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6月のうつぼゲーム会が、6月29日(日)うつぼ会館で開かれました。

「うつぼゲーム会」も、残すところ今回をふくめてラスト2回です(本当は、もう7月のうつぼも終了しました。レポートがおくれております)。
「うつぼ会館」の収容人数が、参加していただく人数に対して、だいぶん限界にきているというこもあり、「うつぼゲーム会」は、会場を変えて「ゆうもあゲーム会・大阪」として生まれ変わります。

「ゆうもあゲーム会・京都」も発足しましたし、関東の方でも、ゆうもあゲーム会をたちあげようという動きがあるようです。
こうやって、気軽に、町々に子どもやご家族が、ボードゲームを楽しむ場所が増えていくといいですねぇ。

今回は、ゲームを運搬する車がないということで、わたしが、車で靱会館まで行って、ゲームの運搬をすることに。
大阪までは、けっこう遠いのですが、1回「彦根カロム」を持って行って遊んでみたいということもあり、まぁ、車でいけるというのは悪くないなぁと。

高速に乗るとけっこう高速代が高くつくので、バイパスと下の道を通っていきました。
休日で、朝、ということもあって、渋滞とかにあうことなく、けっこうスムーズに靱会館まで着くことができました。

方向音痴のりんが、スムーズに?
これもすべて、ナビのおかげですねぇ。これがなかったら、とても、

「大阪まで行きます」

とは言わなかったと思います。
役に立つヤツです。

では、覚えているゲームだけ(笑)、紹介していきたいと思います。

カウントダウン

また、お客さんの少ない午前中。
最初に遊んだゲームは、「カウントダウン」。

4種類のサイコロが、すごく考えてあります。
なかだるみしやすい中盤に、ゲームがすごく動きやすくなっていて、終盤は、ゆっくりテンポでハラハラ感を盛り上げてくれます。

もちろん、いつも、確率通りにゲームが動くわけでなく、

「そんなことありえへんやろーー」

という展開になることもあり、ゲーム慣れしていない人、初対面の人とするには、なかなか盛りあがる優れもののゲームではないかと思います。

ただ、サイコロを振り続けるだけのゲームなので、何回も、何回も、くり返しするのはちょっと苦しいです。

そして、苦しいほど、何回も何回も、サイコロを振り続けるわたしたち(笑)

「もう、終わろう。次のゲームしよう」

「ダメー。今度は、50点まで爆発しないルールでするの」

だれかが、失点30点を越えたらゲーム終了というルールで遊んでいたのですね。それを何回かした後、さらに失点50点終了ルール……。

なんか、2年生の子の今回のお気に入りゲームだったようで、終わらせてもらえません。
こんなけしたら、いろいろな超常現象も見ることができました。
「一気に『3』『2』『1』『0』と4つカウントダウン、そして爆発」の現場と、「4つともサイコロ同じ目で即爆発」というめずらしいものを見ました。

記憶によると、どっちも、わたしが自分で出していたような気が。
もしかして、わたしって超能力者?

「もうかんべんしてくれ~」

「えー、もっとこれで遊びたいのに。しかたないなぁ。じゃあ、次はこれ」

「ギャー」

ナッシュ

「次は、これ」

と言って見せられたゲームが「ナッシュ」でした。
またまた、思いっきりサイコロが振れるゲームです。
なんてヘビーな連続攻撃。
まあでも、このゲームはしたことないので、遊んでみよう。

「ナッシュ」は、6つのサイコロを振り合うゲームです。
ちなみに、「カウントダウン」は、4つのサイコロを振り合うゲームでした。増えとるんかい!
まあでも、ルールは全然ちがいます。サイコロも違います。ナッシュで使うサイコロは、普通の6面ダイスです。

プレーヤーは、騎士です。
カードの山が2つあって、カードには、「お城」の絵とか、その他いろいろな特殊技能とかの絵が描いてあります。
その2つある山の1番上のカードのどちらかを、サイコロを振って獲得していくのがゲームの基本的な流れです。

カードには、サイコロの絵が描いてあります。例えば1枚のお城のカードを例に取ると「4」、「4」、「4」、「2」と4つのサイコロが描かれています。
このカードに描かれたサイコロよりも、強いダイスの目を出せば、カードを獲得することが出来ます。

