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きのう7月27日、7月のうつぼゲーム会に参加してきました。
遊んだゲームは、

「ハニーロード」
「マッチファイブ」
「リトルゲーム・ポーカー」
「ハンカチ落とし」
「マンマミーア」
「帽子取りゲーム」
「ノイ」
「カルカソンヌ」
「ねことネズミの大レース」
「穴掘りモグラ」
「はげたかの餌食」

ぐらいだったかな?

終了後、大変ショッキングな出来事があまして、周りに迷惑をかけまくり
へっこんでいましたが、今、これを書いているということは、なんとか、復活したということです。

周りの方々には、本当にご迷惑と、ご心配をおかけしました。

なんがあったか?
待て、レポート。
↑ 1カ月後ぐらい(笑)

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キング・ルイ

今回は、カードゲームをとってもたくさんしました。
ボードゲームの方が、最初「ニューエントデッカー」、「ウサギとハリネズミ」とわりと時間がかかるゲームばっかりだったということもあるかもしれません。

「6ニムト」から始まって、ボードゲームが3つ入って、「シタデル」から後は、「右へ左へ」、「コロレット」、今回の「キング・ルイ」、「パパラッツォ」、「ドメモ」、「リミット」、「クク」まで、あと紹介するゲームも、すべてカードゲームばっかりです。

「キング・ルイ」は、その中でも、軽いほうに入るゲームです。

飽食の王様、キング・ルイのお食事会が行われています。
テーブルには、たくさんの料理。
プレーヤーたちは、お食事会に招待されたお客です。テーブルから料理の皿を選んでとっていきます。
残った料理は、すべて王様がお食べになります。
お客のたしなみとして、同じメニューの料理を王様よりたくさん食べるわけにはいきません。はしたない食べすぎは、王様のご不興を買ってしまうのです。
また、王様はゆっくり優雅にお食事をお食べになります。また、とっても慈悲深い王様のこと、ときには、かわいいペットのドラゴンにご自分のお料理をあげられたりなされます。
そうすると当然、王様のお食べになるお料理が減ってしまうので、お客たちは注意が必要です。

というような感じのゲームです。
これも、「コロレット」と同じくアバクスシュピーレのゲームです。
おやでも、アバクスのいつものカードゲームの裏とデザインが違ったような気がします。

えーと、表のカードのデザインは、色遣いといい、描かれいるものが食べ物のところといい、ちょっと「マンマミーア」を思い出させる感じです。まぁ、あちらは、材料の絵で、こちらはもう料理されたメニューの絵の違いはあるのですが。

料理は、7種類ぐらいあります。
最初、プレーヤーの人数×2 枚のお料理のカードが表を向けてならべられます。

手番のプレーヤーにできることは、次の3つです。

  1. その中から1種類の料理を選んで、自分の手元に引き取ります。複数枚同じカードがあるときは、すべて引き取ります。
  2. 山札から1枚お料理のカードを引いて、人に見られないように手札に加える。
  3. お料理カードのなかにドラゴンのカードがあれば、ドラゴンを1枚取って、王様のお料理のカード2枚を取り除く。

すべてのプレーヤーが1周この手番をすませたら、残ったお料理は、すべて王様のものになって、ラウンド終了です。

ラウンド開始時に、必要な数のカードを場に配れなくなったらゲーム終了です。

王様のところにある料理と自分の料理を種類別に分けて数を比べてみます。

王様よりたくさん食べてしまったお料理。王様は、ご不興です。0点です。その種類のカードは、すべて捨ててしまわなければなりません。

王様より、少ないお料理は、点数になります。
そして、王様は、ご自分が好きなお料理ほど、たくさんの点数をくださいます。
カード1枚あたり、王様の食べた料理の枚数分の点数が入ります。
つまり各種類の料理ごとに、

(自分のカードの枚数)×(王様のカードの枚数)
ただし、(自分のカードの枚数)<(王様のカードの枚数)

