ころぽっくるの家テーブルゲーム会,ゲーム会レポート,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2003年5月ころぽっくるの家おもちゃ,ころぽっくるの家,ゲーム会,スティッキー,セット,子ども,秘密

スティッキー

さて、人数が多いので、ちょっと年齢の上の子と、下の子を2つのテーブルに分けて遊ぶことにします。

わたしは、年齢の上の子の集団を受け持たせていただきました。

大人は、わたしと保護者の方が2人。そして、子どもたちが5人。
最初に遊んだゲームは、スティッキーです。

ゲームというよりも、ハバの木のおもちゃ。
たくさんの赤・青・黄のスティックと輪っかを使って遊ぶバランスゲームです。
この前、一階さんが、

「このゲーム、けっこうほしいと思っている」

と話しておられた、要チェックゲームです。

ちなみに、そのときのりんの反応は、

「バランスゲームかー。ふーん」

という感じでした。
ちょっと見た目地味っぽいかな。

まず、輪っかにすべてのスティックを入れます。
スティックも木なら、輪っかも木です。こういうところが、こだわりなのかなぁ。とっても、あったかで素朴な感じがします。

そのまま手を離せば、輪っかはストンと落ちて、スティックはバラバラになってしまいます。
それでは、ゲームにならないので、スティックを上手に広げて輪っかとスティックが微妙なバランスで立つようにします。

うーむ。言葉だけでは難しいですねぇ。
無断リンクしてみるとこんな感じです。

サイコロがついています。当然これも、木製です。
サイコロの目は、赤、青、黄の三色です。

もう、遊び方はわかりました。今、あなたが想像されたとおりです。

サイコロをふって、出た目の色のスティックを抜きます。
バランスが崩れなかったらOKです。
バランスが崩れて、輪っかが滑り落ちてしまって、スティックがバラバラになったら負けです。

青い棒は太くて、黄色い棒は細いです。赤い棒はその中間です。
どうして、黄色が中間でないのだろう?赤、青、黄色なら、黄色が中間だと思うのは、日本だけの習慣ですか?

青い棒を引くと崩れやすく、黄色の棒は崩れにくいわけです。
でも、崩れた時点で点数計算がおこり、青は3点、赤は2点、黄色は1点と計算します。
だから、できるだけはやい安全な手番のときに青とかを引いておきたいわけです。

というわけで、スティックをグルリとまわして、机の上に置いて、ゲームスタートです。
まず最初のスティックを広げて輪っかとスティックがバランス取るところからちょっと難しいです。

コロコロ。

「青」

子どもが青いスティックを1本引っぱります。

バラバラバラ。

………。
……。
…。

おいおい。いきなりかい。

気を取りなおして、もう1度。

「こんどは、となりのおっちゃんからスタートするな」

まぁ、さっきは子どもだったし。
大人がお手本を。

コロコロ。

「青」

いくらなんでも、1本目で崩れるなんてことは……。

バラバラバラ。

………。
……。
…。

わかった。机の上でするからいけないんだ。
ちゃぶ台を立ててしまって、絨毯の上にスティックを立てます。

今度こそ。

コロコロ。

「黄色」

抜けた。

コロコロ。

「赤」

抜けた。

コロコロ。

「黄色」

抜けた。

コロコロ。

「青」

ギャーー

さっきよりは続いたけど、4人で崩れる。いくらなんでもはやすぎだろう。1周ぐらいは回るはずなのに。

何回かやっても、1周回れません。もう、点数なんて関係ありません。子どもは、ひたすら「青」が出ないことを祈ってサイコロを振っています。

おかしい。

マニュアルに目を通します。

スティックのセットのしかた。

輪っかにスティックを通して、スティックを小刻みに揺らします。そうすると、スティックが次第に開いてきます。

!!!

