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パロの暗黒 グイン・サーガ131

正伝130巻の続きの131巻です。
栗本 薫ではなくて、五代 ゆうと宵野 ゆめの2人が書いていく。
これって、自分のものが書けなくなるというメチャクチャなリスクを抱えていると思います。

そして、そのプレッシャーに負けずに、やりたいことをやっているところは、好きです。
違和感は、あらあな。でも、栗本 薫が書いたって、違和感はあると思うし。
きっと、グイン・サーガという正しい歴史はあるのだけれど、それをどう小説として解釈するかは、それぞれの作者にゆだねられているということだと思う。いろんな、坂本 龍馬がいたり、いろんな三国志があるようにね。
もっとやれ(笑)

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リアード武侠傳奇・伝 グイン・サーガ外伝24

改めて読みましたが、コレ、良いわ。好きです。
そして、この外伝すら飲み込んでいく正伝であって欲しいと思います。

それは、ものずこいプレッシャーかもしれないけれど。

なんだか、人間の世界にいるグインは、あまりノスフェラスのことが好きでないように感じるので、ノスフェラスのグインは、こっちのグインでいいのかもと思ったりします。

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グイン・サーガ・ワールド8

これにて、「グイン・サーガ・ワールド」は、終了。
続きは、ハヤカワ文庫から単行本でという感じです。

このまま、この企画を「ガンダム・エース」みたいに続けていくというのも可能かと思うのですが、そうすると、これから売っていきたい(残していきたい?)単行本の方の売れ行きが怪しくなるのかも。まあでも、栗本 薫の特集本として、数年に1回でいいので、こういう本が出て欲しい気はします。

正編の方も、だんだん良くなってきていますが、今回、特に良かったのは、「アムブラの休日」です。すごい好き。よくあるネタといえばそうなのですが、なんか、ヴァレにもルビナにも、愛があってすごい素敵でした。
昔、栗本 薫が、

「オリジナリティなんて、どうでもいい。面白い話が大事」

という意味のことを書いていたのを思いだした。
本歌取りしながら、そこにグイン・サーガという作品の「今」ものってられていて、だから、甘くて悲しいお話になっています。泣くわ。

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グイン・サーガ・ワールド7

「魔王子の召喚」。また、「草原の風」とは違った、栗本 薫像。
でも、それも納得。
万華鏡のような人。
多分、「現実の軛、夢への飛翔」の像とも、「いちばん不幸で、そしていちばん幸福な少女」の像も、ちょっとずつ全部ずれていて、そして、全部が真実を語っているような気がします。

グイン・サーガのこれからが、楽しみになってきた感じがする7巻目です。

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グイン・サーガ・ワールド5

今回楽しかったのは、図子 慧の「タイスのたずね人」。
豹・美の組み合わせのせいで荒れたか。
これは、凄い。上手い。よい外伝だと思います。グイン・サーガっぽくはないのだけれど。

東京サーガも、グイン・サーガと関わりがあるんだから、だれか続けていって欲しいなぁ。
特に、栗本 薫と印南 薫のダブル薫・サーガ(今、適当にわたしが名前をつけた)の続きが読みたいです。