ダイス目が強いというのは、どういうことか?それは、同じ目を出しているサイコロをたくさん作るということです。
例のお城の場合は、「4」の目が3つ描かれていますから、とにかく、6つのサイコロのうちで「1」から「5」のなんの目でもいいから、同じ目を4つ出したらOKです。また、カードには「4」の目3つと「2」の目が描かれていますから、自分の振るサイコロは、「4」の目3つと後と「2」よりも大きな目がでたら、それでもOKです。

でも、いきなり6つサイコロを振ってそのうち4つが同じ目なんてことあまりあり得ません。その確率は……、自分で考えてください。
だから、プレーヤーは、好きなサイコロを残して3回まで振りなおすことが出来ます。
でも、「6」の目は最悪です。「6」が出たら、なんとそのサイコロは、使えません。振り直しに使うこともできません。

こうやって、カードをどんどん集めて、自軍を充実させていくわけです。
そして、このダイスゲームが、外のダイスゲームとは、少し違うところ。それは、他のプレーヤーが持っているお城を攻撃できることです。
この場合は、お互いにサイコロの振り合いになります。そして、今まで獲得した特殊カードによって、いろいろな特殊技能を使うことが出来ます。例えば、「2」の目のサイコロ1個分になるカードとか、いろいろな特殊カードあります。

勝利条件が、3つあります。
これも、このゲームの変わってているところというか、工夫ですね。
勝利条件は、

  1. 城カードを4枚獲得する。
  2. 城カードを4枚獲得して、王様に挑戦して勝つ。
  3. 城カードを2枚獲得して、決闘カードを3枚持っている。 

の3つです。
だから、積極的に、相手をガンガン攻めていくことも出来ますし、専守防衛に徹して国力を充実させて勝利を狙うことも出来ます。
このあたりのいろいろな選択肢が、このゲームを遊ぶ人の幅を広げていると思います。

ちなみに、勝利条件の2の王様は、爆裂に強いです。「5」が3こに「1」です。このゲームでは、「6」は除外の数ですから、最低でも自分も「5」を3つ出さなければなりません。
そして、王様に負けると自分のお城を1つ潰されてしまうという厳しいペナルティがあります。

今回は、2年生の子と2人で遊びました。
で、今回とった作戦は、「とにかくお城を集めて、勝利条件1を満たす」でした。で、「お城がないときは、ひたすら決闘をいどんで、決闘カードを集めて、勝利条件3も狙う」
もちろん、相手がお城を取っていたら、そのお城をめがけて攻撃します。鬼。
2人だと、攻撃相手が1人しかいないので、固定しちゃいます。だから、持っているお城の奪い合いになることが多いようです。
だから、この作戦は、2人プレーでやると、けっこう激しい叩き合いになることが判明しましました。

まぁでも、叩き合いも楽しいですよ。「カウントダウン」が、サイコロ振っている間、他のプレーヤーとあまりかかわりあいが少ないゲームですので、また違った楽しさが楽しめます。

相手は、わりと慎重作戦です。カタパルトとか、アイテムを充実させようという作戦ですね。
でも、サイコロの目がいいのが災いします。だって、「6」ばっかり出してくれます。

わたしの方は、おりゃあと、城カードを相手から奪ったりして、3つのお城と決闘カードを3枚集めました。

「おっちゃんの勝ちー」

「えー、何でーー」

本気で、抗議しています。
どうやら話を聞くと、家で遊ぶときは、お城4つの勝利条件しか採用していない模様です。

「むーー」

納得いかないようなので、そのままお城が4つ集まるまで続けます。大人でしょ。
で、鬼のような攻撃で、4つのお城を集めます。
そろそろ、サイコロも、振り疲れてきました。

「よし。今度こそ、お城4つで、おっちゃんの勝ちー」

「むー。このカードが全部なくなるまでやるのーー」

山札全部なくなるまでやると、主張しております。

負けず嫌いとか、そういうのでは多分なく、ただただひたすらサイコロをゴロゴロと振っていたい小学2年の初夏であったという……。

ナッシュ

/ Abacus


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アフリカ

彦根カロムは楽しいですが、アクションゲームですので、3、4回すると疲れてきます。
4年生の従兄の子どもは、まだ連続して遊べそう…というか「やっと調子出てきたとこやん」という感じですが、わたしは、そろそろ集中力がきれてきます。

