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アブ・ディ・ポスト

♪大丈夫さぁ~ ボロボロでも まだ飛べるぜ~♪

と、思わずチェッカーズの「夜明けのブレス」を口ずさんでしまうこのゲーム「アブ・ディ・ポスト」です。

自分たちの飛行機を整備して、暗雲たちこめる空に飛び出していきます。
しっかり整備に時間をかければ、嵐に強い頑丈な飛行機を飛ばすことができます。でも、整備に時間をかけているうちに、他の飛行機に先をこされてしまうかもしれません。また、整備もあんまりやりすぎると、飛び立つ前にいじくりすぎてこわれてしまうこともあります。

だから、そこそこの整備で、一気に空に飛び立って行くか、慎重に整備を重ねて、前の飛行機が嵐で墜落する間隙をぬって飛び立つかなどなど、いろいろ作戦があります。

本来は、多分、3~6人のゲームなのですが、今回は、なぜか7人ぐらいで遊んでいた気がします。
人数が多い方が、嵐が起きやすくなって、よりドタバタしたゲームになって楽しいのではないでしょうか?((このあたり、サイコロのかわりに振る「暗雲」というギミックがすぐれていて、人数によって、出目の確率を調整することができます。だから、遊べる人数の幅も広そうな感じです。))

さて、最初は、様子見ということで、みんなけっこう慎重に整備をすすめているのですが、1人が飛び出すと、

「単独飛行させるまじ!」

と、次々に無茶な飛行機が飛び立っていきます(笑)
もちろん、嵐がくれば、すぐに墜落してしまうのですが、それでも、先行したプレーヤーを単独でゴールさせちゃうよりは、一緒に巻き込んで墜落してリセットをかけたいわけです。
自分が先に墜ちて、2回目の嵐で先行したプレーヤーの飛行機が墜ちれば、今度は自分が先行できたりしますしね。

外側から内側にむけて飛ぶ前半戦と、内側から外側にむけて飛ぶ後半戦にわかれていて、前半戦は、非常に安定したお天気のときに飛び立つことができたわたしの飛行機がトップでした。

で、後半戦。
なぜか、嵐続きで、バタバタ飛行機が墜ちていきます。
白熱するプレー。興奮して、身を乗り出すプレーヤーたち。

その時!!

ドンガラガッシャーン!!!

ものすごい音とともに、テーブルが倒れてしまったという……。
ちゃ、ちゃぶ台がえし(笑)

もちろん、ボード上のコマとかも、全部、墜ちて……落ちてしまいました。

えーと、テーブルをたてるときに、ちょっと足の開き方が甘かったようで、興奮のあまり体重がかかったときに、その足が閉じちゃったようです。

………。
……。
…。

「……これで、……終了かな?」

「……うーん、終わりというこで……」

「え~。せっかく、ゲームを続けていたら、トップがとれる予定だったのに~」

と、途中で終わったゲームには、こんなことを言ってみるいう。

教訓。

世界を揺るがすような天変地異には勝てません。

テーブルをたてるときは、しっかりと。

だれにも怪我がなく、ゲームのボードやコマ、ギミックにも被害がなくてなによりでした。