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スペース・オペラの読み方

実は、この本の前に「スペース・オペラの書き方」という本があるらしいのですが、それは、今のところ手に入らないので、とりあえずこっち。

先輩のSF好きから、色んな話を聞かされたんだよという野田 昌宏ですが、多分それって、今、この人の本を読んでいるわたしたちと同じなんだろうなぁと思ったりします。
そして、本を読むよりも、多分、直接はなしを聞いた方が、もっとおもしろいと思います。

「スペース・オペラの読み方」とかいいながら、けっこう取り上げられているのは、ものすごいスタンダードで古典的な作品が多いです。

そして、「SF英雄群像」と同じく、また、すっかり読んだつもりになるという……。

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エッジウェア卿の死 クリスティー文庫7

長編ポワロも、7作目。
そろそろ、ちょっと飽きてきたかも(笑)

まあ、トリックとか、犯人とか、そういうのではなくて、ポワロならこんなことを言うよねとか、こんな行動するよねというとこいらへんに。

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ウィンターズ・テイル 下

ピーター・レイクが復活したのには、ビックリしました。
そうか、そういう宗教的なお話だったのか……。

う~ん、わたしにとっては、ベヴァリーが出てこない時点で、魅力半減だったかも。

まあ、街の奇跡そのものが、彼女を表しているのはわかるのたでけど……。でも、やっぱり、生身の体にこだわってしまうなぁ。

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ウィンターズ・テイル 上

「チャールズ・ディケンズの奇怪な登場人物、ガルシア・マルケスの魔術的リアリズムの手法、ジョン・アーウィングの悲喜劇性、トールキンの神話創造力」

なんて、紹介のされ方をしていますが、そのどれとも、とてもかけ離れた1つの才能だと思います。

でも、この才能は、若干、ムラがあるような気がします。
いや、わたしの方で、この才能を受け入れる下地が充分にないだけかも。

大人のファンタジーです。本当の意味で、「大人のための」というのは、実はあんまりないのかも。これは、多分、「本当の意味で大人のための」ものです。
大人でないと、理解不能。

こと恋愛に関するお話、運命の2人が出会ってからは、メチャクチャ面白いのです。でも、その前段が……辛い。この前段が、ものすごく大切で、出会ってから後の2人を方向付けていることもわかるのですが、それでも、辛いのです。

これは、ヒロインのベヴァリーが、輝いているだけに、余計に辛い気がします。

そして、お話は、いきなり未来にいくし。

なんか、面白そうになったところで、はぐらかされている感じがすごくします。

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風太郎の絵

多分、全部、1度は読んでいるんじゃないかと思います。

怖い話になりそうなんだけれども、ギリギリのところで、いい話でおわっている物語がほとんどです。
これぐらいのバランスが、好きなんだけどなぁ。

といいつつ、「自分ぼっこ」は、読んだ当時は、けっこう怖かった思い出があります。