まあ、遊ぶゲームは、他にもいろいろありますから。次は、ちょっと考えるようなゲームがいいかな。

といいつつ、2人ですからねぇ。
「ギプフ」とか、「タムスク」とか、「アバロン」などの2人用ゲームがあるのですが、以前、この人たちと遊んだときは、「ガイスター」がイマイチの評判でした。
アブストラクトゲームは、避けた方が無難そうです。

リクエストとして、以前遊んだとことのある「ヒューゴ」と「ブラフ」の名前が出たので、ちょっと遊んでみますが、以前は、兄弟3人とわたしの4人で遊んでいましたので、あのときみたいな盛り上がりはないなぁ。

ということで、いろいろ考えて、まず思いついたのが「カルカソンヌ」でした。
2人ぐらいでも、全然、OKのゲームです。
もってきて、箱を開けてみたら、しもた、追加セットが全部まざったままです。
うーむ。追加セットの「1」はいいのですが、「2」をいきなり入れてするのは、少しややこしいなぁ。
まあ、「商品」のチップと「ブタ」と「測量士」のコマをのけてやるという選択肢や、タイルを分けるという選択肢も、考えたのですが、今回は、パスしよう。
↑ 追加セットとわけておいたほうがいいなぁ。ということで、今は、分かれています。すぐに遊べます。

2人で楽しいゲームか。
4年生ですからねぇ、多少、複雑なものでもできるはずです。

ということで、次にもってきたのは、「アフリカ」でした。
2人~5人まで遊べるゲームです。プレーヤーは、探検家になって、アフリカの地図のかたちをしたボード上を探険します。
人数が少なければ、自分が動く範囲が増えて動きやすいですので、はじめて遊ぶときは、2人~3人ぐらいの少人数の方が、オススメかもしれません。
5人になると、ちょっと世界が狭いかなぁという感じです。

ルール説明していると、家に来ていたお客さんのおばさんが、

「おばちゃんも、まぜてもらおうかな」

とやってきました。
お、3人。3人ならば、別のゲームを選んでもよかったのですが、このゲームも、わかりやすいゲームなので、まぁいいか。

「うわ。難しそうやな。おばちゃん、わかるやろか」

まあ、ボードとたくさんのチップを見ると、はじめて遊ぶ人は、ちょっと心配しますが、やってみれば、簡単なゲームです。
それほど、時間もかかりませんので、1回目はルール説明しがてら遊んでみます。

おばちゃんが南の果ての喜望峰のあたりから、子どもは北の端から。わたしは、くびれた部分、多分、ナイジェリアぐらいから、スタートです。
いつも、思うのですが、3人でするとき、真ん中って、損じゃないかい?

「アフリカ」の基本の行動は、移動して(しなくてもいい)、チップをめくるです。めくったチップにあった行動をする。これを2回繰り返すだけなので、とっても簡単です。

「貿易品は、同じのをどんどん集めると点数が高くなっていきます」

とか、

「金とか宝石は、1番たくさん持っている人と2番目にたくさん持っている人しか、点数が入りません」

とか、チップが表向けになったときに説明していけばいいわけです。
点数表の和訳は、人数分あった方がいいですねぇ。1

ただ、後半戦は、チップをめくるかわりに隣接する「動物」や、「原住民」を動かすという選択肢も増えてきますし、ベースキャンプも建てなければなりません。
でも、それも、割と順番に出てきてくれるので、順を追って説明していける感じです。

ちょっと、チップがかたまっていたようで、おばちゃんのいる南の方は、交易品が中心に出ます。そして、北の方は、金や宝石が中心に。わたしのいる中央地帯は、地味に動物などで点数を稼いでいく感じです。
交易品は、手に入っても点数になりませんので、北の子どもの点数とわたしの点数が拮抗して、南のおばちゃんの点数は、ちょっと伸び悩みです。

このゲームで、ちょっと難しいのは、「ベースキャンプ」の使い方です。
2種類の使い方があります。1つは、金や宝石を自分のものにします。もう、1つは周りを探険して点数を取ります。
まあでも、あんまり周りを探険するという機会は出てこない感じですねぇ。後半戦になって、もう、近くに宝石泣いときに、「使っちゃえ」って感じで使うのかなぁ。
ベースキャンプをおくと、その周りにあるめくられた金や宝石のチップを自分のものにすることが出来ます。
だから、出来るだけたくさん金や宝石がめくられた地点でベースキャンプを建てると、一気にたくさんの金や宝石が手にはいることになります。

