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アラバスター 手塚治虫文庫全集

手塚 治虫は、けっこう嫌っていたという「アラバスター」ですが、わたしはけっこう好きです。
多分、少年チャンピオン・コミックスの1巻から2巻ぐらいまでを立ち読みして、続きは読めなかったのかな。これは、最後の手塚 治虫の解説を読むと、どうやら、全集が出た後出てたコミックスだったようです。
亜美がだんだん悪に染まっていくところに、大人な雰囲気を感じでドキドキしていました。

ものすごい怪奇な怖いお話だと思っていたけれど、今見るとそれほどでもないですねぇ。

ラストは、ちょっと尻切れトンボな感じです。
手塚 治虫は、ロックや、ゲンが嫌いと書いていますが、そうすると、アラバスター本人はそれほど嫌いでもなかったのかも。

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ブラック・ジャック12 手塚治虫文庫全集

最終巻。
結局、コミックスに収録されなかった話があと2話ぐらいあるという話です。

最後の話も、最終話という感じではなくて、まあ、手塚先生が生きていたら、きっとどこかで話がかかれていたような気がします。
最終巻自体は、前の巻でやっちゃった感じがありますからねぇ。あれを最後にもってきても良かった気がします。全集なので、年代順なのかな。

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勇者ダン 手塚治虫文庫全集

動物に育てられた子どもが……という、ターザン的なお話が2編。
「勇者ダン」の方は、アイヌとそれがもつ超文明ということで、手塚 治虫の工夫というか、ロマンが見られます。
あとの「シュマリ」や、「三つ目がとおる」に繋がっているテーマかなぁとも思います。

おもしろいのが、ダンっていう名前が、主人公のアイヌの子どもの名前ではなくて、相棒のトラの名前だというところですね。その感覚は、すごいわ。

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ブラック・ジャック11 手塚治虫文庫全集

「人生という名のSL」が、あまりにも走馬燈で、これが最終話かと思ったのですが、あと1巻あるようです。

今調べてみたら、これで一旦、連載は終了したらしい。
なるほど、そういう感じの作品です。

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ルードウィヒ・B 手塚治虫文庫全集

宮崎 駿が、「風立ちぬ」で堀越 二郎を借りて自伝を書いたように、これも多分、ベートーベンを借りて書いた手塚 治虫の自伝なんじゃないかなぁ。
まあ、宮崎 駿ほど、元ネタをメチャクチャにはしていませんが。

このクオリティの作品を死の直前までかいていたんだから、凄いです。