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ワードバスケット

なぜか、新年を迎えてから、小学1年生がよく来てくれます。
1年生は、なぜか集団で来ます。すくなくとも、5人ぐらいです。
これぐらいの人数で楽しめて、ルールが簡単なやつ。

「6ニムト」は、出したカードのならべ方のルールが難しいです。
ときどき、大人でも間違えてしまいますから、1年生、しかも、集団だった場合は不可能です。
2、3人ぐらいだったら何とかなって、ルールを教えながら、コツを教えながらするということは可能だと思いますが、まあ、4人以上いたら、ちょっと無理ですね。
まあ、2、3人の人数なら、「ザップゼラップ」とか、「穴掘りモグラ」なんかが出来るので、「6ニムト」はしてないかもしれませんが。

「ヒューゴー」という手もあるのですが、やっぱり大人数だと自分の順番がまわってくるまで時間があります。そうすると、それに絶えられなくなっちゃう子もけっこういます。
というわけで、今までは1年生が来てくれても、なかなか楽しませることが出来なかったのですが、いろいろなゲーム会などに出席して、簡単でたくさんの人でできるゲームをいろいろと仕入れてきました。
だから、これからは、安心です。

その第1弾は、「ワードバスケット」です。

12月の「うつぼゲーム会」の帰りに、大阪の旭屋書店で手に入れたゲームです。
結局どこにあるのかわからなかったので、書店のカウンタのお姉さんに聞いて、もってきてもらいました。
うーむ。なにコーナーにおいていたのだろう。

ゲームは、しりとりです。
いろいろなひらがなの書いたカードをプレイヤーは、それぞれ5枚ずつもちます。
中央には、そのカードを入れるためのバスケットがあります。
最初の1枚は、山札からめくってバスケットのなかに入れます。
各プレイヤーは、いっせいにバスケットのなかの文字から始まり、自分の手札のなかの文字で終わる名詞を考えます。
思いついた人は、その名詞を声に出して言いながら、そのカードをバスケットに投げ込みます。
そうすると、そのカードが次の言葉の最初の文字になります。
はやく手札の5枚のカードを出し切った人が勝ちになります。

50音のひらがなが書かれたカードの他に、いろいろな特殊なカードもあります。
ひととつは、「ワイルド5」などのカードです。これは、前の人の言葉に続く言葉で、その字数の言葉であれば、どんな言葉でも出すことができます。
また、1枚のカードに「あ・い・う・え・お」など、あ行や、か行などその行の文字がすべて書かれている「ワイルドライン」カードというのもあります。こちらは、前の人に続く言葉で、その行のどれかの言葉で終わる言葉を続けていきます。

しりとりですので、「ん」を言ったらお手つきになります。
ただし、同じ人が連続で使うのでなければ、前に出た言葉も使ってOKです。

あと、どうしても言葉が思いつかない場合は、リセットというルールがあります。
これは、持っているカードをすべてバスケットにほうりこんで、放り込んだ分のカード枚数+1枚分のカードを山札からとります。

シンプルなルールで、誰にでもわかりやすいと思います。
あのことがあって以来、ゲームには一切手を出そうとしていないわたしの妹ですが、ルールを説明すると、

「それぐらいやったら出来そうやし、おもしろそう」

と言っていました。
お正月に子どもたちが家に遊びにきていたら、一緒にやっていたかもしれないということで、かなり残念です。

実際に、遊んでみるには、まずバスケットを組み立てなければなりません。
書店で、書籍形式で売っているものですので、非常にコンパクトです。
カードをほうりこむバスケットは、ビニール製で組み立て式です。
このゲームの試作バージョンの写真をネットで見たことがあるのですが、なんとこのときのバスケットは、どんぶりでした。
箱が大きくなってしまうので、現在の折りたたみ式も、しかたないかなぁというところもありますが、ちょっと、どんぶりのバスケットもいいなあと思います。
組み立てがいりませんからねぇ。そうなとると、書籍で流通しなくなってしまいますが。

