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竹宮惠子カレイドスコープ

わたしの体の少年マンガの部分が、藤子・F・不二雄と永井 豪と松本 零士から出来ているとすると、あと半分の少女マンガの部分は、竹宮 惠子と木原 敏江と成田 美名子で出来ていると思います。
あっ、ちなみに和田 慎二は、少年マンガの血肉となっております(笑)そして、大島 弓子と萩尾 望都は入っていないのか?山田 ミネコはとは言いっこなしです。

ということで、その竹宮 惠子の全貌を語り尽くす本です。まあ、1冊では語り尽くせないですけどね。

「風と木の詩」の誕生の話は、何回か聞いたことがあり知っているのですが、それでも、すさまじいなぁと思います。多分、竹宮 惠子が、なにかに選ばれて、自ら選んだ瞬間なのです。だから、どの角度から話を聞いてもおもしろい。

竹宮 惠子には、まだ語って欲しい物語がいっぱいあります。「風と木の歌」や、「変奏曲」の続きとか。そして、新しい物語を。
もう、かかないのかなぁ……。

いや、去年から大学から離れてマンガ家にというお話も聞きました。期待しておこう。

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新潮社
発売日 : 2016-09-16

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地球へ…3 カラーイラスト完全版デジタルエディション

アニメ版(といっても、映画版ですが)のラストは覚えていないのですが、子どもの頃、このラストはあきらかに誤解していたなぁと。

これ、ジョミーが、機械を否定したことで、結局、地球そのものはコントロール出来なくて滅びちゃって……ってことですよねぇ。
なんか、あの崩壊後の世界で、力強く生きていぞみたいなイメージがあったのですが、メッセージとしては、覆水盆に返らず的なシビアなものだったんだなぁと、何回か読み返しているうちに気づきました。

まあでも、その解釈も、また変わるかも。そうやって、読み返すごとに変化していく物語、読み返すにたる物語が、今の自分を形作っているのだなぁと思います。

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最初、ミュウたちがいた場所はどこだったのかとか、育成都市とかはどこにあったのとか、けっこう設定のアラはあると思います。
もともと、第1部で終わる予定だったみたいですしねぇ。
だから、サムとかシロエとかの設定も、はじめからあった設定ではなくて、伏線として物語の中にいれられていません。

でも、長編になるにあたって、キースというキャラクターをもってきたり、フィシスの地球の記憶が、あんな風に設定されていくというのは、本当にストーリーテラーとしての竹宮 惠子の凄さだと思います。

今読んでも、充分におもしろいマンガです。多分、ひいき目ではなく。

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私たちは繁殖している10

息子さんは、マンガ家をめざすそうです。
まあ、親がマンガ家だからってなれるものではなく、これこそ実力だけの世界。まあ、応援して貰えるというのは、プラスになるのかなぁ。

最後は、竹宮 惠子学部長にあいさつ。
最近、萩尾 望都の「ポーの一族」の新作なんかを見て、竹宮 惠子の新作を読みたいなぁと。さすがに、この世代の人たちの新作って、けっこう見られなくなってきた気がします。
うーん、特に「風と木の詩」の2部とか、「変奏曲」の2部とかは、読みたい。増山 法恵の小説でもいいので。

と、全然、「繁殖」の感想ではないという……。

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やじきた、総ざらえ。
まあでも、あまりにも人大すぎで、コレ読んでもわからんです。
白妙さんとかも、好きだった記憶はあるのだが……どんな話で、どんな人かは、全然思い出せない。
多分、その頃って昭和で、すでに平成も29年もたっているからなぁ。

完結したら読み返したいけど、その機会はあるのかなぁという長編の1つです。

まあ、インタビューと青池 保子や、竹宮 惠子のイラストをみれたので、買った価値はあると思います。