今まで、スティックをグリッとねじっていましたが、どうやらそれではいけないようです。

ホンマかいな。
ユサユサ。ユサユサ。
たしかに、スティックが広がります。
でも、見た目、さっきとたいしてかわらんぞ~~。

「またやんの?」

「せめて、1周回らな。1周回ったら終わろう」

そして、問題の4人目クリア。5人目、

「青。ギャー、もう終わりやん」

そー。ぬ、ぬけたーー。

なんと、マニュアル通りのセットのしかたをすると、それだけで、2まわり以上してしまったという。

す、すまん。おっちゃんのせいでした。

で、当然、周りはじめると、オモシロくなって、何回も遊んでしまいました。

「うわー。なんかわたしら、はじめは下手やったのに、急に上手になったなー」

実は上手になったのは、おっちゃんのセットのしかただということは、このサイトを見に来てくださってるあなただけの秘密だ(笑)

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年4月京都ドイツゲームスコットランドヤード,トイザらス,ニューエントデッカー,子ども,秘密,13

ティ・タイムが終わって、次にやりたいゲームのリクエストタイム。

「りんさん、やりたいゲームがあって、持ってこられたんですよね」

と親切にバラックさんが振ってくれます。

そう、この日の京都のわたしの秘かな目的は、「エポックの遊んでいないゲームを遊ぼう」でした。
だから、「ニューエントデッカー」をしてみたいなぁと持っていったのしでした。
それを知っておられるので、わざわざテーブルを立てやすいように振ってくださったんですねぇ。

「そうそう、『ニューエントデッカー』ですよね……」

向こうを見ると、「スコットランドヤード」のテーブルが(笑)

「スコットランドヤード」も、持っているけどやったことないゲームです。
「ニューエントデッカー」は、子どもと遊ぶの難しそうだなぁと思っているのですが、「スコットランドヤード」は、「ぱふ」とかに売っていたこともあって、子どもたちとも遊べそうです。

ヘ(^^ヘ)))。。。フラフラ……

バラックさんのせっかくの配慮を無視ですか?
こめんなさい。でも、「ニューエントデッカー」のテーブルは、別にちゃんと立っていました。
次回も、もう1回持っていこう。

スコットランドヤード

 

「スコットランドヤード」は、今のドイツゲームの流れの1番元になったようなゲームです。
日本でも、発売されています。以前は、わたしは、トイザらスとかでも見た記憶があります。でも、最近は、「ぱふ」などで販売されています。
続編に「N.Y.チェイス」というニューヨークを舞台にしたゲームもあります。

怪盗X1人と刑事5人の鬼ごっこのようなゲームです。

ゲームボードには、ロンドン市街の地図が描かれています。その地図の上を怪盗Xと刑事が、「バス」、「タクシー」、「地下鉄」などを使って移動していきます。

マスがそれぞれ、「バス」や、「タクシー」、「地下鉄」の駅になっています。そして、そこから、路線がのびていて、「バス」のチケットを使えばバスの路線を、「タクシー」のチケットを使えばタクシーの路線を、「地下鉄」のチケットを使えば地下鉄の路線を移動していくことが出来ます。

「タクシー」は、小回りが利きますが遠くに一気に進むことが出来なくて、「地下鉄」は、遠いところに一気にいけますが、複雑な町のなかに入っていくことが出来ません。「バス」は、「タクシー」と「地下鉄」の中間ぐらいの性能を持っています。

怪盗Xは、刑事とおなじマスに入ると捕まってしまいます。だから、逃げなければなりません。
刑事は、24時間(24ターン)以内に怪盗Xとおなじマスに止まって、逮捕しなければなりません。
つまり、怪盗1人対刑事チーム5人という感じでゲームは展開していきます。
1対4ですので、簡単に捕まりそうな感じでしょう。でも、このゲーム、刑事のいる場所は、ボード上のマスにコマをおいて示すのですが、怪盗Xのいる場所は、秘密なのです。だから、勘と推理を働かせて、刑事は捜査にいどまなければなりません。

怪盗Xの足取りがまったくつかめないのならば、それは、勘だけのゲームです。
でも、怪盗Xは、自分が移動した移動手段を刑事たちに公開しなければなりません。そして、3ターン目、8ターン目、13ターン目、18ターン目、24ターン目の5回、自分のいる場所を刑事たちに公開しなければならないのです。

刑事のチケットの数は、決まっています。使い切ってしまうとその移動手段が使えなくなるので、注意が必要です。
怪盗Xは、刑事の使ったチケットをすべて使うことが出来るということで、ほぼ、チケットに困るということはありません。