という計算をして、それをすべて足していくわけです。

すっごく、簡単なゲームです。
でも、最後の点数計算が、かけ算と足し算が入り組んで、ちょっと電卓が欲しくなったのは、わたしだけでないはず。

えーと、みんなが取っていって、残りが配置されるというのは、なんか、はじめの方にやっていた「パリス」みたいな感じです。
でも、今回は、数をカウントするだけだから、考えやすい感じがします。

なかなか、うまくできています。王様のところに同じ種類の料理がならべは、その料理は高得点になるわけです。
でも、その料理をたくさん集めるためには、場に表に向けられたそのカードを取ってしまうわけにはいきません。

また、誰が何を集めているのか?というのを見極めることも大事です。
ギリギリの線を集めている人は、高得点になりそうです。そんなときは、ドラゴンに、王様の料理を食べてもらうと、一気にそのカードは0点に転落してしまいます。

なかなかに、考えさせられる良いゲームです。
ドラゴンが食事すると、誰かが悲鳴をあげるところあたりも、盛りあがる要素です。

1回取ると手札が固定してしまう、ドラゴンが2枚ともでてしまうと、先が読みやすくなってしまうなど、ちょっと、単調かなと思えるところもあるのですが、短い時間で、サクッと遊べます。

ちょっと、点数計算は子どもには難しいかなぁと思ったのですが、みんなでワイワイとジレンマを楽しめるよいゲームでした。

と、前回と同じ結論を出して、今回は終わりです。

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マンマミーア

 

久しぶりの「マンマミーア」です。
お相手は、当然、

「ピザのやつ!」

の小学3年生です。

でも、今日は、いつもの待ち合わせの5分間ではありません。
たっぷり30分の時間があります。
そのかわり、待ち合わせの時間の方は、今日はこれないとのこと。なぜなら、相棒のクラスが学級閉鎖になってしまったからだそうです。

2月から、「学級閉鎖」、「学級閉鎖」という声を聞き続けていますが、3月になってもインフルエンザは、猛威を振るっている様子です。
うーむ。みなさん、健康には気をつけてほしいところです。

そんな、まーさんが、

「久しぶりに、ピザのやつしよう」

とやってきたときには、もうすでにもう1人3年生のはーさんが来ていました。

今日は、珍しく3人で「マンマミーア」です。

3人用にカードを調節します。
各トッピングカードから、3枚ずつカードを抜きます。

「えーと、何枚ずつくばるんだったけ?」

カードを抜き終わって、ルールブックを見てるまーさんに聞きます。

「『8枚持ち』」

「8枚ね。オーケー」

3年生も、頼りになるようになってきた。

「レシピカードは、はじめ2枚だっけ?1枚だったけ?」

「えー、たしか2枚だったようなー」

で、全員、合計10枚のカードを持ってスタートです(爆)
いくら何でも、カードの枚数多すぎるだろう(笑)
はい、今回、最初のトッピングカードの数も、レシピカードの数も間違っておりました