ということで、わたしは、金や宝石が出ている北の方に向かって行きます。
で、ベースキャンプ。

「人がめくったやつでも、取れるんや」

ベースキャンプでは、自分のめくった金、宝石しか取れないと思っていたようです。
この辺の思いこみというのは、こっちで全部理解して説明していくというのは、ちょっと無理。

「えー、言っといてくれたらー」

とか言っても、どうしようもないやん。

そうとわかれば、もう、金と宝石の取り合い。
あいては、1つでも、2つでも、隣に金か宝石があれば、ベースキャンプを置くという乱暴な作戦でした(笑)。
でも、案外、ベースキャンプが枯渇するということはなかったです。
あれで、OKなのか?

もう1つ、

「えー、言っといてくれたらー」

と言われたのは、移動。1回に2マス移動できるということでした。はじめの1手目は移動できないし、それ以降、1マス移動でこと足りていたので、これは言い忘れ。こっちのミスですな。

「それやったら、こっちに行かんと、あっちに行ってたのに」

「まあまあ」

これは、こっちが悪いと思っているので、ちょっと弱い。
あと、ルールでわかりにくそう(?)だったのは、おばちゃんが、

「ああ。これ残しといたら、いいことあるんかと思ったは」

とベースキャンプをあんまり使わなかった(残しても、1つもいいことないので使い切りましょう)のと、「宝石」は「宝石」だけ、「金」は「金」だけで数を数えるのですが、一緒くただと思っていたようですね。
前者は「勝手な思いこみ」なのでしかたないですが、後者は説明が必要だったですね。

さて、終わって点数計算してみると、金と宝石の数が、わたしと子どもで、同数でした。同数の場合は、2人とも8点プラスです。
で、チマチマとした貿易品の合計をします。

おばちゃんの貿易品ですが、

「わー、わたし、5つ全部そろったのが2種類もあるわ」

おい!
怒濤の24点。
一気に逆転どころから、点数マーカーがアフリカ1周しております。

よー出来たゲームだ。

ということで、この後、ルールもわかったことだしということで、もう1回「アフリカ」を遊びました。

その時は、

「この貿易品、かえっこしたら、わたしの2つになるけど、相手は3つそろうしなぁ」

など、高度な(?)考えも出されていました。

うむ。はじめてでゲームなれていない人たちでも、なかなか楽しめました。

アフリカ

/ Goldsieber


  1. 以前は、ネットにあったのですが今は見あたりません []

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今年の夏休みは1、父方の従兄の子どもたち3人と伯父と伯母で、海に行く予定でした。

1泊2日。
1年前の夏に、ことの子達とボードゲームを遊んだのが、わたしのまともなボードゲーム暦の始まりです。
1年ぶりに出会って、昼は海、夜はいろんなボードゲームを楽しもうと思っていたわけです。

でも、夏休み前に、主催者だった伯父が倒れてしまって2、残念ながら、海に行く計画はお流れになってしまいました。

わたしは、子どもたちとたっぷり遊ぶ時間がなくなって、すっかりがっかりしていました。

そこで、8月11日に、実家の近くで花火大会がありましたので、「そこに遊びに来ないかい」と子どもたちをよびました。

この従兄の子達は、3兄弟です。中3、中1、小4です。
まあ、突然のことだったのと、このお家は、お寺でして、お盆の間は稼ぎ時で、めちゃくちゃ忙しい。
子どもも、小坊主さんをしたり、寄り合いの食事の用意をしたりしないといけないんですねぇ。
まあ、1番上は、勉強しないといけない受験生でもあります。

で、小4の子が1人で遊びに来ました。
花火の時間まで、ゲームしよ。

ということで、いろいろ遊びました。

彦根カロム

まわりには、わたし以外にも大人のお客さんはいるのですが、子どもと遊ぶのわたしだけだろうということで、2人で遊べるゲーム。

うーん。でも、こうして考えると、2人で楽しく遊べるゲームって、けっこう難しいですねぇ。

この子とは以前、「ヒューゴ」と「ブラフ」を何回も遊んでいるのですが、どっちも、2人でするには、ちょっとというゲームです。
「ギプフ」シリーズなどのアブストラクト・ゲームは、2人用なのですが、この人、絶対、こっち系のゲームは向かないことがわかっています。
以前、「ガイスター」やったときも、あんまりウケよくなかったのです。

