きみのカケラ3
なんか、どう考えても、イコロが笑うラストシーンというのにたどり着くとは思えません。
この巻では、ずっと泣いてます。
そういう意味では、痛い物語なのだと思います。
でも、その先にあるのが、絶望的な「終わり」でも、出会ったことに意味があるというお話を読んでみたいと思います。
なんか、どう考えても、イコロが笑うラストシーンというのにたどり着くとは思えません。
この巻では、ずっと泣いてます。
そういう意味では、痛い物語なのだと思います。
でも、その先にあるのが、絶望的な「終わり」でも、出会ったことに意味があるというお話を読んでみたいと思います。
岬が怪我で、直接対決は、回避。
このあたりのそらせかたは、あだち充は、うまいねぇ。
このあたりの「もりあげなさ」は、計算してやっている気がします。
感想を書くたびに「すごい展開!」と書いている気がしますが、この黒賀村の三姉妹の話の後に、まさか、あんな話がくるとは思っていませんでした。
たしかに、れんげさんの話が出た時点で、菊さんの話までいくというのは、予想していたのですが。
この巻は、ちょっと最後の幕間という感じですね。
それも、最後の悲劇を盛り上げるための計算された息抜き。
藤田和日郎には、物語作家としての残酷さを感じます。
ということで、これは、これで、良い出来になってきたと思います。