ジュブナイル一覧

数学の中の魔法

あたしと魔女の扉

なかなか、ドキドキ、ハラハラしながら読めました。素敵なジュブナイルだ。

どんでん返しについては、まぁ、予想通りなんですが、母親が、恐れていることというのが、読んでいる間は、今一つつかめなかったんですね。
でも、最後まで読んで、納得した。自分も、

「いつか、自分も魔法を親に…」と思いながら、「いつか自分も娘の魔法を…」と思ったんだろうな。それはたしかに、ものすごい恐怖だ。

さて、救いの道は、あるのか?次が楽しみです。

ジャスティーン・ラーバレスティア,Justine Larbalestier,
大谷 真弓
早川書房
発売日:2008-10-09
 

 


SF入門

少年SF短編2 藤子・F・不二雄大全集

この読みやすさは、驚異的です。
これ読んで、SFに入っていく人もいるのではないかと思います。

わたしにとって、星 新一のショートショートは、そんな役割を果たしてくれました。
そういえば、星 新一のショートショートの雰囲気も、ちょっと感じます。


少し不思議

少年SF短編1 藤子・F・不二雄大全集

SFマンガのお手本のような作品が並んでいます。
お手本だけに、毒や驚きは少なめですが、しっかりしていておもしろい。

子どもの頃読んだ、ジュブナイルSFを思い出します。


夏休みに読みたい1冊

夏休みは、銀河! 上

もう、夏休みも終わりなんですが(笑)
岩本 隆雄、復活の1冊「夏休みは、銀河!」です。

 朝日ソノラマがつぶれて、岩本 隆雄の本が読めなくなったと思っていたら、全部、朝日新聞出版の朝日ノベルズに復活して、ものすごくうれしいです。

今回はノベルズということで、文庫本よりは、学校の図書室に入りやすくなったと思いますし、届けたい層に届きやすくなったと思います。 まあ、今時の小学生、中学生が、この2段組の字ばっかりの本を手に取ってくれるかどうかはわからないのですが……。

 でもねぇ、本好きな子なら、1章読み出したら、止まらないと思います。
いっぱい、いっぱいの謎を提示しながら、どんどん違う事件が起こって、ストーリーがシフトしていくようすは、けっこう、ジェットコースターです。
それでいて、どこかのどかな「ぼくの夏休み」なのです。

 上巻は、夏休みらしく、オバケ屋敷編という感じの1冊。
そして、下巻で、本当の大冒険がはじまるみたいです。 これぞ、ジュブナイル。 ワクワクしてきた。

岩本 隆雄
朝日新聞出版
発売日:2008-10-21
 

 


なんじゃ、こりゃ?

光車よ、まわれ!

なんとも、不思議なジュブナイルです。
いろんな謎はあるのですが、その説明が、なんにもないままに物語が進んでいきます。

登場人物も、いっぱいでてくるのですが、はっきりいって主人公サイドは、一郎、ルミ、龍子だけで充分じゃないかと……。

年齢も、6年生というのは微妙です。もしかすると、5年生ぐらいなら、ギャング・エイジのしっぽにひっかかるかということで、こんな風な冒険が成り立つかもしれないと思わせるモノはあるのですが。

でも、そんな変なお話にもかかわらず、不思議と先を読ませるモノはあって、読んでいる間は退屈はしなかったです。

オチは、これだけ引っ張って、余韻を薄めた安房 直子みたいなオチ で、読んだあとに、ちょっと不満というか、不安というか、物足りなさが残ります。

うーん、小学校時代に読んでいたら、おもしろかったのかなぁ。