ファイブスター物語 トレーサー Ex.2
消えたので、書き直しです。
花の詩女」に直接続いていくかんじのとレーサーです。
なんか、ふーねぇさまのイラストがのっているというのが、なんともすごいわ。CLAMPとかは、ニュータイプ繋がりだと理解できるのですが、「接点あるの?」と思ってしまう。
そういえば、西村 しのぶも、永野ファンと聞いたことあります。
ザ・シバレースの短いお話の集まりは、本当に大好きなパートです。
連載読んでた時は、
「なんでこんなクライマックスみたいなシーンばかりの連続をするの!!」
「もったいない!!」
みたいな感想でした。
あと、
「永野 護、これを続けて、もう『ファイブスター』を終わらせるつもりか!!」
とか、心配もしました。
でも、今回のあとがきを読んで、これって、永野 護は、自分の能力を考えた上で計算して話作っていたということがわかって、ビックリしました。
今回読んでも、設定と、シーンだけで、本当にものすごく大きい話を想像させて、感動させられるこの見せ方の巧さは、凄いと思います。
「アトロポスの章」完結編。
前巻とは打って変わって、急展開の1冊です。
これ、前のコミックでは、大幅に展開が省略されちゃっているところで、こっちを読んでみたかったんです。
読みやすさは、前の刈り込まれた方がたしかにあるのですが、こっちの方が展開が丁寧で好きです。
トラフィックス1です。
最初読んだ時は、メチャクチャ入り組んでいる……とか思っていたのですが、人間関係や、物語が見えている状態で読むとそうでもない。どうしてそこで、そのエピソードが入ってくるのかが、けっこう良くわかる感じで、今回、ビックリ。
何にビックリかといえば、お話が、けっこう、しっかりした起承転結をもっていることにビックリしました。そんなに、破天荒じゃないやん…みたいな。
全体が見えている人間からしたら、ものすごくしっかりと組み上げられている話だったんだ……。でも、前が見えずに読んでいたときは、本当に、どうなるんだろうとドキドキしていたのを思い出します。
そのドキドキ感は、再読では少なくなります。
まあ、「新しい発見がある」というのは、こういうことだというお手本みたいな本です。
多分、この物語がなかったら、語られるのをゆるされなかった物語っていうのが、けっこうある気がします。
どうなんだろう?