でも、今のわたしには、2人で遊ぶときの強烈な味方があります。
その名は、「彦根カロム」。

単純なおはじきゲームなのですが、子どもをひきつける力、1回やってみようかなという力は強いです。
同じおはじきゲームの「カラバンデ」にも、けっこう負けていないと思います。

というわけで、まずは、ワンゲーム。
わたしも、大分、このゲームに慣れてきたので、終わらないということは、なくなってきました。
相手は、はじめてなので、終了時には、マイナスにになっていましたけどね(鬼)。
まあ、1回するなかで、わたしも教えてもらってた、指の痛くないストライカーのはじき方とか、パックの横をはじいて、自分のストライカーが、ポケットに落ちないようにすることなど、コツをいくつか教えます。
早く成長して、おんなじぐらいの実力になってくれたほうが、おもしろですからね。

さて、結構圧倒的に勝ったのですが、相手は嫌になるどころか、

「もう1回」

と言っています。
花火大会まで、時間はたっぷりあります。
では、もう1回。
今度は、ハンデをつけてみます。
子どもは、ストライカーをポケットに落としても、ペナルティなしというルールです。
わたしの方は、もちろん、ペナルティです。

時間がないことが多いので、子どもと2回続けてこのゲームをするという機会が今までなかったのですが、2回目って、けっこう侮れないです。
1回目に比べると、狙いが断然うまくなっているんですねぇ。

ペナルティなしというハンデは、わたしレベルではきつかったようです。
なんと、2回目は、負けてしまいました。
うん。今度から、はじめてする子と遊ぶときは、これぐらいのハンデをつけるといいかもしれないです。

で、楽しかったので3回目。
こんどは、子どもは2回ストライカーをポケットに落としたら、ペナルティでマイナス1というルールでやりました。

でも、3回目になると、ストライカーをポケットに落とすなんてこと、ほとんどしなくなっていました。
わたしの方は、なんと、自分のパックを落としきる前にジャックをポケットに落としてしまい、なんとペナルティでマイナス5を喰らってしまって、今まで落としたパックをほとんどジャックスポットにかえさなければならないことになってしまったりしました。
若者にくらべると、3回目は、集中力が落ちております。

3回目は、最後の最後パックあと2つというところで、相手がミスをして、わたしが自分の手番で落としきってなんとか勝ちました。

うーむ。充分、堪能できました。

  1. こう書くと、まるで大人のわたしにも夏休みがあるように思えるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。それでも、子どもが「夏休み」とよぶ期間は、割と仕事が忙しくない期間であるのは確かです []
  2. 今では、伯父は何とか元気になってもうすぐ退院します。 []

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無事、大盛況のうちに第1回の「ゆうもあゲーム会・京都」終了です。
スタッフは、後かたづけ。

彦根カロム

車でゲームの運搬をしているスタッフが「カロム」を持ってきていたので、スタッフの1人とちょっと講習会。
いや、けっして、子どもがいるときは遊べないから、この時間を使って遊んでやろうという魂胆は、結構あるけど……。
ほら、ご家族が、このゲームの遊び方を聞きに来たとき、答えられないとこまるじゃないですか(笑)

自分の色のコマを、ストライカーというコマではじいて、四隅の穴に落としていくゲームです。ストライカーを直接指ではじくわけですが、このコマは、四隅の穴に落ちてはいけません。落ちてしまうと、ペナルティとして、もうすでに落ちた自分の色のコマを盤の中央にもどさなければなりません。

2人とも、このゲームするのは、ほぼ初めてです。

相手は、さすがにゲームになれているというか、器用というか、けっこう上手にコマを穴に落としていきます。
わたしはというと、狙いがはずれると、必ずといっていいぐらいストライカーが穴に落ちてしまうんですねぇ。

だから、いくら自分のコマを落としても、ペナルティですぐにそのコマを盤に戻さなければなりません。

お、終わらん……。

と、ベテランからのアドバイスが。

「直線で穴に落とそうと狙うんじゃなくて、横の方に当てて、ななめにとばすといいよ」
なるほど。穴、狙うコマ、ストライカーが一直線に並んでいると、少しずれて狙ったコマにあたらなかったとき、ストライカーは穴に一直線です。
でも、横に当てるようにすれば、たとえずれても、自分のストライカーは壁に向かって進みます。