あとは、カードを配るだけ。準備も簡単です。

ルールは、1年生ということで、さらに簡単なルールにしました。
最初に配るカードは、今回、1人3枚ずつ。言葉も、3文字以上の言葉でないといけないというルールがありますが、今回は、2文字でもOK。「ワイルドカード」は、その文字数の言葉なら、「しりとり」になっていなくてもいいというルールです。

ゲームスタート。
じつは、わたしは、ボキャブラリが少ないので、しりとり苦手かも。
最初は、「け」。

けんか…けいさつ…けいさつかん(は、「ん」だからダメで)…けいじ…けいむしょ……

いろんな言葉が、ぶつぶつとつぶやかれます。
自分のカードと見比べて見ますが、「しりとり」でその文字に続く言葉を考えるというのは、比較的簡単なのですが、言葉の最後を特定の文字で終わらせるというのは、なかなか難しいです。
というか、ほぼ、わたしでも不可能です。
だから、とりあえず頭に「け」が言葉をたくさん考えます。

けんだま…けんけん(これも「ん」でおわるなぁ)

「けんちん汁!」

と言って、「る」のカードをほうりこんだら、子どもたちから、

「けんちんじるって何?」

「そんな言葉ない!!」

との非難がとびます。

「けんちん汁というのはね…」

ひとしきり、けんちん汁とは何かという説明をします。

「る、る、る」

「ルビー」

「お、きみ、『い』があるから、『ルビー』で出せるぞ」

とりあえず、ルールを覚えるという意味もあるので、人のカードも、見ちゃって、あったらドンドン入れていく(笑)。
それでも、けっこうな時間は、

「うーん」

とつまってしまいます。
これって、でも、大人とやってもそうなると思うのですが、どうでしょう。
でも、他のことをはじめちゃうようなものではなく、真剣に集中して考えています。

まあ、それでも3枚ですし、わたしは大人なので、一番にあがり。
子どもたちの様子をみてみます。

「ねこ」「こま」「まり」

とやっぱり、2文字は、思いつきやすいようでした。
逆に、こまっていたのが、「ワイルド5」、「ワイルド6」などの「ワイルドカード」系です。
その文字数なら、「しりとりになっていなくてもいい」というルールなのに、5文字とか、6文字の言葉って、なかなか出てこないんです。

うーんと、全員がつまったところで、リセットのルールを教えました。

そうしたら、リセットする。リセットする。
リセットって、1枚ずつ増えていくから、どう考えも損なんですけど…。

結局、リセットを最後までしなかった2人があがって、山札がなくなっちゃったので、そこで終了。

さて、君たち、手元にカード何枚残った?

数えてみると6枚残った子がいました。
2倍にふえてるではないですか(笑)

でも、楽しかったーということで、また、やりたいと言っておりました。

はじめの札をへらすというハンデは、選択肢をせばめてしまうかな?
うーむ。

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それから…

その他にも、もっていった「ザップゼラップ」などもしました。
「妖精さがし」や、「動物さがし」など、子ども用のゲームなども、いろいろ教えていただきました。
また、直接参加はできなかったのですが、「ブラフ」や、「はげたかの餌食」などの気になる卓が、いろいろたっていました。
「ハゲタカのえじき」は、小さな子で、かなり気に入った子がいたようでした。

一番、最後まで立っていた卓は、最近噂のゲーム「プエルトリコ」でした。
大人に混じって、小学校の女の子も参加していました。
む、難しそうなゲームなのに、す、すごい。

会が終わった後、懇親会がありました。
スタッフのみなさんのいろいろなゲームにかける思いや、子ども向けのゲームに関するいろいろな情報を聞くことができました。
残念ながら、わたしは、午後8時に帰ってしまったのですが、何人かの方は、残ってゲームをされていたようです。

うーん。楽しい1日でした。
また、来月行こう。
いつかは、わたしも、大人の人とも、いろいろなゲームができたらいいなぁと思います。

次の楽しみは、1月5日の京都のゲーム会です。
明日ですね。

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着くまで

冬休みになって、子どものいないさびしい日々を送っているりんです。
子どもとどうしても、遊びたいよ~~。
ゲームがしたいよ~~。
ということで、年末もおしせまった12月29日。「うつぼゲーム会」に参加させていただきました。

