妖鬼特捜官
「時をかける学園 ねらわれた少女」で、京極が、
「あの時を越える能力があれば、なんど失敗してもやりなおせるじゃないか!」
みたいなことを言っていましたが、そんな感じのお話でした。
「魔王軍団」の別シリーズということですが、「魔王軍団」がどんな話だったか、すでにおぼえていないという……。うーん、記憶が……。
「時をかける学園 ねらわれた少女」で、京極が、
「あの時を越える能力があれば、なんど失敗してもやりなおせるじゃないか!」
みたいなことを言っていましたが、そんな感じのお話でした。
「魔王軍団」の別シリーズということですが、「魔王軍団」がどんな話だったか、すでにおぼえていないという……。うーん、記憶が……。
「香水」みたいに、ちゃんとオチのある話以外は、どこか素人っぽい印象が残る短編集でした。
まあ、もちろん、素人にこれが書けるかというと……多分、全然、無理なんだと思いますが。
その素人っぽさが、作品のむずがゆいような「恋愛」似合っていて、いい雰囲気でもあります。
でてくる登場人物は、大人ぶって、どうしても人と距離をおいちゃう部分、すかしちゃう部分があるのですが、多分、それは、ナイーブさの裏返しなんだろうなぁと思えます。
同じ感じの菊地作品で、「風の名はアムネジア」とか、「インベーダーサマー」とかありました。ただ、あれほど素直に入ってはきませんでした。
なんでかなぁと思ったけど、あっちの方が受け入れやすく感じたのは、多分、あれがジュブナイルだったからだと思います。読んだのも、それがピッタリくる年齢だったし。
だとすると、わたしは、あんまりあれから成長してないのかもしれません。
角川書店
発売日 : 1991-11
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ホラーは、行き着くとこまで行ってしまうと、なんか笑えてくる。
菊地作品にも、そんなところがあって、そのあたりがB級のよさではないかと思います。
今回は、舞台が都会ではなく山。
山の妖怪。山の怪談。
なんか、普通だ。
どっちかというと、街の方がおもしろく感じました。
徳間書店
発売日 : 1991-06
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昔、「風の名はアムネジア」とか、「インベーダーサマー」を読んだ時は、メチャクチャはまった記憶があります。
で、そのテイストを持ったお話。しかも、元々は、コバルト文庫(イラストは、めるへんめーかー!!)に収録されていた物語ということで、かなり期待して読んだのですが……。
今まで読んだ菊地 秀行の物語のなかで、1番ひどい出来だと思ったのは、「夢幻戦記レダ」でした。
そこまで酷くはないのですが……なんか、のらない。
まあ、この本のイラスト描いている北原 文野は大好きです。でも、銃とか、自動車とかをこの人に描かすなよという気は少しします。(めるへんめーかーの銃とか、自動車というのも、ちょっとこわい気がしますが)
もちろん、イラストの問題だけではなくて、
「僕は君と呼んで下さい。」
というところとか、なんか、楽しめないんですよねぇ。
万智子の正体まではさすがにわからなかったけど、けっこう、少年の正体とか、万智子の力の理由とかが説明されていて、そのあたりもけっこう安易だなぁと思ったりしました。
けっこう、今までの作品だと匂わすだけで、ストレートには書かなかった思ったのだが…。
うーん、自分が年をとって、こういう話の展開について行けなくなっているのかなぁ。
集英社
発売日 : 1991-11
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