ねことねずみの大レース
小さな子ども用のゲームでは有名な、セレクタ社のゲームです。
ここのゲームの良いところは、ドイツ製のゲームなのですが、ちゃんとはじめっから日本語訳もついてあることです。
わたしの持っているセレクタ社のゲームは、「妖精さがし」や、「色いろおふとん」など、ちょっと小さめ箱に入った、タイルを使って遊ぶゲームが多いです。
でも、これは、同じセレクタ社の「おしゃれパーティ」みたいな感じのボードゲームです。
ゲームは、「おしゃれパーティ」ほど変わったゲームではなくて、オーソドックスな感じです。
でも、これは、そこが楽しくて、何回も遊べるゲームです。
2003年度(というと今年ですね)子ども向けゲーム大賞受賞ゲームです。
ゲームは、ネコとネズミの追いかけっこです。
うーむ。シンプルだ。
プレーヤーは、全員ネズミ。
サイコロを振って、自分の色のネズミを進めることができます。
自分の担当するネズミは複数ありまして、そのどれをいつスタートさせてもOKです。
でも、このサイコロにはネコの絵の描いた目がありまして、そのネコの目が出ると、自分のネズミを1マスだけ動かして、ネコを1歩動かします。
そして、ネズミがネコに追いつかれると、そのネズミたちはあわれ、ネコに捕まってゲームボードから退場になってしまいます。
ボード上には、ゴールにあたる安全地帯の「チーズ部屋」がいくつかありますので、ネコに捕まるまでに、この「チーズ部屋」に逃げ込んだら点数になります。
ネコの移動が1歩ずつということで、しかもその時にも1歩はネズミが動けるということで、ネズミが有利に思えます。
でも、ネコはネズミより大きいのです。はじめの1周ぐらいは、ネズミと同じ歩幅で1歩ですが、2週目からは、ネズミの倍のスピードで追いかけてきます。
また、自分の動かさないネズミの数が多いですので、どのネズミを逃がして、どのネズミを捨てちゃうかというシビアな選択も必要です。
安全地帯の「チーズ部屋」にたどり着いたネズミは、その部屋に置いてあるチーズを1つもらうことが出来ます。1つのチーズ部屋に、何匹ネズミが入ってもかまいません。
チーズの大きさが点数になるのですが、遠くの「チーズ部屋」にたどり着くほど、大きなチーズがもらえます。
たくさんのネズミを動かして小さなチーズをたくさん集めるか、動かすネズミを集中させて大きなチーズを取るのにかけるか?
けっこう、作戦が重要です。
ちょっとルールを聞くと、「ミッドナイトパーティ」と似ているかなと感じるかもしれません。
でも、点数の方式が加点方式なのと、チーズというかたちで点数がビュジュアルに表されますので、こっちの方がより小さい子でも、楽しめると思います。
やってみると、1回目のプレイでは、大人でも、欲張ってネコに捕まりまくります(笑)
でも、1回のゲームが短いのと、次はこうしようという作戦が浮かびやすいですので、何回もプレイして、子どもでも、すぐ上達します。
なかなか楽しい追いかけっこゲームです。
これは、ゆうもあのゲーム会でも、ちょっと定番ゲームの予感がします。