間違い その1
ルールブック『各プレーヤーは、裏が同色のレシピカード8枚をもち、…』

「トッピングカードの最初の手札の数が8枚と解釈した」
正しくは6枚です。

間違い その2
「レシピカードは、はじめ2枚だっけ?1枚だったけ?」
1枚だけです。

気づいたのは、もっと後になってからでした。

10枚手札があるということは、正しい7枚に比べると、簡単です。
どーりで、ピザがドンドンできているなぁと思ったんですよ。

りんとまーさんは、このゲームに慣れているので、けっこうレシピ放り込み派です。はーさんは、慎重派です。

手札10枚は、回転も速く、終了しました。

ピザを作っていきます。

りんは、入れたレシピ6枚のうち4枚成功させることができました。

まーさんは、入れたレシピの6枚のうち3枚成功。とちゅうで、「15+」のカードがでて、その補充に手札をみんな使ってしまって、残りのレシピに手が回らない感じでした。

はーさんは、入れたレシピ3枚のうち1枚成功。はじめてにしては、なかなかではないでしょうか。
意味わかってないと、成功なしってことも、ありますから。

今日は、まだまだ、時間があります。

「もう1回やろう」

の声。

「それでは、今日はこの続きにやっていきます。本当は、マンマミーアは、3回続けた合計で勝負が決まるからね」

ということで、「マンマミーア」はじめての2ラウンド目です。

「ならべてあるトッピングカードは、そのままです。次は、マンマミーアの人から始めます。手札からカードを出して、手札7枚になるようにトッピングカードか、レシピカードから補給します」

なんせ、2ラウンド目がはじめてなので、ルールブックを見ながら、確かめながらのプレーです。

あ、手札7枚……。

とここで気づきました。
まぁ、全員10枚だったし、今、7枚越えている人はいないので、よしとしておこう(笑)

2ラウンド目のトッピング、わたしはいきなり「15+」からです。
うーむ。いっぱい入ったと思うし、入れておこう。
子どもたちも、順調にレシピ、トッピングを放り込んでいきます。

わたしは、「15+」を放り込んだ後は、順調に残りの3枚のレシピも放り込んで、あとは、手札にいろいろなトッピングがあるように、チビチビと入れていくだけです。

2ラウンド目のピザ作り。
わたしの最初は、「15+」。そうとうトッピングが入ったところを見計らったつもりだけど、場に出ているトッピングカードは11枚です。
手札から、4枚だすことは出来ます。
でも、さっき、それやって、まーさんがあとのレシピを完成させられなかったのを見ています。
ここは、「15+」はすてて、あとの3枚を完成させるべきでしょう。
ということで、あとのレシピを完成させて、3枚。合計7枚完成です。

まーさんは、「?」にたたられます。ちょうど自分の手札にないカードだけ2枚だったりして、3枚目が出せない。
3枚出して、1枚完成。合計4枚です。

はーさんは、マイペースで、1枚完成。合計2枚です。

そして、いよいよ本当の最終ラウンド3ラウンド目。

2ラウンド目終了時の未使用トッピングが、山のように残っていますので、あそこに「15+」を放り込むだけ。
でも、そのためには、自分の手番がまわってきて、トッピングカードを出して、レシピカード(とうぜん「15+」です)を引いて、さらにもう1回自分の手番が回って来なければなりません。

今、手札のカード3枚しかないのですが、この最初の自分の手番の終わりで、トッピングカードをとって手札の調節しなければ、手札の枚数は、一生そのままなんでしょうか?
(↑ これも誤解のようです。「手番の最後に手札が7枚になるように補充します」とかいてあるので、次の手番でトッピングカードで保持有するのはOKの様です)
でも、誰かが、レシピを放り込む前に、この「15+」を放り込まなくては!
わたしは、手札がへったままでも、まずレシピカードを1枚だけ補充して、次の手番で勝負に出るぞ!

うまく、だれにも気づかれず、2回目のわたしの手番です。

「よし、『15+』。これで、おっちゃんのレシピすべて完成!」

間髪入れずに、

「まだ、完成するとは限らないよー。」

の声。
むむ。その通り。

レシピ放り込んだあとは、もう、トッピングを放り込むだけです。
今回は、カードの種類を問わないので、みんながレシピを作りやすいように、放り込める限り放り込んであげます。

最終結果。
りん。
「15+」は、万全と思って入れたのですが、3枚カードが足りませんでした。すごい、難しいピザです。手札のトッピングをすべて入れて、トッピング一掃。
なんと、すべてのレシピを仕上げました!!
ブラボーブラボー。