「うつぼゲーム会」は、地元青年会の方々が子どもや家族の方々にボードゲームを通じて互いのつながりを深めていこうと大阪の靱(うつぼ)公園の近くで開かれている、ファミリーでゲームをできる会です。
「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」の方々が、この会の運営に協力していて、これからも、もっともっと、日本中にゲームを広げていこうしているそうです。

実は、ゲームを始めたのが今年になってから。
子ども以外に、一緒にゲームをする仲間のいないわたしにとっては、はじめてのゲーム会の参加となります。

ファミリーでもないのに参加するのは、「子どもとゲームをする」、「ゲームを広く伝えていく」という「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」の活動を小野さんの「Table Games in the World」のページで知り、それに、わたしが、とても共感して、惹かれるところがあり、「ぜひ、参加させていただきたい」ということでメールを送らせていただいたというご縁です。

手荷物は、「ザップゼラップ」。これなら、小学生も楽しめるはず。時間制限なしで、やってみたいのです。
ドキドキしながら、大阪へ。大阪で「東梅田」から四ツ橋線に乗り換えて「本町駅」へ行きます。でも、大阪を知っている人の話によると、

「梅田から歩いても1時間もかからないよ~」

とのことですから、慣れてきたら歩いてもいいかもしれません。
「本町駅」の28番出口から出て(このあたりは、「うつぼゲーム会」のホームページに詳しい地図が出ています。わたしの一族は、みんな方向音痴なので、プリントアウトした地図をしっかりと握りしめていましたとも)、四ツ橋筋を真っ直ぐ行くと、マクドナルド。
ちょうど、大阪に着いたのがお昼前ぐらいでしたので、ここで昼飯を食べることに。

「……チーズバーガーと、それから、シェイク。バニラシェイク」

ここで、りんの身に思いもよらないショッキングな出来事が!!

「申し訳ありません。当店では、シェイクの取り扱いはしていないのです」

そ、そんな店があるなんて。しかも、大阪に。
た、たしかに、デパートの上とかにあるマクドでは、メニューがミョーに少なかったり、セットがなかったりということはあったのですが、こ、こんなところで、こんな攻撃にあうとは!!
シェイクマニアの人は、知っておいてください(さて、このサイトを見ている人の中にはたして何人いるでしょう?)。
靱のマクドには、シェイクがない。

まあ、そんな(ゲーム会とは何の関わりもない)衝撃的なことがありながらも、昼ご飯を食べて、ちょっと靱公園をウロウロ。
いえ、別に道に迷っていたわけではないです。
ただ単に、地図にでっかく載っていた靱公園って、どんなところか興味があったのです。

靱公園は、縦に細長い通り抜けみたいな公園でした。
そして、すごい人、発見。
この寒空の下、裸足で空手(他の道着を着てする格闘技かも。わたしに見分けはつきません)の稽古をしている初老の男性がおられました。
彼に比べれば、わたしは、まだまだ若造。シェイクごときでショックを受けているようでは、恥ずかしい(と、まだこだわっているところがダメですか?)。
と励まされた気持ちになりました。

縦長の公園の縦の辺の真ん中あたりに、出入り口。そっちが、どうやら会場の「靱会館」の方だということで、その出入り口から公園を出て、道路に沿って行きすぎた道を帰っていきます。
そうすると、ビルのガラス張りの部屋の中で、ゲームをやっている人たちを見つけました。
そして、窓際のテーブルには、ゲームの箱の山。

ここや!

入り口の方にまわって、自動ドアの前に。
あ、開かない。
わたしは、ドラえもんのようにスマートですからねぇ。
この体重に自動ドアが反応しないのも、無理はない
むしろ、重すぎて壊れたか?
気を取りなおして、ベルを…。
うん、「ご用のある方は、呼び鈴をならしてください」と貼り紙もしてあります。

プッシュ。

これ、音でてるのか?

