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イブの息子たち3

だんだんと、ネタがわかりやすくなってきて、多少おもしろくなってきて、終了です。

しかし、話によると、総統ネタをしたことを反省して、終了したそうですが、終了したということ以外に、反省の色はまったくないな……。
ある意味、作家として、スジを通したのだと思います。

ここまでオタクだからこそ、「エロイカより愛をこめて」なんかがかけるんだなぁというのかよくわかる。

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ツーリング・エクスプレス5

おおっ、コンクラーベだ。そして、「ファテマ第三の予言」。

文庫が出たのが2001年。連載は、昭和61年で、1986年!!
この人のアンテナ、けっこうすごいな。
しかも、この話に、このタブーをあててくるか……。

と、ちょっと感心した5巻でした。

ネタ的に、古いと感じないですもんねぇ。大したもんだ。

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アラベスク4 第2部 下

わたし、「アラベスク」のラストは、亡命だと思っていました。

いや、3巻のラストも亡命だったのですが、4巻では、ノンナとミノロフが、エーディクに呼ばれて亡命していくところで終わっていたような気がしていたのですが。

どうやら、思い違いだったようです。

うーん、この物語を前に読んだのはいつだったんでしょう?

高校生ぐらいかなぁ?多分、角川の山岸凉子全集で読んでいて、それが出たのが20年ほど前なので、それぐらいそうです。

その頃って、まだ初心だったようで、けっこう今回読んで、性的な話が出て来たのも、全然おぼえていませんでした。

今読んでも、充分におもしろいです。多少、ドラマ的に古さは感じるのですけどね。

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ツーリング・エクスプレス4

3巻がけっこう重たい話だった反動からかもしれませんが、4巻の「ロマンティシュ・エクスプレス」は、ちょっと軽めのお話でした。
もっとも、子どもを巡って、大の大人がドンパチなんだから、実際は、軽くも、明るくもないんですけどねぇ。

「黒のミラージュ」も、ある意味、冗談みたいなお話ですし。
ディーンは、ああいうのを否定しないんですね。まあ、否定も、肯定もしないというのが、生き方なのかも。

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アラベスク3 第2部 上

文庫本は、4巻にわかれているわけですが、こうやって4巻にきると、ちゃんと巻の終わり終わりが物語の大きな区切りになっていて、山岸凉子が、計算し尽くしてこのマンガをかいていたことがわかります。

今の「舞姫 テレプシコーワ」も、長いからそういう構造的なものは見えてこないけど、まとまったら、しっかりとわかるのかもしれません。