読書,長谷川法世マンガ,マンガ日本の古典,中公文庫,中央公論新社,源氏物語,長谷川 法世,

源氏物語 上 マンガ日本の古典3

「源氏物語」けっこういろいろなやつがあって、読んでます。
どれも、それなりにおもしろいのは、やっぱり原作の強さだと思います。

でも、これは苦しかった。というか、後2巻もあるとか、マジかとおもうレベルでわたしには合わない。
絵のせいか?
話は普通の展開だとは思うのだけれども。

花村えい子,読書マンガ,マンガ日本の古典,リアル,中公文庫,中央公論新社,花村 えい子,落窪物語,

落窪物語 マンガ日本の古典2

世界最古のシンデレラ物語だそうです。
まあでも、昔話とかと違って、妙にリアルな人物造形とかがあいまって、なかなか、底意地の悪い話だなぁと。

なんというか、ここまでするかというほどの復讐の悪意がなぁ。復讐する相手だけではなくて、別に罪のない人まで巻き込んでいく。でも、素敵って思われていたのかなぁ。

そして、ひたすら従順な姫様。がんばっているのは、主に阿漕です。
うーん。いいのか、この人これで。

ちなみに、花村 えい子のマンガは、今回初めて読みました。昭和33年からかいている人だそうで、やっぱり、この時代の人って元気だ。

石ノ森章太郎,読書マンガ,マンガ日本の古典,ヤマトタケル,ロボット,中公文庫,中央公論新社,古事記,石ノ森 章太郎,,SF

古事記 マンガ日本の古典1

けっこう一気に買ったシリーズです。
わたし世代向け(実はもうちょっと上の世代か)のマンガ家さんたちがオンパレードなシリーズです。

けっこう、自由にかいてます。ちょっとSF入ってる感じ。でも、なんかちょっと読みにくかったです。なんでかなぁ。「古事記」という素材そのものは面白いと思うのですが。

ウミヒコ・ヤマヒコの話で終わっていますが、この後も、ヤマトタケルの話とかは、物語として凄く好きです。

荻原規子,読書これは王国のかぎ,リアル,中公文庫,中央公論新社,樹上のゆりかご,荻原 規子,

樹上のゆりかご

読みながら感じていたのは、やっぱり、上田ひろみシリーズ独特の生臭い感じ。
生臭いというとあんまりな表現ですね。なんというか、この人の他の作品とはちょっと違うリアルな感じといってもいいと思います。

前作の「これは王国のかぎ」は、不思議が物語の真ん中にある話なので、それでも、そんなに感じなかったのですが、今回は、不思議がないということで、よけいにそう思うのかもしれません。
それでも、これは「これは王国のかぎ」の続編であるというところは、すごい。

伝統か革命のどっちを選ぶか、みたいな話で、多分、もっと幼い頃に読んだら、あきらかに有理の肩をもっていたと思います。

ひろみが、伝統の側に自分を置くのは、多分、自分たちが恵まれているからだろうなぁと思います。そして、そのこと自体も理解して、それでも、そっちに自分を置く覚悟を決めている。
有理は、人からなんと言われようと、見られようと、やっぱり自分が欲しいものを手に入れられないという思いがものすごく強いのだろうなぁと思います。

清水亮,読書中公新書ラクレ,中央公論新社,教養としてのプログラミング,清水 亮,

教養としてのプログラミング

うーん。
ものすごく基本的なプログラミングのお話。まずは、コンピュータを使わずに、プログラミングというのはどういうものかというお話から。
なるほど、こんな切り口があるのかという感じです。

まあ、役に立つかというと微妙です。
ようするに、段取りについて考えろということですね。

段取りの段階を全部スモールステップにして切り出すというのは、大事なんだけれど、なかなか難しいですよねぇ。
でも、そのスモールステップを切り出せるかどうかで、人にものを教えたりするときの効率は明らかに変わってきます。

ただ、それを明文化してしまうと、弊害もあるのもたしか。
1回プログラムが書かかれてしまえば、その部分、部分というのは、交換可能な部品でしかなくなってしまう。

まあ、それは、部品にとっては多分、大変都合が悪い様な気がします。
多分、他人を部品みたいに利用することに抵抗はなくても、自分が部品として扱われることには抵抗があるだろうしね。

頭脳の方は、動きやすい手足があれぱいいので、その手足がどんな部品からできているかは、あんまり気にしないのかもしれないけれど。

でも、プログラムすることすら、プログラムできちゃう未来がくるのかもしれない。
そうすると、頭脳すら、すげ替え可能な部品なのかもしれない。

いや、IT関連の企業の激しい移り変わりを見ると、実はもうそういうことは起こっているのかも。