アンドロイド・ビニ
大人な感じの桑田 次郎。ペンネームが、桑田 二郎に後で変わっているみたいですねぇ。でも、同一人物。
エイトマンよりも後ということで、けっこうSF的なものが好きだったんだなぁということがわかります。
今読んでも、それなりにおもしろいです。
2016年12月発行のこの本から後、宵野グイン・サーガがかかれていないのです。
体調不良ということなのですが、安定の五代グイン・サーガと、熱量の宵野グイン・サーガ、どっちも好きなので、元気になられて、また続きに参加されることを期待しています。
なんか、悲しい予言と、希望ある予言をぶつけ合って対消滅させようとしてるみたいな展開は、好きです。というか、こういうのをちょっと期待していた自分がいます。
多分、宵野 ゆめが書く物語は栗本 薫が書く物語よりも、ちょっと希望があってやさしいし、五代 ゆうが書く物語は栗本 薫が書くよりも、ちょっと魔導とSFによっていく。でも、それで、いいんだと思います。
「ログイン」誌は、一時期、めっちゃ読んでた。
30年ぐらい前の「ログイン」。ちょうどカラーのPC98のノートパソコンを購入して、メチャクチャ読んでいた頃ではないだろうか……。
微妙に、「バーニングガイ」とか、知っている気がします。
ゲームマンガじゃなくて、SFに舵をきったのは、正解だったと思います。「熱血」SFって何よってなるけれど。
「霊界トトカルチョ」は、傑作です。島本先生の時間つぶしの雑誌とタメになる本に、そんなに差がないところも好きです。まあ、どっちがタメになっているかなんて、わらりゃしないと思います。
まあ、エロマンガは、わたしの中学・高校時代から、大学時代ぐらいまでが、本当に黄金時代だったんだなぁと。
学園物から、SF、ファンタジーと、ほんとうに今のラノベばりにどんなジャンルでも、なんでも揃っていた
そして、有害コミック機制から後、どんどん、陰りが見えていく。
自分の生きている時代っていうのは、そのときはただ、「そういうものなんだ」としか感じないけれど、こうやって振り向いてみれば、特別な時代だったのかなぁとも思います。
まあ、昔は深夜帯ならテレビで普通にAVビデオ流れてたしなぁ。
それが良いのか悪いのかは、わからないけれど、閉塞感はあるよなぁと思います。
それにしても、シュベールも、ビブロスも、英知出版も、桃園書房も、司書房も、もうすでに倒産してなくなっているという話が、ちょっと衝撃的でした。マジか。今並んでるエロマンガの出版社はどこなんだ?というか、ちょっとソフトになって、そのミームはメジャー系で生きているということなのかなぁ。
非道いのもあるんだけれど、なんていうか、多様性を認める方向にきたのも、エロマンガのミームの様な気がします。それ自体が、やっぱり人から受け入れられ難いものであった故に、いろんなものを認めたい、認めないといけないという思いも強かったのかもしれません。
なんでもありって、そういうことです。
あと、声を大にして言いたいのは、この手の本の図版は、大きくしないといけない。1