あと、怪盗Xには、「ダブル・ムーブ・カード」と「ブラック・チケット」という特殊なチケットがあります。
「ダブル・ムーブ・カード」を利用すると2回連続で移動できて、「ブラック・チケット」を利用すると、どの交通手段を利用したかわかりません。さらに、「ブラックチケット」を利用すると、怪盗Xにか利用できない移動手段、「船」を利用することが出来ます。「船」は、もちろんテムズの川沿いにしか移動できないのですが、かなり一気に距離を稼ぐことの出来る移動手段です。

今回は、わたしたちが刑事チーム、バラックさんが怪盗Xの役割で遊びました。

最初。
3ターン目に怪盗Xが姿を現すまでは、刑事たちは怪盗Xの居場所を推理するほどの情報はありません。
適当に動きます。

初期配置で、なぜかわたしだけ西の方に配置されてしまいました。そのあたりをウロウロ。
でも、多分、怪盗Xが姿を現す3ターン目には、「タクシー」も、「鉄道」も、「バス」もすべて通っているポイントにいた方がいいんだろうなぁということは、何となくわかります。

3ターン目。怪盗Xが、北東のテムズ川周辺に登場。ブラックチケットで、姿をくらまします。

問題は、テムズ川を船で移動したか、それとも、他の移動手段をとったかということです。
テムズ川を移動したとすれば、わたしの近くに来ているはずですし、他の移動手段をとったとしたら、他の刑事たちのいる北東のあたりに潜んでいるはず。

とりあえず、場所が近いということで、わたしは西のテムズ川周辺に移動。みんなは、怪盗が姿を現した船着き場のあたりを捜査します。

みんなの推理によると、多分、犯人は刑事の裏をかいて、船に乗ってないんじゃないかということです。でもでも、はたして?

8ターン目、意外なところから怪盗Xが現れます。
なんと、西の方。この前のブラック・チケットは、どうやら船で移動していた様子です。そして、まんまとわたしの脇を抜けて、刑事のほとんどいない安全地帯に逃げていたのです。

「やっ、やられた!」

こんな感じで、けっこう、ハラハラドキドキで、ゲームが進んでいきます。
多分、怪盗Xは、もっとドキドキしていたり、1人で悦に入っていたりするかと思うと、ちょっとうらやましいですねぇ。

わたしは、途中で「地下鉄」のチケットをすべて使い果たしてしまって、後半、犯人のいる場所まで足が届かないという間抜けな事態になってしまいました。
チケットをどう使っていくかという管理も、刑事側はかなり大切です。

けっきょく、かなり包囲網を縮めつつも、刑事のチケットを確認して、わたしたちが移動できないところに逃げ切った怪盗Xが勝ちました。

楽しいゲームでしたが、なかなか、一瞬も気が抜けないようなゲームでした。緊張感が、よかったです。
子どもとするには、若干シビアすぎるところがあるのかなぁと感じました。
↑ やっぱり犯人は、捕まってほしいし。怪盗Xの役をすれば、別の感想になるかもしれません。

続編の「N.Y.チェイス」は、そのあたりがかなり刑事よりに変更されているそうなので、また、試してみたいです。
例えば、怪盗Xにも、チケットの制限がついたり、刑事のチケットを個人持ちでなく刑事同士で融通することが出来るようになっています。

あ、あとこのゲーム、犯人用のオシャレアイテム(?)として、バイザーなんてのがついています。
動揺しているところや、目線で犯人のいる地図上の位置が知られないようにかぶるのだそうです。
チープで、間抜けな感じで、いい味出しております。

ほ、本気か?

