ドラゴンランス 夏の炎の竜 下
本当に果てしないと思われるぐらい大きく大きく広げられた物語が、綺麗に閉じていくところを見せてもらいました。
もちろん、ギルサナスはどうなったとか、いろいろな部分はあるのですが……。でも、それは小さなことです。外伝や、シナリオ集なんかで語られることもあるのだと思います。
最後、生きとし生けるものすべてが、善も悪も、なにもかもが、自分たちの存在を賭けて巨大な敵と戦っていく。
その盛り上がり。スケールの大きさ。そして、タッスルをはじめとするキャラクターたちの魅力。まだ、夏は途中ですが、わたしにとって、この夏1番の本だったと言い切ってしまおう!!1
「ドラゴンランス」は、パーティのメンバーが、けっこうしぶとく生き残るお話でしたが、「夏の炎の竜」は、本当に容赦なしで、でもその分、お話に深みも増していたと思います。
わたしの中では、タニスも、レイストリンも、キャラモンも、ティカも、タッスルも、スティールも、パリンも、ウーシャも、ダラマールも、フリントも、フィズバンも、ダウガンも、本当に、生きているんです。
図書室に入れたいシリーズですね。
売ってないのが、残念です。
- ちなみに、出版されたのは2004年です(笑)しかも、アスキー/エンターブレインの本って、今、手に入りにくいし… [↩]