まーさん。
「15+」が完成しないと読んで放り込んだレシピが無駄になってしまいました。
3ラウンドはレシピ1枚完成。合計5枚完成です。

はーさん。
やっぱり、マイペースに1枚完成。合計3枚です。

これまた久方ぶりに、感想とゲームの点数(10点満点)をかいてもらいました。

まーさん。
とっても楽しかった。
10点。

はーさん。
とても楽しかった。
9点。

うん、満足度も高かったようです。

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リトルゲーム・ニャーニャー

いろいろと細かい時間を使って、ゲームを遊んでいます。
ここを待ち合わせ場所に使っている子どもとかもいまして、そんな子たちとも、5分、10分の待ち合わせ時間の間に遊びます。

最初は、それぐらいの時間で収まるゲームが少なくて、「バケツくずし」しようとか、「マンマミーア」しようとかいわれて苦労していたわけですが、最近は、ゲームも充実してきて困らなくなりました。

1分ぐらいですぐ決着のつく三目並べの「リーチ」や、いつでも終了できる「ビーバーバンデ」などが定番です。そして最近、その仲間入りしたのが、「リトルゲーム・ニャーニャー」です。

「リトルゲーム・ニャーニャー」は、ネコの顔の描いたカードを使って遊ぶウノ系のカードゲームです。

プレーヤーは、5枚ずつ手札を持ってスタートします。
山札の1番上のカードを表に向けて場札にします。
手札から、場札と「同じ色」もしくは「同じ顔」のカードを出します。
出せるカードのないときは、山札の1番上のカードを1枚取ります。
これを繰り返していって、はやくカードがなくなった方が勝ちです。

カードの中には、特殊な能力を持つカードもあります。
「次の色を指定するカード」、「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」、「スキップカード」、「ドロー2カード」、「どんなときでも出せるカード」などです。

非常にシンプルなルールで、「ドローカード」の上に「ドローカード」を重ねて置いたりはできないようです。

手持ちのカードが残り1枚になったら、「ニャーオ!」と叫んで、手持ちのカードが全部出せたら、「ニャオ!ニャオ!ニャオ!」と喜びの雄叫びをあげます。
勝った人は、ネコチップをもらうことができて、そのチップを2つ集めた人が勝ちです。

特殊カードが少なくなっていたりして、ルールが単純になっていますが、ほとんど「ウノ」です。
ラスト1枚で、言葉を言わなければならないところも同じですが、このゲームは、言わなかったところで別段ペナルティはないようです。

このあたりとか、「ドローカード」の重ね置きのルールなどは、子どもの年齢にあわせて、調節していってもいいのかなと思います。

今日も、待ち合わせの3年生のまーさんがやってきました。
選んだゲームは、「ニャーニャー」です。
2人で「ウノ」をしているような状態ですから、カードの並びによっては、全然、あがれなかったりします。

「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」は、けっこう強烈な効果を持ってそうなのですが、実はあんまり有効には使えません。
今のところ、交換した方が絶対に有利だという状況が少なくて、交換しないことの方が多いのです。

今日も、まーさんラスト3枚。りんラスト1枚の状況で、まーさんの手番、「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」が出されました。

こうなると、まーさんの手札が2枚。りんの手札が1枚で、りんの手番になるわけです。
ここで、わたしの手札が置けちゃうとゲーム終了でわたしの勝ちになります。
それでも、まーさんは手札の交換しなかったです。残った自分のカードが同じ色で、「2手番あれば置ける。相手は置けない」と読んだわけですね。

見事、わたしが置いて勝っちゃいました。

「最後にカードをチェンジしてたら、勝ちやったのにー」

とたいへん、くやしがっておりました。

「もう1回しよう」

と言っている間に、友だちのあーさんがやってきました。
あーさんが、やってきた瞬間に、まーさんの顔が曇りました。
ん?ゲームがもう1回できないから怒っているような顔ではないぞ……。

「きみたち、ケンカしていますか?」

「そんなことないよ」

「でも、会ったとたん元気のない顔になったやんか」

「それは……」

なんか、2人で顔を見合わせて、

「な」

「な」

とか言い合っています。

「2人そろって、どっかの家の窓ガラスを割って、それをお母さんに言えてないとか…」

「ちがうよ」

と言うことで、教えてくれました。
この3月いっぱいで、あーさんの方が、どうやらお引っ越しと転校をすることになるようです。
そのことを思い出して、ちよっと沈んだ顔になっていたのだそうです。