ゲームウォーク,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2003年1月ゲームウォークダーク・サイド,ブラフ,プロジェクトコア,プロジェクトコア高槻店,マンガ,秘密

ダーク・サイド

さて、これで「プロジェクトコア ゲームウォーク」の日記、最終回です。
長くかかりました。
今回のように、いろいろな日記のシリーズをまぜこぜに書いていくということをしたわけですが、やっぱり、後になればにるほど記憶がうすれていくのは、いかんともしがたいです。

今後は、時系列にそって書くのではなく、印象的なことから書き始めて、忘れちゃったことは、無理には書かないということも必要かもしれません。
頭よくないので、それがなかなかに難しいのです。

最後のゲームです。

他のゲーマーのみなさんは、少し歯ごたえがなかったなかったとに感じられたようですが、りんはけっこう楽しみました。この「ダーク・サイド」。

ダーク・サイドといえば、スターウォーズを思い出します。
このゲームのボードも、なんか宇宙っぽい雰囲気です。謎の金髪の女の人の顔なんかが書いてたあります。
なんかちょっと、アメリカーーンな感じがします。まあ、わたしのアメリカーンな印象が、どれだけ国際的にみて正しいのかはわかりませんが(笑)。

で、ゲームの内容はというと、ジェダイの戦士として巨大な力を振るいながらダークサイドに落ちないように戦っていく……というものでは、全然なくて、わたしたちの日常生活のなかで見落としているような小さな悪事を暴き出していくというゲームでした。

ゲームは、自分の悪事は上手に隠して、人の悪事を暴き立てます。
自分や人の悪事は、カードに書かれています。カードは、「家族」、「友達」、「近所」、「仕事」、「休暇」の5つのジャンルにわかれています。そして、それぞれのジャンルでは、悪事の種類によって、その悪事の点数がついています。
例えば仕事のジャンルでは、「私は毎日机で居眠りをしています」みたいな軽いものなら1点ですし、「私は保険金をだまし取るため、職場に火をつけました。」のように犯罪と言わなければならないようなものは、5点です。

はっきり言って、ジャンルと点数だけが大切で、この悪事の中身は、あんまりゲームとは関係ないのですが、この全然ゲームとは関係のない部分が、このゲームの最大のおもしろいところです。

読むだけでおもしろいですよ。

「私はプールでおしっこをします。」とか、「私は母のハンドバッグからお金を『借りました』。」など、なんか青春の思い出っぽいのから、「私は狂った叔母を屋根裏に隠しています。」などのドキッとするやつ、「私は子供にサンタクロースはいないんだと言いました。」など、これはあかんのかーーと叫びたくなるヤツなどいろいろです。

でも、見てると1点の悪事の1つや、2つ、やっぱりしているかもしれませんねぇーーー。とそういう部分でも、ニヤリとできます。

読むだけでも、おもしろいですが、それではゲームの説明にならないので、ゲームをはじめます。

まずプレーヤーは、悪事のかかれた「秘密カード」を配られます。そして、手札を5つのジャンルごとに合計します。一番点数が高くなったジャンルが、その人のダークサイドです。
プレーヤーは、自分のダークサイドが、どのジャンルであるかを他のプレイヤーに悟られないようにしなければなりません。

手番にできることは、「アクションカードを引く」ことと、「誰かを告発する」ことです。

「アクションカード」には、いろいろな種類があるのですが、基本的に、手札を公開すればするほど、たくさん点数が入ってくる仕組みになっています。
ただし、手札を公開すればするほど、自分のダークサイドに関する情報を他のプレーヤーにさらしてしまうことになります。

「誰かを告発する」のは、リスクがともないます。もし、その告発が間違っていたら、点数がマイナスになります。だから、ある程度、証拠がそろってからになります。

最後のアクションカード実行されるか、全員のダークサイドが明らかになれば、ゲーム終了です。
点数ボードにコマを進めていって、ゲームを終了したとき、点数が1番高いプレーヤーが勝利するというのは、けっこうオーソドックスなゲームのルールです。
でも、自分のダークサイドがなんであるのかを他のプレーヤーから告発され、暴かれてしまったプレーヤーは、この勝利競争からドロップアウトしてしまいます。正体を見破られると、勝てなくなるのです。
そうなると、他のプレーヤーのダークサイドを全部暴いて、自分のと同じ立場に立たさなければ、いけません。全員のダークサイドが暴かれれば、その中で、1番得点の多かったものが勝利者になります。

実際のゲームです。
それぞれ自分のダークサイドがなにかわかったら、スタートプレーヤーを決定します。
スタートプレーヤーは、見かけが一番怪しい人物を選ぶのがよいでしょうととルールに書いてあります。
もちろん、「プロジェクトコア高槻店 ゲームウォーク」に来ている人たちは、みんな大人なので、

「せーのーでで、いっせいに指さして決めような。みんなでいっせいに、『見かけが一番怪しい人物』を指さすで。せーのーで」

てな、後に遺恨を残すようなことはしなかったのですが(笑)。

「ジャンケンポン!」

やはり、わたしがスタートプレーヤーか(笑)。みんな、うなずいていたような気がするのは、被害妄想ですか?

