T型フォード殺人事件 広瀬正・小説全集5
題作は、SFではなくて、ミステリー。
でも、この人にとっては、映写機も、T型フォードも、きっと、タイムマシンだったんだと思う。
そして、戻りたい時代は1つだけ。あの江戸っ子の気質が残る東京の下町。
ということを「立体交差」を読みながら、感じていました。
題作は、SFではなくて、ミステリー。
でも、この人にとっては、映写機も、T型フォードも、きっと、タイムマシンだったんだと思う。
そして、戻りたい時代は1つだけ。あの江戸っ子の気質が残る東京の下町。
ということを「立体交差」を読みながら、感じていました。
前作の「おもいでエマノン」がけっこう良かったので、原作にも手を出してみようかとアマゾンを探してみましたが、絶版みたいで、けっこうなお値段になっていました。
マンガ出たから、増版しないのかな?徳間デュアル文庫なら、イラストも鶴田 謙二で、そういう需要がありそうですが。
まぁ、コミックは、続きがでるみたいなので、それで我慢しよう。今のところは。
エマノン、後藤 久美子説は、けっこうわかる気がするのですが……。
短編とエッセイです。
短編は、テレビ局舞台のドタバタものという感じ。
テレビ関係の仕事をしていたということで、ちょっと広瀬 正と雰囲気が似ている気がしました。
エッセイは、以前、読んだことがある話も、ある気がします。
でも、こういうオタクのウンチク話は、とっても、楽しいのです。
あさり よしとうの本格SF。
「まんがサイエンス」という名作もあって、あれのちょっと長いストーリー版という感じです。
ギャグマンガではないです。
ギャグでは、けっこうキャラクターにたよっていた感じがあるのですが、この物語は、1話ごとに主人公が変わっていくので、強烈なキャラクターというのは、今のところいない感じです。
良質な、宇宙生活入門だと思います。
3人目が誰だろうと思って、最後読むまでにはわかったのですが、これは、なかなか、納得のラスト。
うん、SFのお手本のようなお話です。
多分、最初は、こういうオーソドックスなものから入っていくのが正しいと思います。