そうすると、来年からは、ここでの待ち合わせも、しなくてよくなります。

少しずつではありますが、色々な状況が変わって来つつあるようです。
4月には、わたし自身もふくめて、いったいどうなっているのでしょうか?
今と同じ様に、子どもたちを集めてゲームが出来ているのかな?
そうだとうれしいのだけど。
4月になれば、わたしの仕事の内容も大きく変わり、わたし自身の生活そのものが大きくかわっていきます。
また、あーさんみたいに、いなくなってしまう人もいます。
ずっと、何らかのかたちで子どもたちとゲームをすることは続けていきたいですが。

そんなことを考えた今日の10分間ほどの遊びでした。

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ビーバーバンデ

けっこうろ、子どもたちともいろいろゲームをしていまして、ネタもたまっています。
1日に書ける量に限界があるので、それが、けっこうつらいです。
まあ、だからといって、休みの日にフルタイムライターになるかというと、そんなことはなく、また、仕事がちゃんとあるからこそ、子どもたちとも遊んでられるわけです。

これぐらいのペース……は、ちょっと、イッパイ、イッパイっぽので、2日に1回更新ぐらい……が、ちょうどいいのかもしれません。

さて、短時間でできるゲームということで、この年末年始、かなりいろいろなところをまわって、いろいろなゲームを集めてきました。
今日は、その第1弾の「ビーバーバンデ」です。

「ビーバーバンデ」は、数字記憶系のゲームです。
自分の前には4枚のカードが裏向けにおかれています。
カードには、1~9までの数字がかかれています。
この4枚のカードの数字の合計をできるだけ小さくした人が勝ちです。

最初4枚くばられたカードのうちで、自分が見ることができるのは、1番左と1番右の2枚のカードだけです。
人に見られないように、そっと見たら、またふせます。

プレーヤーのできることは、山札の1番上のカードか、捨て札の1番上のカードのどちらかを1枚取ります。
山札からめくったカードは、見ることができます。見て、4枚の裏向きのカードと交換して1枚捨て札にしてもかまいませんし、めくったカードがいらないならば、それをそのまま捨て札にしてもかまいません。
捨て札から取った場合は、4枚の裏向きのカードどれかと交換して、1枚を捨て札にします。
そうして、自分の前にある4枚のカードをどんどん交換していって、自分のカードの数字の合計が、たのプレイヤーのものよりも小さいと思ったら、テーブルをノックします。
ノックされたら、ノックした以外のプレーヤーがすべて手番をおこなえば、ゲーム終了です。
全員、自分の前にあるカードを表に向けて、合計を競い合います。

これだけの単純なルールなのですが、ここに、特殊カードがからんできます。
なんとこのゲーム、カードの1/3ぐらいが特殊カードなのです。
特殊カードは、3種類。「交換」、「スパイ」、「2回引く」です。

「交換」は、特殊カードのなかでも、1番たくさん入っています。
このカードを山から引いてくると、自分のカード1枚と誰かのカード1枚を交換できるのです。
自分の手番で山からカードを引いてくるのは、ギャンブルです。
もし、捨て札に小さい数字があれば、それを確実にもらいたいと思うのは人情です。
でも、捨て札の数字は、みんなから見られています。
だから、この「交換」で、交換されてしまう可能性がすごく高くなります。

「スパイ」は、2番目に多い特殊カードです。自分の4枚のカードのなかから、好きなカードを1枚見ることができます。
見て、しっかりと覚えておけば、山札からとったカードと交換して、捨ててみたら「0」や、「1」だったという事態を防げます。

