあるだけ。

それは、教育の世界でも、進行しつつあるような気がする。


励ましの心理学を使う人の口調が意地悪に感じてしまうのはなんでなんだろうね

クラスはよみがえる 学校教育に生かすアドラー心理学

まあ、主張していることは、その通りなのだと思いますが……文体というか、口調がすごく嫌味で、イヤな感じです。

あと、やっぱり学校のことというのは、なかなか見えてこないんだなぁと……。
これはもちろん、なかなか見せない学校の方にも問題があるのだと思うのですが。

どうしても、学校には無限の時間と空間があると思われがちなようです。

例えば、子どもを全体の前で注意してはいけません。子どものプライドを傷つけることになります。(フムフム、なるほど…)でも、ただ見過ごすのは、教育をしていないのと同じです(その通り!)。だから、そういうときは、1人のところをみはからって、そっと注意してあげましょう。

1人になる空間と時間についての考察は、なにもありません。
まあ、各自の創意工夫ということになるんでしょう。

空間は、まあ、なんとかなります。(ただし、最近は2人になると、なにを言われるかわからないという問題はありますが)

で、大きな問題は、時間。
授業中に、他の子たちをほっといて……ってなわけにはいかんよな。
だからといって、休み時間に呼び出すのか?そうすれば、もうその子は、それ自体「罰」だと感じちゃうでしょうね。

この作者、なんか、さり気なく、その子が1人になる時間が、あるような錯覚をしていますが、今の学校で、1人になれる場所なんて……。

そうして、いろいろな創意工夫で、どんどん真面目な教師ほどボロボロになっていくという現状があるようです。

医者(?心理学者?)はいいですよね。
そこに行く人間は、すくなくとも、「治りたい」と思っているんですから。そして、患者がこなくなったからといって、追いかけていく必要はない。
で、熱心に来ている人だけを見て、「こんなけ治した」と言ってればいいんですから。
↑ 暴言です。ゴメンなさい。でも、この本での書きようなら、これぐらい言っても許されると思います。

でも、学校は、行きたかろうが、行きたくなかろうが、「行かなければならないところ」として設定されています。
そのあたりに、大きな問題があるのかもしれません。

もうちょっと、この心理学を勉強してみます。