まぁ、中に人は、いてますからねぇ。入れるはず。
そのとき思い出したのは、ん十年前、高校の時、いつも通学に使っていた京阪電車。
「坂本」という冬はメチャクチャ寒い駅が始発駅で、りんたちは、そこから電車に乗っていたのです。
ふつう、始発駅の電車って自動ドアを開けて、お客さんを待っているもんでしょう?
でも、寒冷地の電車は、車内が寒くならないように自動ドアが閉まっているんです。
そんなときどうするか?
なんと、自動ドアが手動ドアになっているんですね。
自分でグイグイとドアを開けて、またグイグイっと閉めるという。

試しに、ドアの境目に手をやって、グイグイ。
開きました。
今、新しい扉が。

ということで、長すぎるので次回に続きます。

ゲームは、どうした?

更新雑記ザップゼラップ

書きました。

「ザップゼラップ」いいゲームだ。

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ザップゼラップ

年末です。
実家に帰ってこいということで、今、実家です。
まあ、実家といっても同じ県内ですし、1時間もあれば充分に行き来できるところではあります。
それで、実家の大そうじの手伝いなどをしているわけですが、お昼前にいとこの子どもたちが来ました。
で、手伝いから解放されるーー、ということで、

「おれ、子どもの面倒みるわ」

と、子どもたちと遊びました。

やってきたのは、4歳のと小学2年生のきょうだい2人です。

よーし、ゲームだ。

今回、実家に持って帰ってきているゲームは、「ブラフ」、「エルフェンランド」、「アンダーカバー」、「N.Y.チェイス」、「カプコン版カタン」、「ザップゼラップ」というラインナップだったのです。
これらのゲームは、いとこの子どもたちと遊ぼうということで、持って帰ってきたラインナップです。当然、いとこの子どもたちの顔を思い浮かべながら選びました。
だから、この子たちに最適なはず。
そのわりには、4歳に「カタン」?4歳に「ブラフ」?

スマン、想定していたのは、小学校中学年から中学生ぐらいの子たちでした。
えーと、父方のいとこの子のことは想定していたのですが、母方のいとこたちの子の君たちのことは、すっかり忘れて……いやいや、そんなことは、ンガンン……(by サザエさん)。

しかたがないので、いろいろお話をしてみることに。
なんか、会うのが1年ぶりぐらいです。
お姉ちゃんの方は、以前は、りんの実家に泊まったりということもあり結構なれているのですが、妹ちゃんの方は、借りてきた猫状態です。

「おっちやんのこと知ってるか?」

と聞くと、お姉ちゃんの方は知っているというのですが、妹ちゃんの方には、首を振られてしまいました。
うーん。何回かは出会ったことあるのですが、まだ、ものごころつく前であったか……。
こちらも、来るまで存在を忘れていたので、文句は言えません。
それに、4歳で1年前にあったということは、全人生の1/4前の地点であったということですからねぇ。
40歳の人でいえば、10年前に1度だけあったようなもんだ。
まぁ、3歳ぐらいでものごころがつくとしたら、1/2になって、20年前にあったようなものですからねぇ。
わからんのも無理はない。

妹ちゃんが、借りてきた猫状態で、ほとんどしゃべらないからか、お姉ちゃんの方も、なんだか、かしこくしてなくちゃいけないみたいな感じになっています。

うーん。間が保たない。

ここはやっぱり、ゲームの力を借りて、子どもたちにリラックスしてもらいましょう。
ということで、もう一度、持って帰ってきたゲームを思い浮かべます。

あー、こんな時に「ヒューゴー」があればなぁ。
あれならきっと、この子たちも、大喜びです。でも、今回は、

「 中学生とするには、ちょっと子どもっぽすぎるか?」
ということで、持って帰ってきていません。

すぐできそうなのは、「アンダーカバー」か、「ザップゼラップ」です。
どちらも、すごろく形式なので、わかりやすいです。ただし、「アンダーカバー」は、

  • 自分のコマが決まっていない。
  • エージェントゴマとポイントゴマ2つ使う。

などなど難しいところがあります。
それに比べると、「ザップゼラップ」は、魔法の樽を選ぶという行動があるのですが、それ以外は、いたってシンプルです。

というわけで、できるかどうか不安はありますが、「ザップゼラップ」です。

ボードをテーブルに広げて、魔法の樽を出して、まずは、ルール説明。

「2つのサイコロ、コロコロってします。出てきた数字を足します。足し算、難しかったら、おっちゃんが足して言うてあげるので、安心しーや」

「足し算できるー」

とお姉ちゃん。

「おう。じゃあ、妹ちゃん(と呼んでいるわけではないです。念のため)がサイコロふったときも、計算したってや。
それで、サイコロの目をみて、その数よりも小さな数の樽をさがします。
樽の中には、魔法の石が入っています。その石の数が樽の下にシールではってあります」

