吉川英治一覧

バガボンド29

天は、少なくともどんな人間に対しても、生きることを許している。

でも、もし本当にそうなのならば、天なんて、あってもなくても同じことなのでは?

それでも、天は、許し続ける。
なんのために?


昔は良かったと…

バガボンド30

こうやって、何も出来ない自分を意識しながら、昔の光を求めるのは、「昔は良かった」と思っているのと同じなのかもしれないと思ったりもします。

しかし、お互いがお互いの鞘になるかもしれない人間と、結局は、斬り合うのですね。


物語り

バガボンド31

あぁ、多分、こうして又八ちゃんの物語は終わっていくのですね。

そうして、彼は、物語を語り続けていく。うまい。これは、原作通りなんだろうか?井上 雄彦のうまさなんだろうか?


強さに至る道

バガボンド32

強さに至る道は、いくつもある。ということななんでしょうか?

迷っているということは、成長しているということでもあると信じたい。


見事な嘘

バガボンド33

ちょっと休憩みたいな巻かな。

でも、最後の小次郎の小倉での1日。見事な嘘をつくなぁ。
この嘘が、吉川 英治の嘘なのか、井上 雄彦の嘘なのかは、原作読んでないのでわからないけれど。

どっちかというと、井上 雄彦ってぽいな。 この人の中で、小次郎が、自分の小次郎としてできあがっている感じがします。


地味

バガボンド34

地味ですよねぇ。でも、その地味さが、絵ともあっていて魅力でもあります。

多分、原作の方が派手なんじゃないかい?
そう感じてしまうリアルな手触りがすごい。


土の手触り

バガボンド35

少年伊織との日々です。
あしか、伊織が後を継ぐ的な存在だった記憶が。

大自然に挑む。もしかすると、挑んでいる時点で間違っているかのも。


あなたは駆けめぐる あの空 山かげ

三国志1 桃園の巻

基本に戻って吉川版「三国志」です。

北方版「三国志」の後、自分的に退屈に感じて読めなくなってしまっているのではないかと心配していたのですが、面白い。

講談社版は、全巻のページ数を合わせるために(?)ものすごくいい加減なところで巻が終わっていて、そこが嫌な感じなのですが、新潮文庫版は、ちゃんと切れ目で巻が終わっていて、読みやすい感じです。

物語のもっていきかたが巧みです。
お触れを見ているシーンから始まる記憶があったので、はじめの展開とか、こんなにドラマチックだったと言うことをすっかり忘れておりました。

この本を読んでいるときの三国志のキャラクターは、なぜか人形劇のキャラクターです。
これと、人形劇が、やっぱりわたしのなかの三国志の基本。

あと、解説読んで、えーー、三国志演義の主人公って、関羽と孔明なの??
そりゃ、しらなんだーー。


とどかぬこの気持ち わたしは耐えてるわ

三国志2 群星の巻

はじめて読んだ「三国志」が、吉川 英治でした。
30年以上前か??

実は、呂布って、吉川版では、そんなに悪者ではないなぁ。ちゃんと、愛すべき好漢としてかかれています。
もっと乱暴者のイメージがあって、ちょっと意外でした。


好きなら 好きと 言えない心に 人はいつも 苦しむの

三国志3 草莽の巻

このあたりから、劉備が全然出てこなくなって、呂布の動きも見えにくくなり、なんか知らん人ばっかりでちょっと中だるみな感じを感じたような記憶があるのですが、今、読んでいると、知っている人ばっかりというか、けっこう有名人ばっかりでているなぁと……。
昔は、人形劇以外で「三国志」しらなかったので、読むための基本的な教養が足りていなかったというのが良くわかります。

知れば知るほど面白くて味があるのが、歴史小説ですな。