「2回引く」は、その名の通り、山からカードを2回、納得するまで引くことができます。

単純なゲームなのですが、これらの特殊カードが豊富にあることによって、なかなかいろいろな戦略も出てきます。

このゲームは、2人でやっている「マンマミーア」のかわりにしようということで買ったゲームですので、いつもは、3年生の子2人としています。

でも、今日は、4年生の子たち5人と遊びました。

最近、けっこうやってくる4年生の子たちです。
でも、この子たちについては、りんは1つだけ気に入らんことがあります。
それは、りんをゲームにさそわないということです。
勝手にゲームを持ち出して遊んでるわけですが、その結果、出来るゲームが限られている。
そして、知り合いの子以外は、ゲームに入れないというさびしいゲームライフをおくっているわけです。
出来るゲームは、「穴掘りモグラ」、「ヒューゴー」、「マグレガー」、「フォーメルファン」ぐらいで、この子たちの年齢にしてみると、何回もすると飽きちゃうゲームが、多いんですねぇ。

今日は5人できたので、出来そうなのは、「ヒューゴー」だけです。でも、きのうも「ヒューゴー」したしということで、ちょっともめております。

「ちょう、1人ぬけろやー!」

とか言う声も聞こえますが、そう言っている者は、ぬける気ないようです

「あのなぁ、仲良くできるためのゲームやさけ、仲良うできんならやめてまいや」

ちょっと、ドスをきかせて、大人登場。
言い争いだけで、結構時間をとってしまっています。
短時間で、みんなであそべるゲームが必要です。

「今日は、これするで」

と、だしたゲームは、「ビーバーバンデ」です。
最大人数6人での初ゲームです。

4年生ですから、ルールとこつは、あっという間に覚えます。
ゲームスタート。
まだ、さっきの剣呑な雰囲気が残ってますので、

「うわ、今、俺のカード見よった!」

とかいう声も聞こえます。

「のぞきこんで見たんでない限り、見られる方が悪い。
見られたくなかったら、しっかりと隠してめくって、隠して見な。
見えたもんは、しゃーないやんけ、小さい数字やったらチェンジされてまうわいな」

このへんは、本当にそうしないと、ゲームなれしてないということもあるかもしれませんが、無造作にカードをめくりすぎです。
見ようと思わんでも見えたもんは、見せた方が悪い。
見せんとこうとしているのを無理矢理見ようとすれば、当然それは、不自然な態度になってわかりれます。

みんなから、見えないようにカードをめくるのも、だいぶうまくなってきました。
人にカードを横取りされるのも、はじめはふくれていましたが、すぐにその子がまた、横取りされたりするのを見て、ふくれるよりも、うけて笑った方が楽しいことに気づいてきます。
もう、4枚のカードは、みんな見れたようです。
でも、はじめてということで、ノックするタイミングというのは、難しいようです。
りんの手番。山札からめくったカードは「交換」。あの子のところに、「0」があったはず。

「チェンジ!」

ここで、大人の貫禄で、コンコンとノックします。
1周まわって、ゲーム終了。

みんなのカードを表向けます。

りんのカードは、「1」、「2」、「1」、「9」
よりによって、最後に交換したカードが、「9」!!
なんでだーと思って、交換した相手のカードを見ると、交換したカードのとなりに「0」が……。

わたしは、決して記憶力がないわけではないのですよ~~。
でも、昔から、地理が苦手なんです。
「何のカードがあるのか」は、すごくよく覚えているのですが、「どこにあるのか」は、全然覚えられないようです。

うーん。自分でノックして3位でした。

4年生たちも、この失敗には、ちょっと爆笑でした。
大人が、こうやって、失敗を楽しむことを教えてあげないといけないのだよ。
嘘です。くやしーーー。

ということで、雪辱をはらすためにもう一戦。
剣呑な空気は、消えています。
時間がきたので、ノックして終了。
そして、最後に一言。
「ゲームするときは、わたしもさそえ」

モンティ・スタンブラー,
Monty Stambler
Amigo
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