魔法の石と聞いて、子どもの目がちょっとキラキラします。
だから、1つ樽をとって見せてあげます。

「入っている石の数によって、重さとか、振ったときの音が違うので、実際にふってみて、選んでください」

樽をふって、裏のシールを見てと2人とも、なかなか興味津々です。

「全員が選び終わるまで、裏を見てはいけません。
全員、選べたら裏をみんなで見ます。
そして、サイコロより大きい数字だったら進めません。小さい数字か同じ数字だったら、その分だけ進むことができます」

これぐらいの説明で、

「やってみようか」

はじめて。それから、4歳と1年生ということで、今回は、自分のコマを1つだけ使うバラックさんルールでいきます。

では、最初は、お姉ちゃんから、コロコロ。
2。
いきなり、2かい!!

「さーあ、1か2しかないぞー」

「こっちかな?」

お姉ちゃん、キャッキャ言いながら、樽を振っています。

「全員、選んだね。さて、せーのーで!」

2。5。7。

2は、妹ちゃんです。
「2つ進んでください」
5は、お姉ちゃん。
「残念でした。進めません」
7は、りん。
「おーい」

今回は、時間制限がないので、樽を選ぶのにじっくり時間をかけさせてあけることができました。
本当に、真剣な顔をして、樽を耳の横でふっています。
途中で1回、

「あ、わたし、やっぱり、こっち行く!だって、こっちの方が、ゴール近いもん!」

とお姉ちゃんが逆回転しようとしたりしましたが、

「逆には行けないのー」

とゲームは進んでいきます。

妹ちゃんは慎重派で、5以下の樽ばっかりを選んで順調にコマを進めます。
お姉ちゃんとりんは、ピッタリの樽を見つけようとして、爆発して進めません。
このゲーム、大人になればなるほど、欲張りになっていくということがよくわかります(笑)

妹ちゃんのコマが、お姉ちゃんのコマを追い越しそうです。

「追い越されると、安全地帯以外はスタートにもどされちゃいます。安全地帯は、自分のコマと同じ色のマスです」

「え、それやったら、追い抜かれないように大きいのとらないと」

その考えが……。
ドカッーン
そら、13は大きいわ。大きすぎるって!

めちゃくちゃ順調な妹ちゃんは、ご機嫌です。

「やったー」

とか、小さい声ですが、聞こえてきます。

ゲームは、そのまま妹ちゃんが、りんを追い越してスタートにもどし、一気にゴールしました。

「妹ちゃん、1番。おっちゃん、スタートやから、お姉ちゃん2番かな」

借りてきた猫さんも、ちょっとなれてきたようです。
樽を遠慮なくふって、ニコニコしています。
無意識に樽のシールを爪ではがそうとするのも、きっとなれてきたからなんでしょう。

「シール、はがしたらダメよー(泣)」

もう、お昼やでということで、2人は帰っていきました。帰り際に、わが従姉、2人の母親が、

「これって、外国のゲームなんや」

と、子どもたちがしていたゲームにちょっと興味を持ったような様子。

「うん。ドイツのゲーム。ドイツでは、こういうゲームが盛んなんやって。
今、日本でも大学とか、学校で、テレビゲームとちごて、こういうゲームをしていこうという動きがあるみたいやで」

と言っておきました。
嘘じゃないもんね、名古屋大。

「高いんかな?」

と聞くので、

「4~5千円ぐらい」

と答えると、

「高い。高い」

と言ってたので、脈はないかな?

あ、またどこに売ってるか、言ってなかったや。