「アクションカード」のなかで、わたしがメチャクチャ気に入っていたのが「自慢カード」でした。

「自慢カード」は、数字を言って自分の前に置きます。
これによって、1つの悪事のジャンルについて手札に1枚か2枚で最低でもその数字になるカードがあることを自慢します。

「俺よー、おめーら気づいてへんやろうけどよー、実は、ワルなんだぜ。家族に7点ぐらいの悪事をしてるワルなんだぜー」

てな感じで、自慢するわけですね(笑)。
もちろん、これは、ハッタリでもかまわないわけです。
ここで他プレイヤーは相談して受け入れるか疑惑をかけるか決めなければなりません。もし自慢が受け入れられれば、その自慢チップ分の点数を獲得します。
もし疑惑がかけられたら、本当のところを言います。手札からカードを公開して証拠を示せば、自慢チップの2倍の点数を獲得します。
もし嘘をついていたら、それを認めて点数を獲得しません。

でかい点数を言うと、ハッタリだと疑惑をかけられることになります。
でも、それかせ本当だと、でかい点数×2倍の点数が入ってくるわけですよ。

えーと、わたしの悪事のカードは、2つのジャンルの得点が極端に高かったのです。
本当に高い方の悪事のカードは、そっとふせておいて、2番目のカードを使って、この自慢をやりまくって、点数を稼ぎまくりました。
こういう、ブラフ系のゲーム大好きです。

普通は、1点、2点の自慢をするんですよ。それを、6点、7点の自慢をして、しかも疑われて2倍の点数ですから、点数、バンバンですよ。
笑いが止まらないというんですか?はっきりいって、本当の悪者です。いやあ、悪いっていうことは、必要以上に自分が大きく見えることなんですねぇ。

点数も、ダントツトップ。

で、中盤、終盤の告発のときが!!
でも、安心。みんなが注目しているのは、2番目のダークサイドです。

トップをたたけということで、告発されるりん。
とうぜん、告発されるのは、2番目のダークサイドです。

告発は、2段階になっています。
告発されたプレイヤーは「法廷での証明」を求めることができます。

「じゃあ、出るとこ出ましょうか」

あくまで、不貞不貞しいワルりんです。
ここで、告発したプレイヤーは告発を撤回して告発チップを戻すことができます。ここで撤回すれば、告発側のリスクはありません。

「訴えてやる」

相手も、引く気はないようです。

「ジャーン、わたしのダークサイドは、これではありません」

この気持ちいいこと。
でも、周りの人間は、

「こんなけこのジャンルが悪いというのに、まだもっと悪いところがあるのかーー」

とビックリしていたと思います。

そして、何周かして気づくわたし。
あの2番目のダークサイドがバレてしまったら、もう、守ってくれるものがなにもない(笑)。

その後すぐ、あっさりと、ダークサイドを暴かれてしまいました。
あとは、人のダークサイドを暴くだけだーー。
と暴れようと思いましたが、すでにゲームは終盤戦。
全員の告発はできずにゲームは終了してしまいました。

ワルになりきれなかったので、いい人ということでひとつ。

後日、このゲームのことを妹に話しておりました。
けっこう、うけておりました。

「いやあ、でも、そんなカードあったら、わたしやったら、どんな悪いこと書くやろう。お兄ちゃんのマンガを勝手にお風呂にもって入って読んでることかな

悪事カードを、自分で書くのだと思ったようです。

「お前、その悪事、何点ぐらいやと思う」

「うーん、1点」

優しいお兄様の指導が入ったことは、書いておきます。
妹虐待?
この悪事は、何点ぐらいですか?