上手な人同士がやると、5分もたたずに終わってしまうそうです。
わたしたちのプレーは、

「あー、もう、本当に部屋を閉める時間だからかたづけてーー」

と言われても、まだ続いておりました。

ラビリンス

ゲーム会終了後。
スタッフは、夕ご飯を食べに古都の町に繰り出します。

夕ご飯を食べるといってもそれだけではないです。これが、重要なスタッフミーティングの場でもあるわけですよ。

大人は、ご飯を食べ終わっても、真剣な顔で白熱した議論を繰り広げています。
子どもは食事が終わったら、お座敷の横の方でゲームのボードを広げます。
そして、なぜかわたしは、子どものなかに(笑)

今では、祖母も亡くなり田舎に帰ることも少なくなりました。まあ、以前はお正月などになると、親族一同が集まっていたわけです。
父親は、7人兄弟です。父方の従兄弟は、10人近く。そしてそれに、父の兄弟の連れ合いやら、従兄弟の連れ合いやら、その子どもやら。めちゃくちゃたくさんが一堂に会します。
まぁ、田舎は寺ということもあり、広さだけには困らないわけですが、やっぱり飲み食いするものが違うということで、子ども用のテーブルと、大人用のテーブルに分かれて食事とかするわけですね。
なぜか、田舎でも、わたしの席は、子どもの席と一緒にあるのですよ。
いや、一番大きな理由は、わたしが酒を飲めないからなんですけどね。大人の席には飲み物は酒しかないけど、子どもの席はジュースなわけです。
あと、大人の席の食べ物が刺身の時に、子どもの席はフランクフルトが出ていたりして、ラッキーみたいな(笑)
えーと、わたしより年若い従兄弟たちが、どんどん子どもの席を卒業していくなか、なぜか、わたしだけ(いや、従兄弟の子どもとか、本当の子どもはいるんですけどね)が子どもの席にいるという。

なんか、そういう運命みたいやで。

なんか、ガサゴソとバックを漁って出てきたゲームは、「ラビリンス」。
以前、6月うつぼゲーム会(レポートまでです)で、「マスターラビリンス」を遊んだときに、

「これよりも、普通の『ラビリンス』の方が子どもと遊ぶには遊びやすいよ」

というアドバイスを受けたので、今回は、こっちを持ってきたのでした。
その時、聞いた話では、「ジュニアラビリンス」は、簡単すぎるなぁということでした。
「マスターラビリンス」との一番大きな違いは、宝物がタイルにあらかじめ印刷されているというところです。
それから、ゲットする宝物は、「マスターラビリンス」の場合は、1番の宝物、2番の宝物……と、順番にさがしていくことになっていましたが、<b>「ラビリンス」</b>の場合は、最初にカードを5枚引いて、その自分の5つの宝物を探していくというかたちになります。他のプレーヤーが、どの宝物を探しているかは、基本的にわかりません。
あと、2回連続で動ける「魔法の杖」がありません。

その他の部分は、だいたい同じです。
でも確かに、その部分が違うだけで、たいそうわかりやすいです。

1つに、タイルに宝物が印刷されているということは、押し出しワープのルールが適用されるのはコマだけということになります。
それから、目標になる宝物は変わりませんので、それをゲットするにはどうすればいいのかを、他の人が動かしているときに考えることができます。

押し出しワープのルールは、おもしろいのですが、状況がいろいろになりすぎて難しい部分ですし、人の手番のときに自分の動かすタイルを考えておけるので、長考も多少少なくなります。
まぁ、大人には、そこが「ぬるい」と感じられるのかもしれませんが、わたしと子どもは、これぐらいがいいです。

いやぁ、このゲームで、ぼくが他の人にアドバイスをするなんて、思ってもいなかったよ。
やった他のメンバーは、2年生、幼稚園児、幼稚園児でしたけどね。

楽しめました。
こうして、和気藹々と古都の夜は更けていったのでした。

Ravensburger ラビリンス

/ 河田


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7月31日(木)。
午後から、仕事がお休みだったので、1度行きたいと思っていた京都の「トーイハウス童」に行ってきました。

