リトルゲーム・ニャーニャー 猫たちのストロベリーフィールド

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リトルゲーム・ニャーニャー

いろいろと細かい時間を使って、ゲームを遊んでいます。
ここを待ち合わせ場所に使っている子どもとかもいまして、そんな子たちとも、5分、10分の待ち合わせ時間の間に遊びます。

最初は、それぐらいの時間で収まるゲームが少なくて、「バケツくずし」しようとか、「マンマミーア」しようとかいわれて苦労していたわけですが、最近は、ゲームも充実してきて困らなくなりました。

1分ぐらいですぐ決着のつく三目並べの「リーチ」や、いつでも終了できる「ビーバーバンデ」などが定番です。そして最近、その仲間入りしたのが、「リトルゲーム・ニャーニャー」です。

「リトルゲーム・ニャーニャー」は、ネコの顔の描いたカードを使って遊ぶウノ系のカードゲームです。

プレーヤーは、5枚ずつ手札を持ってスタートします。
山札の1番上のカードを表に向けて場札にします。
手札から、場札と「同じ色」もしくは「同じ顔」のカードを出します。
出せるカードのないときは、山札の1番上のカードを1枚取ります。
これを繰り返していって、はやくカードがなくなった方が勝ちです。

カードの中には、特殊な能力を持つカードもあります。
「次の色を指定するカード」、「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」、「スキップカード」、「ドロー2カード」、「どんなときでも出せるカード」などです。

非常にシンプルなルールで、「ドローカード」の上に「ドローカード」を重ねて置いたりはできないようです。

手持ちのカードが残り1枚になったら、「ニャーオ!」と叫んで、手持ちのカードが全部出せたら、「ニャオ!ニャオ!ニャオ!」と喜びの雄叫びをあげます。
勝った人は、ネコチップをもらうことができて、そのチップを2つ集めた人が勝ちです。

特殊カードが少なくなっていたりして、ルールが単純になっていますが、ほとんど「ウノ」です。
ラスト1枚で、言葉を言わなければならないところも同じですが、このゲームは、言わなかったところで別段ペナルティはないようです。

このあたりとか、「ドローカード」の重ね置きのルールなどは、子どもの年齢にあわせて、調節していってもいいのかなと思います。

今日も、待ち合わせの3年生のまーさんがやってきました。
選んだゲームは、「ニャーニャー」です。
2人で「ウノ」をしているような状態ですから、カードの並びによっては、全然、あがれなかったりします。

「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」は、けっこう強烈な効果を持ってそうなのですが、実はあんまり有効には使えません。
今のところ、交換した方が絶対に有利だという状況が少なくて、交換しないことの方が多いのです。

今日も、まーさんラスト3枚。りんラスト1枚の状況で、まーさんの手番、「誰かを指名してその人と持ち札をそっくり交換できるカード」が出されました。

こうなると、まーさんの手札が2枚。りんの手札が1枚で、りんの手番になるわけです。
ここで、わたしの手札が置けちゃうとゲーム終了でわたしの勝ちになります。
それでも、まーさんは手札の交換しなかったです。残った自分のカードが同じ色で、「2手番あれば置ける。相手は置けない」と読んだわけですね。

見事、わたしが置いて勝っちゃいました。

「最後にカードをチェンジしてたら、勝ちやったのにー」

とたいへん、くやしがっておりました。

「もう1回しよう」

と言っている間に、友だちのあーさんがやってきました。
あーさんが、やってきた瞬間に、まーさんの顔が曇りました。
ん?ゲームがもう1回できないから怒っているような顔ではないぞ……。

「きみたち、ケンカしていますか?」

「そんなことないよ」

「でも、会ったとたん元気のない顔になったやんか」

「それは……」

なんか、2人で顔を見合わせて、

「な」

「な」

とか言い合っています。

「2人そろって、どっかの家の窓ガラスを割って、それをお母さんに言えてないとか…」

「ちがうよ」

と言うことで、教えてくれました。
この3月いっぱいで、あーさんの方が、どうやらお引っ越しと転校をすることになるようです。
そのことを思い出して、ちよっと沈んだ顔になっていたのだそうです。

そうすると、来年からは、ここでの待ち合わせも、しなくてよくなります。

少しずつではありますが、色々な状況が変わって来つつあるようです。
4月には、わたし自身もふくめて、いったいどうなっているのでしょうか?
今と同じ様に、子どもたちを集めてゲームが出来ているのかな?
そうだとうれしいのだけど。
4月になれば、わたしの仕事の内容も大きく変わり、わたし自身の生活そのものが大きくかわっていきます。
また、あーさんみたいに、いなくなってしまう人もいます。
ずっと、何らかのかたちで子どもたちとゲームをすることは続けていきたいですが。

そんなことを考えた今日の10分間ほどの遊びでした。