事前に下調べ。
自動車で行けるかどうかというのが、けっこう重要です。
Webサイトの紹介には、駐車場6台分とかいてありますから、多分大丈夫でしょう。

方向音痴で苦しんでいるわたしですが、最近、強い味方ができました。それは、カーナビ。これさえあれば、もう迷いません(車に乗っているかぎりは…)。
実際、6月の「うつぼゲーム会」に自動車で行くことができたのも、このカーナビのおかげです。なかったら、そんな無謀なことはしなかったと思います。

サイトで、電話番号をメモして、自動車に乗ります。
電話番号を入力したら、目的地の場所を示してくれる優れものです。

で、ナビに電話番号を打ち込むと……。

「登録されておりません」

と殺生な声(笑)

もう1回、部屋に戻って、ネットでサイトを呼び出して、住所をメモします。

ナビに住所を打ち込んで、出発進行です。

「トーイハウス童」京都店は、上賀茂神社の近くにあるお店です。
意外と細い道を通っていかなければなりませんので、自動車で行くのはオススメしないかな。でも、駐車場とかはしっかりとありますので、車の置き場所にこまるということはありません。

扉をあけてなかにはいると、木のおもちゃがたくさんならんでいます。
わたしが行ったときは、平日の昼ということで、お客さん、お店の方、両方ともお店のなかにはおられませんでした。

なかにはいるとドアチャイムがなって、奥からお店の方がカウンターに出てきてくださいました。

平日の昼におもちゃ屋にいるあやしい男(笑)

ゲームのたなは、入って左側の一角でした。
テーブルがあって、そこで、あそんでみることが出来ます。

「説明させていただきますが……」

とは、お店の方の言葉です。
とりあえずはじめてきたので、どんなのがあるのかよく見てみます。ということで、

「だいたいわかると思いますから、いいです」

まだ、自分がどんなキャラクターか設定していなかった。。今はただの怪しいおじさんです。

ゲーム類は、カードゲームがすごく充実している感じでした。

でも、すっごい目を引く、大きなゲームも飾られています。
木で作った四角い大きな盤。4すみには、丸い穴があいています。
そして、2色のパック。
こ、これは、「カロム」。しかも、彦根カロムではない、多分外国製のカロムですねぇ。
なんか、その前にも、すごい大きな箱があって、どんなゲームかわからないのですが、気になるところです。

「ザップゼラップ」なんかも、「ツァップ・ツェラップ」なんて名前でおいてあります。

2階は、絵本などがおいてあるフロアでした。カーテンで、部屋がしきってあって、向こうには人の気配がありました。
イベントとかする場所かもしれません。

また、1階に降りてきて。
見れば見るほどカロムです。

「いやぁ、わたし、滋賀県から来たんですけど、あれって『カロム』ですよね」

思わず自分から話しかけるやつ。

「はい。外国のもので、日本では『おはじきビリヤード』という名前で売っているんです。
でも、彦根のカロムとちがって、コマガおちる穴がまるくて小さいでしょう。それで、こっちの方がちょっと難しいんですよ。
 どれぐらいの子が遊ぶおもちゃをお探しですか?」

きたっ。定番の質問。
こっちから話をふったら、正体をあかさないわけにはいきませんねぇ。

そういえば、われらが「ゆうもあ」の一階さんは、何回か、ここに来て話をしたことがあると言っていたなぁ。
ということで、今回は、正直に、

「わたしも、一階さんと同じように、『ゆうもあ』でいろいろなご家族と遊んでいるのですが」

というと、

「はい。はい。はい」

納得していただけたようです。

小学生ぐらいの子たちと遊んでいるという話をすると、

「これがオススメですよ」

と「ドット」と「スピード」と「りこうなバウアー」を。

「『りこうなバウアー』は知っています。これって、本当は、4枚そろえないといけないゲームなんですよね」

このゲーム、「3枚同じカードをめくればよい」と日本語のルールには書いてあるのですが、カードの数がどう考えても4枚で1組なんです。
それで、きっと元は4枚で、3枚がヴァリアントルールか何かじゃないかと思っていたのです。

「よく、ご存じで。そうでも、でも、かなり難易度があがるんですよ。だから、3枚になっています」

長年の疑問がとけました。

「ドット」は、うつぼゲーム会でおいてあるところは見るのですが、遊んだことはないゲームです。遊ばれているところも、あんまり見てないなぁ。

「やってみましょう」

ということで、お店の方が遊んでくれました。
いいお店は、これがありますねぇ。ほんとうに、自分のあつかっているおもちゃを大切に、また、おもしろいと思っておられます。

「ドット」は、足し算のゲームです。ちょっと低学年には難しいかな。計算がスラスラできることと、注意深さが必要です。

「スピード」は、トランプの「スピード」とちょっと似ています。2人用のカードゲームで、かなり短い時間で遊べます。
こっちは、りんが子どもと遊ぶのにはピッタリです。

その他にも、サイコロを振って、棒を穴に落としていくゲーム(ちょっと簡単すぎるかなと思いました)などを遊ばせてもらいました。

「小学校ぐらいなら、これもいいですよ~」

と出してこられたのが、カロムの前においてあったすごく大きな箱でした。すごく大きなといっても、もちろんカロムには負けるんですけどね。でも、ボードゲームの常識からするとかなり大きめです。

出てきたのは、円い木の板。木でできた棒。丸いコルク。たくさんの積み木。

???

「これも、楽しいですよ」

机の上に、木の棒を立てます。木の棒の上は、丸いコルクがのるように少しほってあります。そこにコルクをいれて、その上に円い木をのせます。

えーと、小さい頃に、指の上で皿回しとかしませんでしたか?あんな感じです。

「えっ。えーー」

のるわけなさそうな円い木が、コルクの上にあっさりとのったので、ビックリ。
もちろん、ゆらゆらとゆれています。

「この上に、この積み木をのせていくんですよ」

「マジ?」

そんなんすぐ落ちるやろう。と思って、積み木をのせてみます。
上の円い木は、ユラユラゆれますが、平気なんです。

すごいバランスゲームです。
これは、一気に欲しくなりました。

「これは、いくらぐらい?」

買えない値段ではなかったので、棚からおろしてきて、すぐに自分の足下においておく。持ち慣れない大金を持った子どもですな。

このゲームが、「バンプレオ」
実は、バラックさんが欲しがっていたゲームだとは、このときは全然しりませんでした。
そして、ゲームを棚から取ってきた後、また、積み木をおいてみる。

「このゲームは、こうやっておいていく遊び方と、全部はじめにおいておいて積み木をとっていく遊び方ができるんですよ」

全部積み木をおいて、あのコルクの上にのるんでしょうか?スゴイ。

「重たいとコルクがたわむので、のりやすくなるんですね。そういうところも、木で考えてつくってあるんですねぇ」

なるほど。

「ヴィラ・パレッティ」と同じく、背の高いバランスゲームなので、崩れるときは、メチャクチャ派手でした。

それから、思い出す。
「ボードゲーム天国02」に気になるゲームがあったことを。

「森の影」です。
Webをまわっているとこの記事がきっかけで気になっている人、あっち、こっちで見かけます。
このときは、でも、名前をしっかり覚えていなかった。
ここなら、あるか?

「えーと、ゲームで、ロウソクを使って遊んで、ドワーフがでてきて、シュピールグートのシールが貼っているんですけど、わかりますか?」

そのとき、わたしが、出せる情報はこんなけでした。

なんと、こんなけだけで、お店の方、カタログから探してくださいました。

「これは、取り寄せになりますね」

ということは、取り寄せたら手に入る。
うーむ。なやむ。
だってこれ、部屋を暗くして遊ぶんですから、ゲーム会とかでは無理なんですよ。だって、他のゲームやってる人が迷惑ですから。
家で子どもと遊ぶっていっても、夜、子どもがわたしの家にいる状況というのがどれぐらいあるか。
遊べないゲームになる可能性もあります。

ゲームって、ボロボロになっても、コマがなくなったりしても、やっぱり遊ばれてなんぼのもんだなぁというのがわたしの考えなんですね。

「ちょっと考えさせてください」

「はい、お決まりになりましたら、メールでも、電話でも連絡下さい」

というわけで、まだちょっと、迷っています。
「バンボレオ」と「ドット」と「スピード」を購入して、その日は、帰りました。
うーむ。「森の影」。どうしよう。

今度行くときまでには、結論を出したいと思います。
とっても、よいお店でしたので、きっと8月中にもい1回ぐらいは行くと思います。

どうしよう。プレイレポートが欲しいなぁ。